2011.12.23 「原発・都民投票」を実現しよう! 

 東京電力の原発の是非を問う「原発・都民投票」の直接請求の署名活動が全都的に始まっています。
 *詳しくは→http://kokumintohyo.com/branch/

 小金井市は市長選があったため、1週間遅れで、12/19から2/18が署名期間です。本日、前原暫定集会所で「スタート相談会」を開き、当面の街宣計画などを立てました。

12/24(土)15:00〜16:00 OKストアー前
  25(日)15:00〜16:00 コープ東京・貫井南町店前
  26(月) 7:00〜 8:30 東小金井駅南口(北口)
  27(火) 7:00〜 8:30 武蔵小金井駅北口
  28(水) 7:00〜 8:30 武蔵小金井駅南口
      15:00〜16:00 武蔵小金井駅南口
1/ 9(月)10:30〜12:30 市民交流センター周辺
      11(水)15:00〜16:00 武蔵小金井駅北口
19:00〜 相談会@前原暫定集会所
  18(水)15:00^16:00 OKストアー前
  25(水)15:00〜16:00 イトーヨーカ堂前
      19:00〜 相談会@前原暫定集会所

 追加の日程・お知らせなどは「直接請求を成功させる会・小金井」のブログに順次アップします。ぜひご参加ください。


 
 
 2011.12.3 市長選、「小金井新時代」は終わらせない

 市民自治こがねいは、市長選に向けた見解を掲載した「散歩だより79号」を発行しました。
 
 「漢人あきこの市議会れぽーと123号」(オモテウラ)も発行。今回は片山議員の「片山かおるのいっしょにカエル通信30号」との合同号です。

 
 
 2011.11.5 11月12日で佐藤和雄市長が辞職します

 私たちの応援した佐藤和雄市長がわずか半年での辞職という事態となってしまいました。簡単な経過など、取り急ぎご報告します。昨日の多摩川衛生組合の正副管理者会議で当面のごみの受け入れの方向が示されたようですが、市民自治こがねいとしての見解と、私たちのレポートは事態の状況をもう少し見定めてからまとめる予定です。

 以下、片山かおるさんと漢人の共同の報告です。

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 11/1、佐藤和雄市長は辞職届けを提出しました。議会で退職の期日が議決されたので、11/12に退職となります。
 一年間に排出が予想される可燃ごみの処理量の残り5,500tの処理について、広域支援をお願いした三多摩のどこの自治体とも契約ができず、11/15には可燃ごみの収集が停止することが危惧されていました。
 その直接的な原因は、4月の市長選挙での、ごみ処理に関する「20億円のムダ使い」という表現であり、佐藤市長は当選後すぐに謝罪撤回を行い、関係市にも謝罪に回りました。6月議会では、議会としても佐藤市長に猛省を求める決議を全会一致で可決しました。私たちも、選挙中の表現とはいえ、思いが至らなかった反省の意をこめて賛成しました。その後、9月議会ではさらに、応援議員5人からの反省の見解を述べています。
 佐藤市長は緊急タウンミーティングを開催して市民に説明する一方で、関係市への謝罪と依頼に回り続け、10/25の市長会でもお願いをしましたが事態は改善しませんでした。収集停止の期日が迫るなか、議会でも佐藤市長の責任が厳しく問われ、辞職を求める声も大きくなっていました。
 そして11/1の朝日新聞の朝刊では、他市の市長からの辞職を促す発言が掲載されました。  佐藤市長は11/4の多摩川衛生組合の正副管理者会議への出席が認められ、そこで収集を依頼することになっていたため、その前に辞職を表明して重大な決意をもって依頼をした、と示すために11/1段階での辞職を選んだ、という経緯です。

 私たちは佐藤市長を選挙で応援した議員として、非常に残念な結果になってしまったと思っています。多くの市民から付託された責任は重大で、市長としてできることを最大限にやりぬくことが責任を取ることだと考えていました。
 小金井のごみ問題を根本的に解決するためには、今でも全国トップクラスのごみ減量をさらに進め、分別と資源化に取りくみ、最終的に可燃ごみにするものを極力減らしていくことがまず求められます。行政が道筋をたてて最優先で取り組めば、可能なことは多くあります。その上で、可燃ごみとして処分しなければならない量を見定め、処理方式を検討することが必要です。

