★ 2000年〜2001年のレポート   
 2001.12.28    星野哲朗さんが教育委員の再任を辞退。一人欠員になってしまいました。

 12月議会で市長から提案され、議会が賛成多数で同意をした星野哲朗さん(作詞家、梶野町在住)が教育委員の再任を辞退されました。
 朝日新聞では24日の朝刊で報道されましたが、26日に緊急の会派代表者会議が招集され、市長から経過の説明がありました。
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 11/20 市長が星野さんに会い再任を引き受けていただいた。
 11/22 議案を議会に送った。
 12/3  本会議で賛成14、反対7(漢人、生活者ネット、共産党)、退席2で可決。
 ・・・  議会の同意を受けたので辞令交付の日程連絡をしたところ難色を示された。
    市長から再任を依頼する手紙を出した。教育委員会事務局からも働きかけ。
 12/22 市長が星野さんに会ったが辞意が固く、了承した。
 12/24〜教育委員一人欠員
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 辞退の理由は、10月に就任した日本音楽著作権協会の会長職が予想以上に忙しいためとのことですが…。
 今回の議会には「教育委員会の情報公開を求める陳情」が提出され全員賛成で採択されてもいます。
 3月にはもう一人の委員の改選もあり、2人の選任になります。
ぜひ公募制を導入するよう求めています。
 2001.12.24    12月議会が終わりました。再任用条例は継続です。


12月定例議会が、20日予定通り終わりました。
焦点だった「再任用条例」は継続審議となり、
職員団体との再協議を求めるなどの2つの決議が可決されました。

「再任用」ってご存じですか?
年金制度が変わり、支給年齢が遅くなるのにあわせて
支給されるまでの継続雇用が図られつつありますが、その公務員版です。
小金井では、市長−組合が職員削減計画と絡めて
合意したということで提案されています。

議会では賛否入り乱れています。
主な賛成意見は
・年金制度改革に伴う必要な制度
・新しい市役所体制(民間委託など含め)ができるまでの
 過渡的に必要な雇用体制  など。
主な反対意見は
・公務員優遇しすぎ
・市役所が高齢化する
・若い人や民間の就労機会を奪う  など、です。
「再任用」制度はいいけど、提案の雇用条件が良すぎるという意見もあります。

私はまだ判断をしかねています。
ご意見お寄せ下さい。
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12月議会では、意見書もたくさん可決しました。
私が提案した3つの意見書も可決。
「児童扶養手当の抑制案の見直しを求める意見書」
「ノーマライゼーションに逆行する
 学校教育法施行令改定の見直しを求める意見書」
「日本政府に対し
 アメリカなどにアフガニスタンへの軍事攻撃の中止要請と、
 難民・避難民の支援を行うことを求める意見書」

アフガン停戦の意見書の全文を紹介します。

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 日本政府に対し
 アメリカなどにアフガニスタンへの軍事攻撃の中止要請と、
 難民・避難民の支援を行うことを求める意見書

反テロを掲げて始まった米英軍によるアフガニスタンへの軍事攻撃は、相次ぐ誤爆などにより、一般市民や子どもたちへの犠牲を広げ、さらに、20年来の内戦や3年前からの大干ばつによる難民・避難民への援助を困難にし、数十万人の市民や子どもを餓死の危険にさらしている。国連のアナン事務総長も「90万人の餓死のおそれ、早く空爆の停止を」という警告を出している。
 また、アフガニスタンではポリオの根絶にあと一歩のところまできていたが、空爆により、500万人にワクチンを接種するためのネットワークも崩れてしまった。
 さらに、クラスター爆弾、気化爆弾などの残虐な兵器の使用は、一般市民や子どもたちへの犠牲を広げてきた。                             
 小金井市議会は9月のテロ事件を受け、武力による報復が新たな憎しみとテロを惹起することを懸念し、アメリカ合衆国政府に冷静な対処を求めると同時に、国連を中心に国際法に基づいて、一刻も早く犯罪者とその支援者が処罰されるよう、日本政府に対し適切な対処を求める意見書を提出している。その中でも、平和的手段による事件解決に最大限の努力をすべきであると求めてきた。              
 よって、小金井市議会は、国会及び政府に対し、以下の事項を強く求める。   
1 アフガニスタンへの軍事攻撃をしているアメリカなどに、クラスター爆弾や気化爆弾など残虐な兵器の使用を含む一切の戦闘行為の中止を要請すること。  
2 自衛隊の海外派兵をやめ、難民・避難民支援のための食糧や衣料などの供給、国内のNGOの支援などを行うこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
                            

    平成13年12月21日
 
              小金井市議会議長 小 川 和 彦
 
 衆議院議長 様
 参議院議長 様
 内閣総理大臣 様
 外務大臣 様     
 2001.12.10    12月議会が始まってます。テレビ中継はご覧になりましたか?

