議会活性化等に関するアンケート調査とその結果について
1.アンケート調査について
1)対象
関東地区の1都6県(栃木・茨城・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川)の全市区議会(計192)。
2)アンケート内容(詳細は別紙「アンケート用紙」)
以下のような、各議会の仕組み・運用に関連する約40の質問とした。
・「議会の公開状況」に関する質問
会議の公開状況(傍聴の可否、議事録の公開等)、HPの状況、
政務調査費の公開状況 など
・「議会の活性化状況」に関する質問
一般質問や討論の頻度、議員・市民の参加状況 など
3)アンケート回収状況
・回収率
181市区(94%)から回答をいただいた。
・回答いただけなかった議会
栃木県:真岡市
茨城県:筑西市・結城市・鹿嶋市・神栖市
群馬県:藤岡市
埼玉県:深谷市・蕨市
千葉県:浦安市・四街道市
東京都:東村山市
*なお、茨城県稲敷市議会からは、アンケート調査期間が合併の前であるために回答を見送る旨の連絡があったため、今回の資料には掲載していない。
2.評価方法について(参考データとしての点数評価。詳細は別紙「配点内容」)
各項目に対する回答内容を点数評価する際は、以下の視点に基づいて方針等を立てた。
なお、議会の様々な仕組み・運用方法等については、多様な考え方があり、以下の視点は現在の当会の総意である。
・議会に属する各議員は、公式の場においてできるだけ活発に議論をするべきである。
・行政・議会の情報は、できるだけ一般に公開されるべきである。
・住民参加等の要請に対しては、できるだけ配慮がなされるべきである。
3.調査結果について(詳細は別紙「総合ランキング」)
300点を満点として各議会を“採点”した。
1位・224点の小金井市議会から、60点台の議会まで、バラつきが大きい。
会議・議事録の公開状況や住民参加の状況の相違がこの差に表れている。
なお、今回の“採点”に当っては、「回答内容=各議会の実情」として対応させていただいた。
4.今後の当会の対応について
今回の調査をより有効に活用するため、さらなる分析を進めるとともに、各地の議員有志・住民有志とともに、よりよい議会をめざして議会改革を進めていきたいと考えている。
第一弾として、調査を基に(2005/11/12)公開学習会を開催する。
また、一定の間隔で同様のアンケート調査を繰り返して行い、今後の変化を調査していくことも検討している。