 小金井の抱える課題はごみ処理だけではなく、大きな問題がさまざま山積みになり行き詰まっています。確かな市民目線を持った佐藤市長なら市民とともに解決していけたのではないかと悔やまれます。
 とても残念な結果となりましたが、佐藤市長が立候補し当選したことで、多くの若い世代が政治に期待と希望を抱き、市政に関わりたいという住民自治の思いが膨らんできたことが、佐藤市長の一番の大きな功績ではないかと思います。
 私たちは、この住民自治の思いへの火が消えないように、市民とともに歩んでいきます。

 以下、11/1本会議での「退職の期日の同意」に対して、片山が行った反対討論です。賛成は19名、反対は、田頭さん、片山、漢人でした(青木さんは欠席、野見山さんは議長のため採決に加わらず)。手続き的には、辞職そのものではなく、期日に対する議決ではありますが、私たちの思いを込めて反対しました。
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 佐藤市長がなぜ辞めるのか、理由がまったく説明されないまま、退職の期日の同意を議決してよいのでしょうか。
 これまで可燃ごみ処理について、さまざまな場で議員からも佐藤市長の責任が追求されてきましたが、私は辞める必要は全くないと考えます。むしろ、今こそふんばって市長選の公約であった『ごみゼロ化への長期計画をたてる』こと、そして『ごみの発生抑制に取り組む』ことを強く押し進め、これからの小金井のごみ問題の解決に全力を尽くすべきであったと考えます。
 小金井が抱える多くの問題を解決したいと熱く願う、なんのしがらみもないひとりの市民として、多くの市民の期待のもとに、4月の市長選で当選したばかりであり、これからやるべきことを多く残したまま辞職してしまうことに、私は強く反対し、『市長の退職の期日に関する同意』ができないことを表明します。

 
 
 2011.10.10 10/12公開議員研修会
   もっと開かれた議会へ!―議会基本条例の意義と役割

 小金井市議会では、私達の任期中の来年3月までに、議会基本条例をつくることを決めています。そのための議員研修会を市民にも参加していただき公開で開催します。
 ぜひ、ご参加ください!


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もっと開かれた議会へ!

―小金井市議会 公開議員研修会―
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日時:10月12日(水)午後7時〜9時
会場: 市役所本庁舎3階 第1会議室
   小金井市本町6−6−3 武蔵小金井駅南口5分

講師: 廣瀬 克哉 さん (法政大学法学部教授)
     専門は行政学・自治体学
     自治体議会改革フォーラム代表、日本自治学会理事など
テーマ: 議会基本条例の意義と役割

市民から直接に選挙で選ばれた市長と市議会。それぞれの機能を十分に生かして、より良い市政をめざすのが二元代表制です。
小金井市議会はこれまでも議会改革に積極的に取り組み、全国的にも高い評価をいただいています。
もっと、もっと、市民に開かれた議会にしていくために「議会基本条例」をつくることになりました。
いま、「議会」に何が求められているのか、一緒に考えてください!

参加費無料

■主催:小金井市議会
 問合せ・申込先:小金井市議会事務局 042-387-9947


 
 
 2011.10.10 ごみ問題で9月議会は3週間の大幅会期延長

 10月4日で終了の予定だった9月議会は、予定された議事は終了しましたが、異例の3週間の大幅会期延長となりました。

 多摩川衛生組合にお願いしている今年度の可燃ごみの広域支援の契約量が11月中ごろで終了してしまうにもかかわらず、いまだにその先の支援をどの自治体(処理施設)にも受けていただけない状態にあるため、議会としても必要があれば迅速な対応を取るためです。
 そもそもの小金井市のごみ処理行政の迷走の問題はありますが、今回の事態は直接的には佐藤市長の選挙公報等での「ごみ処理費用 20億円のムダ使い」という表現にあります。

 佐藤市長はすでに6月議会で「発言の撤回と謝罪」をしていますが、私自身も選挙に係った立場から大いに反省しています。このたび市長選で佐藤さんを応援した5人の議員で見解をまとめ、6日の本会議で公式に発言をしましたのでご報告します。

 なお、市長はじめ担当のみなさんは緊急事態回避のために奮闘中で、緊急タウンミーティングもすでに2回開催していますが、さらに追加日程も発表されました。
 ■10月22日(土)午後2時〜5時
       会場:小金井第二中学校 小体育館
 ■10月23日(日)午後3時〜6時
       会場:東中学校 柔剣道場