 12月議会は始まるし、初めての一般質問のテレビ中継もあるし、中村哲さんの三多摩講演会もあるし、もうなんだかと〜っても忙しい毎日で、HPの更新もすっかり滞ってしまいました。
 今回の一般質問はケーブルテレビのJCOM東京からの申し出による一人30分ずつの実験放送がありました。希望者は更にテレビなしで30分。私は緊張の余り、恐るべき早口になってはしまいましたが、写真やイラストのパネルを使って、内容としてはまあまあのものだったと思います。市民自治こがねいのみなさんとの合作です。
 今回のテーマは次の通りです。
    (テレビ放送は「I」のみです。新年会でご覧いただけます。)

I.はけの緑のスカイラインと武蔵小金井駅南口再開発事業
(1)駅前の30階ビルは、はけの緑のスカイラインを壊します。
(2)東京都景観条例に基づく「景観への配慮」の手続きはどのように進むのですか
(3)景観条例と条例に基づく「国分寺崖線景観基本軸」を市長はどのように受けとめているのですか

II.男女平等条例の策定について
(1)男女平等条例はいつ、どのようにつくるのですか
(2)策定中の第3次行動計画の実効性を高めるために早期の策定が必要です

III.湖年衛生組合をエコランドに
(1)湖南衛生組合の現状について
(2)湖南衛生組合の将来計画はどこでどのように検討されているのですか
(3)市民参加による検討の場を
 2001.11.25    湖南衛生組合の議員報酬は受け取らないで供託します

 朝日新聞と読売新聞には22日の武蔵野版に記事が載りました。三多摩と埼玉の5人の議員で一部事務組合の議員報酬を受け取らず、供託するというものです。ご覧になりましたか?
 私はこの春から湖南衛生組合の議員もしています。湖南衛生組合は小金井市、武蔵野市、小平市、東大和市、武蔵村山市の屎尿処理のための一部事務組合です。
 私は「一部事務組合の管理者や議員の報酬は各自治体からの報酬との2重取り的なもので全額削減して実費程度にするべき」と提案してきましたが、現状維持の声などもあることから、三多摩の組合の平均値程度に下げるという議案が11月20日の議会に出されました。
 修正案を出したかったのですが、残念ながら、半額程度の削減でも一人も賛同してくれる議員がいなかったので、「見直しとしては不十分。今後も全額削減を主張する。私の報酬は受け取らず供託する」という討論をして反対しました。反対したのは2人、もう一人の方は武蔵野の議員さんで、下げること自体に反対なんだとつぶやいておられました。

 読売新聞には、「供託することが公職選挙法の寄付行為にあたり違法の可能性もある」というような東京都のコメントが載っていましたが、確認したところ、受け取り拒否だけだと寄付とみなされるけど、供託なら別とのこと。報酬の供託をしている議員は他にもいます。記事は正確に書いてもらいたいものです。
 2001.11.17    豊中市の障害者計画はすごい!

 この1週間は、決算委員会や厚生文教委員会の行政視察など忙しい毎日でした。
 厚生文教委員会の視察はテーマは、愛知県豊橋市の「少人数学級」と大阪府豊中市の「障害者計画」。

 豊橋市は今年度は文部科学省のモデル事業により、1校で6年生の習熟度別の少人数学級に取り組んでいて、来年度に向けては小学校1年生の学級運営支援のための少人数学級に取り組もうと、市独自の非常勤教員採用の予算を要望中とのことでした。

 豊中市の障害者計画は職員による手作りです。最初はコンサルに委託したのですが、できあがったものはほぼ全国標準的で豊中の実状にも全く合わなかったため、庁内に推進本部を作り、当事者団体とのやりとりの中で完成させたとのこと。障害者のニーズ調査に基づいてヘルパー派遣時間数などの数値目標を入れたり、具体的なケースを上げてのサービスモデルの例示を何パターンも示すなど、とてもよくできてます。
 小金井市には独自の障害者計画がありません。市は保健福祉計画に含まれているといいますが、やっぱりちゃんと独立した計画を作って、障害者の生活・権利をライフステージ全般に渡って保障する方針を持つべきだと改めて思いました。 
 2001.11.6    アメリカ大使館に行って来ました。

 昨日、市民自治をめざす三多摩議員ネットワークのブッシュ大統領への申入書を届けにアメリカ大使館に行って来ました。
「アフガニスタンへの軍事行動の即時中止を求める申入書」です。
大使館周辺は厳戒態勢?で、200bくらい前で道路は封鎖され、車は検問を受けてます。私たち3人は直前の信号のところでウヨウヨいる警官のひとりに「何しに行くの?」と呼び止められました。「申入書を出しに来た」というとトランシーバーで大使館のガードマンに連絡。ガードマンさんのリクエストで申入書を読み上げていると、回りをぐるっと10数人のお巡りさんが囲んでのぞき込んできたりして…。終わったら今度は「これからどこ行くの?」「どこから帰るの?」と信号を渡るまでお見送り。
 驚いたのは、一緒に行った武蔵野市議の山本さんに「あなた前にも来たでしょ。今日はちゃんとした格好してるじゃない」と話しかけてきたこと。毎日写真を見て復習してるんですね。私も今度行ったら言われるかしら? こわい、こわい…。
 2001.11.3    議会運営委員会の視察は大きな収穫がありました。