 以下、6日の本会議で読み上げた文書です。
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可燃ごみの緊急事態を受けて
−4月の市長選挙での選挙公報での主張についてお詫びいたします−

 私たちは4月の市長選挙で佐藤和雄さんを応援しました。
 その選挙での私たちの対応について、みなさまにお詫びをしなければならないことがあります。
 それは、佐藤市長が選挙公報や政策チラシなどで使用した「稲葉市政のムダ使い 4年間で20億円 ごみ処理」という事実誤認であり間違った主張が、これまで小金井市の可燃ごみを引き受けていただいてきた自治体などの関係者のみなさまにご不快な思いを与え、今後のごみ処理の広域支援に大変深刻な影響を与えていることです。
 私たちはそれぞれに選挙への関わり方は異なっていましたが、選挙公報で「応援します」と名前を出した責任は重く、「20億円のムダ使い」という主張を認めてしまったことについて真摯に反省しています。 そのため、6月議会では「佐藤市長の市長選挙公報等におけるごみ処理問題での主張に対し猛省を促し、早期に安定的なごみ処理体制の確立を図ることを求める決議」に賛成し、その姿勢を示してきました。
 現在のいっそう厳しい事態に陥っている現状を受けて、あらためて、私たちの状況認識の甘さと誤った判断などにより、市民のみなさまに多大なご迷惑をおかけしていることを深くお詫びいたします。
 小金井市のごみ処理をお引き受けいただいてきた処理施設周辺にお住まいのみなさまをはじめ関係者のみなさまに感謝を申し上げるとともに、深く陳謝いたします。さらに小金井市の責任のある、そして安定的なごみ処理体制の確立に向けて努力することを表明します。

  2011年10月6日

                        小金井市議会議員
                            青木ひかる
                            片山かおる
                            漢人あきこ
                            田頭ゆう子
                            のみやま修吉


 
 
 2011.8.28 9月議会が始まります〜レポートも発行

 明後日から9月議会が始まります。決算審査も含む長い議会です。燃やすごみの処理委託先や市民交流センター取得と住民投票をめぐる動きなど重要課題も山盛りです。
 9月議会の概要をお知らせする「市議会れぽーとNO.122」を作成しましたのでご覧ください。

■9月議会の主な議案

○一般会計補正予算 6億6500万円の増額
【歳入】
・昨年度繰越の追加 5億
・地方交付税 1億 *今年度は交付団体になりました
【歳出】
・基金積立 6億(財政調整-3億、庁舎-1億、環境-1億、都市再開発-1億)
・第4次男女共同参画行動計画策定支援委託料
・放射能分析検査委託料(空間線量、土壌)
・市議会インターネット中継(ユーストリーム経費)
・可燃ごみ処理費用減+剪定枝資源化予算増

○2010年度決算
 一般会計は10億円、特別会計を合わせると11億円の黒字。単年度では一般会計が5億円の赤字です。
 市税収入は前年比4億円2%の減。

■漢人の一般質問  9/7(水)午後2:00頃〜

【1】「個別外部監査制度」を導入し、前代未聞の市民交流センター経過の検証を
 監査機能の独自性・専門性と、行政の透明性の向上をはかるための「個別外部監査制度」の条例化を求めます。八王子市や町田市で も導入しています。また、複雑な市民交流センターの経過の検証には「個別外部監査」の活用がふさわしいのではないでしょうか。

【2】官製ワーキングプア―の改善を急げ
 非常勤職員の待遇改善の現状と実施予定、公契約条例の2012年度制定に向けたスケジュールなどを確認し、着実な実行を求めます。

 
 
 2011.7.28 原発なくてもダイジョウブ!

 定期点検中の原発の再稼働が難しそうな状況です。今動いている原発が予定通り順番に定期点検に入っていけば、来年の春にはすべての原発が止まります。
 原発が止まると電力不足になる、電気料金が値上がりすると言われますが、そんなことはないという試算がNGOや研究者から示されているのに、なぜ間違った認識がまかり通るのでしょう。
 6月議会で、「当面の電力需給対策に関する意見書」が自民党から提案されましたが、その文面には「浜岡原発の停止要請で夏場の電力不足が全国的な問題に発展している」と間違った内容がありました。中部電力の原発への依存率は約10%と低く、浜岡原発を停止しても十分な電力供給が見込めるし、全ての原発を停止しても電力は足りると複数のNGOが試算を発表しています。訂正を求めましたが、断られたので、その点を指摘する討論をして反対しました。

 原発のコストが「安い」とされるのは、燃料採掘費も、廃棄物処理費も、事故補償費用も、そして原発立地地域にばらまいてきた莫大な補助金・交付金もほとんど含んでいないからです。

 夏の電力不足が騒がれ、一律15%節電が要請されていますが、最も必要なはずのピーク時のカットや分散よりも原発必要キャンペーンが目的のようです。ライフスタイルや社会の見直しを含む徹底的な省エネは大歓迎ですが。

 歪められた情報がまことしやかに流されて、逆に正しい情報がデマ扱いされ、風評被害を招くと規制されたりしています。資源エネルギー庁は一般市民によるネットやツイッターの原発情報の監視事業を7000万円で契約したとの報道がありました。原発って実に民主主義になじまないシロモノです。

 6月議会報告の市議会れぽーとができましたので、ご覧ください。
 討論、議員報酬の収支報告も更新しました。

 
 
 2011.6.30 新市長の初議会、やっと終了!

   新しい佐藤市長のもとでの初めての定例議会が、会期の延長を経て28日の午前2:30に、やっと終了しました。
 初めての施政方針への質疑は2日間にわたり、全議員による質問と佐藤市長のていねいな答弁は画期的でしたが、一方で、市長選での公約や主張を巡る同じ質疑が、何度も何度も何度も繰り返されるなど、「質」的には課題の多い議会の実態もかなり明らかになりました。

 注目すべきは、市民有志によるユーストリーム中継!!
 本会議、委員会のほぼすべてが生中継されました。
以下のサイトで録画がご覧になれます。
http://goo.gl/uJJNj
 
 今議会では福島原発事故による放射能汚染に関する陳情も複数提出され、多くの質疑が行われ、市の対応もある程度示されました。
 また、関連する国や都への意見書も複数可決したのですが、漢人提案の意見書は共産党議員からの後ろ向きな質疑を経て否決になってしまいました。

●意見書のタイトル
「福島原発事故による放射能汚染地域の早急な被ばく検査体制の整備と対策を求める意見書」
●採決態度
賛成:みどり・市民ネット(5人)、こがねい市民会議(1)
退席:共産(4)、自民(4)
反対:民主・社民(4)、公明(4)、改革連合(1)

質疑の様子、ぜひ市民ユーストでご覧ください。
http://www.ustream.tv/recorded/15658434 *34分から
http://www.ustream.tv/recorded/15659228 *23分から

 
 
 2011.6.15 新市長の施政方針に議員全員が質問!

 新しい佐藤市長のもとでの初めての定例議会が進行中です。初日の施政方針演説に対しては議長を除く23人の議員全員が質問をするなど、いっそう活発な議会になっています。

 市民有志の方が連日の議会の様子をユーストリーム中継をしています。
市議会探検隊Blog http://watar00.blogspot.com/
UST http://www.ustream.tv/channel/watar00でご覧になれます。
録画は→ http://www.ustream.tv/channel/watar00/videos

 今回はまた、市民からたくさんの陳情(27件)が提出されています。福島原発事故を受けた「放射能」関係の陳情(以下の5件)は全て陳述者からの熱心な発言もあり厚生文教委員会・建設環境委員会の各委員会の質疑の様子では概ね実現の方向が確認されました。
○小金井市での放射能測定に関する陳情書
○子どもの被曝量最小化のための意見書を小金井市議会から国へ提出すること。に関する陳情書
○子ども達のすこやかな成長のための学校給食の安全性確保に関する陳情書
○国の食品に関する放射能暫定基準見直しの意見書提出を求める陳情書
○「国策の原子力エネルギー政策を見直し、自然エネルギー政策への転換を国に求める意見書」を国会に提出することを求める陳情書

 私も今回は、一般質問でも建設環境委員会でも、市としての放射能測定の積極的な取り組みを求めています。


 
 
 2011.5.28 6月議会が始まります!

 議会人事を調整する会派代表者会議を経て、24日の臨時議会で後半2年の体制が決まりました。
 この「人事」というのが、実に * * * * * !! 毎回、市民感覚からかけ離れた「議会文化」をイヤというほど思い知らされる数日間です。
 議長は、野見山修吉さん(みどり・市民ネット)、副議長は、中根みえさん(自民党)。
 私の所属は、建設環境委員会、庁舎建設等調査特別委員会、議会運営委員会と、前期と同じです。
 新しい委員会構成は、こちらをご覧ください。

 24日の臨時議会では、新市長の就任あいさつや一時金条例への自民党議員の質疑への答弁もあり、6月議会を前に佐藤市長の議会デビューとなりました。


主な議案 ━━━━━━━━━━━━━━

●一般会計補正予算 9830万円の増額
・市民交流センターでの二つの事業委託料 1511万円
 9月ピアノコンサート、3月市民参加コンサート
・環境配慮型住宅の維持管理費・備品購入 889万
・緊急雇用創出事業2つ 161万
・災害対策の備品購入 1607万
・家具転倒防止器具取り付け事業 4199万

●市長などの給与に関する特例条例
 市長20%、副市長・教育長10%カット、市長退職金不支給
 *佐藤市長の公約です


漢人の一般質問 ━━━━━━━━━━━━━━━━━

6月9日(木)午後1:00からの予定です。
2項目で通告しました。
 *放射能対策は片山さん(同日3:30頃から)との連携質問

■1.「放射能汚染」の現状と自治体としての対応について

(1)チェルノブイリ原発事故と小金井市の対応

(2)福島第1原発の事故による放射能汚染の現状と対応
@政府の対応と評価
A風評被害とは何か
B小金井市としての独自の対応を


■2.市役所改革の推進を

(1)官製ワーキングプア―の改善に向けて
@非常勤職員の待遇改善のスピードアップを
A公契約条例の策定は進行しているか

(2)市議会議員の報酬についても特別職報酬審議会に諮問し、定期的に検証するべきではないか

(3)審議会等の委員を議員に委嘱することを見直さないか
@市長の諮問機関である審議会等の委員を議員に委嘱することは二元代表制にそぐわない。条例・要綱等を見直さないか
A議員として委嘱する場合は、無報酬にするべきではないか


 
 
 2011.4.28 新しい市長で新しい小金井を!

 24日の市長選で当選し、さっそく昨日から、佐藤かずお市長の仕事が始まりました。
 稲葉前市長の前から長らく続いてきた自民党市政からの大転換です。さまざまなところに喜びと戸惑いが駆け巡っているようです。

 佐藤さんとは、選挙の応援をするにあたって、当選したら「従来のような与野党関係ではない、本来の二元代表制にふさわしい緊張関係のある市長と議会の関係をつくろう」と確認しています。一方で、議会でも改選までの2年間で「議会基本条例をつくる」ことになっています。

 新しい小金井にふさわしい「新しい議会」をつくることも、市政改革の重要ポイントです。佐藤市長を誕生させた市民パワーにも期待しつつ、今度はもう一つの市民代表である「議会」を変えるために頑張らなくちゃ!

 
 
 2011.4.16 あらためて食品の放射能測定を 

 3月議会の終盤、予算委員会の最中に東北地方太平洋沖地震が起こりました。
 直接の地震・津波被害も甚大なものですが、福島第1原発事故によって、さらに大きな被害が進行中です。

 チェルノブイリ事故以来、地道に続けてきた食品の放射能測定活動も、3.11以降、その意味はガラリと変わってしまいました。基本的に「ゼロ」だった身近な食品の測定値が、20キロ以上離れた小金井でも一挙に3ケタに跳ね上がっています。
 放射性セシウムは雨とともに、ここ小金井にも降りました。
 桜吹雪と一緒に風に舞ってもいるのでしょうか。

 これ以上のリスクを回避するために、地域からのエネルギーシフトを着実に進め、原発のない未来をつくっていくことが必要です。明日からの全国の市区町村選挙で、たくさんのエコフェア議員が誕生することを祈っています。


■ 食品の放射能測定を申し込んでください

 小金井市には市が維持管理する食品の放射能測定器があり、市と運用契約を交わした市民団体・放射能測定器運営連絡協議会が測定しています。
 私はこの活動の当初からのメンバーです。

 具体的な測定の申し込み方法は↓↓にあります。
http://www.ne.jp/asahi/levelzero/earth/measure.html

 この測定器の購入と運用はチェルノブイリ事故後の市民の署名活動から始まって20年以上続いています。ちなみに、このような市民活動がいまも続いているのは全国でも小金井、藤沢の2市だけです。

 協議会では、この間、連日「テスト測定」を行っていて、市内で購入・採取した葉物などから高濃度の測定結果がでていますが、これらの測定結果は、市との運用契約により公表することができない状態です。
 協議会では市に運用契約内容の見直しを求めていますが、市の対応は芳しくありません。

 せっかくの小金井市の測定器です。
 食品の放射能汚染とは、残念ながら長い付き合いをしなければなりませんから、うまく市民が活用していけるように改善していきたいと思います。


 
 
 2011.3.1 駅前ホールその後&市長報酬は検証不要?!

 暖かくなったり、寒くなったり、花粉が飛んだり、ムズムズしながら、着実に春に向かっていますね。
 小金井市議会は前半の本会議が昨日で終わり、明日から各委員会です。
 3月22日の最終本会議のころには桜もほころぶでしょうか。

 昨日の本会議では、登記ができなくてUR都市機構の暫定管理で4月オープンとなった駅前ホール(市民交流センター)に関する市長報告と質疑がありました。URから届いた経過報告書の内容の不十分かつ不誠実さと、見直し案として示された「9月引渡し」については、全〜く見通しが立っていないことが、あらためて明らかになりました。
 市長から「これでは納得できない」として報告書の出し直しを求めることになりました。議会としても全会一致で質問状を出す方向で調整中です。


報告 2/24 漢人の一般質問から ■□■□■□

●市長や議員などの報酬を市民参加で見直す仕組みを

 市長と議員の報酬の現状を確認し、「特別職報酬等審議会」による公開の検証を行うことを求めましたが、稲葉市長からは「その考えはない」との答弁。
 「検証」も不要とは・・・?!

 稲葉市長は報酬審議会を10年間開催してきませんでした。
 以前は報酬アップを諮問する審議会でしたが、この10年は社会経済状況が大きく変わっています。名古屋市のように半額などという乱暴な議論ではなく、引き下げも含む特別職の報酬のあり方を市民参加で真摯に見直すことが必要です。

*小金井市の市長と議員の報酬は以下の通り----------

<市長の報酬> 年約1600万円
 + 一部事務組合の役員報酬(6組合) 年222万円
 + 退職金 12年で約4000万円
 + 年金 ←市長「あると思うけどわからない」との答弁!

<議員の報酬> 年約850万円
 + 政務調査費 年36万円
 *議員年金は6月廃止の予定


 
 
 2011.2.10 第1回定例議会 一般質問&主な議案

 来週15(火)から2011年第1回定例議会が始まります。
 来年度予算を含む議案の山が届き、昨日、一般質問も通告しました。また、今回は市長の施政方針への会派質問を16(水)に行い、その録画をインターネット配信します。みどり・市民ネットでは、会派メンバー6人で内容を分担して順番に質問します。その通告も本日が提出期限でした。議会準備に追われる毎日です。

/// 主な議案 ////////////////

■補正予算
国の補正予算による交付金を利用した新規事業を予算化。実施はほとんど来年度
市民交流センター買い取り予算はそっくり来年度へ持越し

■2011年度予算
一般会計 371億9100万円(前年比 41億6600万円、10.1%減)
特別会計含む合計 567億5271万円 (〃 38億1140万円、6.3%減)
・公務員住宅完成などで市税収入7億円アップの予測だけど、ほぼ同額の当てにしていた借金(臨時財政対策債)が減額に
・生活保護費が大幅増(特に若者)、借金の返済額もアップ

■小金井市児童扶養手当条例の廃止
■福祉会館、自転車駐車場、他の指定管理者の指定(継続)
■JR高架化に伴う市道路線の登録変更


/// 漢人の一般質問 ///////////// 2/24(木)14:00頃〜

1.市民主権・市民自治の拡大につながる
  住民投票制度の整備を

(1)住民投票に関する地方自治法改正案について
(2)市民参加条例の市民投票に関する「手引き」作成の進捗状況
 @作成スケジュール
 A住民、議会、市長発議のそれぞれの具体的な実施手順
(3)住民投票条例の制定について

2.市長や議員など特別職の報酬を
  市民参加で見直す仕組みを

(1)市長や議員の報酬のあり方についての市長の見解を問う
 @市長、議員の報酬の現状
 A任期12年間の取組みと考え方
 B名古屋市議会解散の住民投票の結果について
(2)特別職報酬等審議会による公開の議論を
 @2001年以来10年間開催せず、この5年間設置を凍結したのはなぜか
 A今年度、委員の選任を行うこととした理由と開催予定
 A今後、定期的に開催し、報酬額等の検証を行わないか


/// みどり・市民ネットの施政方針への質問 /////////////
2/16(水)14:00頃〜 
(野見山修吉)
1.地方主権と自治基本条例について
(1)地方主権改革についての市長の考えは
(2)市政執行の法的な規範として、執行機関と市民、議会との関係、市民参加、市民協働、住民投票、情報公開、職員のあり方、財務などについて「小金井市のかたち」としての自治基本条例を定めないか

(漢人あきこ)
2.小金井市環境方針に基づいた全庁的な環境政策を
(1)「ごみ問題」は、安定的処理体制の確立のみではなく、環境配慮を優先した非焼脚方式の導入を明確にするべきではないか
(2)2011年度は環境マネジメントシステムの本格定着が問われる。あらゆる面での環境配慮を優先した地域づくりを推進するとした環境方針に則った事業所としての総合的な基本体制の強化を

(青木ひかる)
3.新庁舎建設市民検討委員会の答申を、リース庁舎の早期解消につなげよ
(1)2013年末の契約満了までに建設を終えるために、今すぐあらゆる方策の検討を
(2)それでも困難という結論を得た場合は、新庁舎竣工と同時に賃借を解消するために、新年度当初から契約更改の交渉を開始せよ

(渡辺大三)
4.買ってはいけない!駅前ホール(市民交流センター)
(1)「一棟登記ができない」のも、「引き渡しの無期延期」も重大な契約不履行であり、市に購入義務はない
(2)庁舎建設基金すら積めない危機的財政状態を直視し、巨額の赤字垂れ流しハコモノ購入は断念せよ

(片山かおる)
5.教育格差解消と人権・平和・男女平等施策の充実を
(1)必ずしも高学力の子どもばかりではなく、家庭環境等の理由で生じる学力格差をどのように認識し、解消していくのか。教育環境の真の充実とはなにか
(2)人権・平和・男女平等施策は啓発だけでは不十分である。市政全般で、どのように具体的に取り組んでいくのか

(田頭祐子)
6.地域福祉と子育て・子育ち支援
(1)共生のまちづくりを進めるため、障がい者の生活支援、就労支援の充実を
(2)低所得、離職、失業等による若者の貧困への支援は
(3)子ども支援の施策には、子どもの意見を反映せよ


 
 
 2011.1.15 駅前ホールはUR管理で4月オープン?!

 13日の駅周辺整備調査特別委員会で、市民交流センター(駅前ホール)のその後の経過の報告がありました。
 「施設はUR都市再生機構から無償で借りて、備品は市が購入し、指定管理者との契約も市が行って4月オープンの準備をしたい」というのが、12月22日の市長の方針でしたが、これが大きく変わり、「市や市民の使用を前提として、URが暫定管理する。備品の購入も、管理業者(指定管理の予定事業者)との契約もURが行い、4月にオープンする」となったとのこと。市議会で買い取り議決ができる状況になるまでURが管理し続けるそうです。
 これから詳細についての調整が行われ、今月下旬に開催予定の市議会全員協議会(会議も議事録も公開です)で報告されます。

 中途半端な状態で、備品購入などに税金が使われることはなくなりそうで一安心ですが、とにかく全国初の異例のケースですので、ひとつひとつを慎重に進めることが必要です。

 
 
 2011.1.12 脱!官製ワーキングプアの年に

 片山総務大臣が1月5日の記者会見で「自治体は自ら内部では非正規化、アウトソース化を進めて官製ワーキングプアをつくってしまったという自覚と反省が必要だ」と発言をしています。
 また、昨日の朝日新聞夕刊のコラムでは、竹信三恵子さんが「官製ワーキングプア」と題して昨年の全国各地での具体的な改善の動きを紹介しています。

 12月議会の私の一般質問で、小金井市役所では主な非常勤職員の100人以上が年収200万円以下だとわかりました。総務部長の“好きでやってるんだし、ちゃんと契約してるんだから問題ない”という趣旨の、まさに無自覚・無反省の象徴みたいな残念な答弁もありましたが、担当課と非常勤組合間では、まず4月からの報酬アップ、さらに先進的な荒川区を参考に実質的な昇給制度導入などの協議も進んでいます。
 今年は官製ワーキングプアが大きく改善される年にしたいですね。

 新しい「市議会れぽーとNO.118」を発行しましたので、ご覧ください。 →こちら

 
 
 ★ 2009年12月までのレポート