 10/29〜30と議会運営委員会の行政視察で新潟の上越市と柏崎市に行って来ました。上越市には3年前にISO14001の取得についての会派視察に行ったことがありました。市では初めてのISOや副市長制の導入など積極的な行政改革を進めてきた宮腰市長の3期目を目指す市長選が前日の28日にあり、な〜んと思いもよらない大差で若い自民党の新人候補が勝ったところでした。 
 
 視察テーマは、上越市は議会のテレビ放送。柏崎市は土曜、休日議会。 
 
 上越市ではケーブルテレビ局が積極的で、議会の負担一切なしで一般質問を全て放映とのこと。小金井ではやるなら経費は議会持ちと言われていて羨ましい関係でした。
 
 ヒットだったのは柏崎市。土曜議会は地方分権時代の「議論する議会」への改革の中にしっかり位置付いたものでした。「議会の地位と権限に関する調査特別委員会」を全会派からの選出で設置、1年間に11回の会議と2回の研修会を重ねて報告書をまとめ、合意した24項目の改善点については矢継ぎ早に実現しつつあります。土曜や夜間議会、委員会の公開、各種審議会への議員の就任の制限、議員研修の見直し、議会用語の見直しなどなど。私が主張している議会改革がほとんど含まれていました。 
 この特別委員会で、はじめに共通認識として確認したことは「議会と当局とは二元性の機関対立型のものである」ということだったそうです。基本認識を持ってちゃんと検討すれば出るべき答えは出てくるんですね。 
 柏崎市は世界最大の原子力発電所を抱えていて、この間はプルサーマル計画をめぐっての住民投票など、市民と議会の関係や、議論のあり方が問われるということもあり、議会全体として改革に前向きだという事情もあるとのことでした。 
 
 小金井市議会でも、議会のあり方についての研修や集中的な検討の場をつくっていこうと何人かの議員で熱く確認しながらの帰路でした。
 2001.10.23    「散歩だより」と「市議会レポート」ができました

 今回の市民自治こがねいニュースの「散歩だより」は「武蔵小金井駅南口再開発計画」の特集です。いつものイラストの松田さんに立体的なイメージ図を描いてもらい、南口の商店街にもインタビューをするなどの力作です。わかりやすい!と評判。
 9月議会の「市議会レポート」は、「テロも報復戦争もNO!〜」や、一般質問の報告などです。
 どちらもご連絡いただければお届けします。

   この間、新聞でも紹介されましたが、「市民自治をめざす三多摩議員ネットワーク」や「虹と緑の500人リスト」などでの「テロも報復戦争もNO!」の駅頭でのアピールが続いています。中、高校生などの若い人がチラシを受け取ってくれたり、カンパをしてくれたりする姿が目立ちます。
 アフガニスタンでは、ここ数年の子どもの年間死者数は30万人にものぼり、さらに英米軍の戦争行為が続き、食料などの救援物資が行き渡らなければ、この冬10万人の死者がでるとのユニセフの援助の呼びかけが報道されています。
 この「戦争」はすぐにやめるべきだということは明白です。
 2001.10.8    アメリカがアフガニスタン空爆!あらためて平和的解決の声を!

 昨日、「テロにも報復にも反対!市民緊急行動」のデモと、「CHANCE!−平和を創る人々のネットワーク」のピースウォークに参加して、渋谷の街を2回歩いてきました。どちらも、参加者一人一人が「何かしなければ」という思いで集まっていることがジワーっと伝わってくる行動でした。
 世界各地での反戦の動きも着実に広がっています。
 

 平和的解決を求めるMLで届いた文章の一部を紹介します。
 ある学級通信からの引用です。

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 もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、
全世界を100人の村に縮小するとどうなるでしょう。
その村には・・・

 57人のアジア人
 21人のヨーロッパ人
 14人の南北アメリカ人
 8人のアフリカ人がいます

 52人が女性です
 48人が男性です 

 70人が有色人種で
 30人が白人
 70人がキリスト教以外の人で
 30人がキリスト教

 89人が異性愛者で
 11人が同性愛者

 6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍

 80人は標準以下の居住環境に住み
 70人は文字が読めません
 50人は栄養失調に苦しみ
 1人が瀕死の状態にあり
 1人はいま、生まれようとしています
 1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
 そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています

 もしこのように、縮小された全体図から私達の世界を見るなら、
相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、
そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火をみるよりあきらかです。

 また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

 もし、あなたが今朝、目が覚めた時、
病気でなく健康だなと感じることができたなら・・
あなたは今いきのこることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています。

 もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や苦悩、
あるいは飢えの悲痛を一度も体験したことがないのなら・・・
あなたは世界の5億人の人たちより恵まれています。

 もしあなたがしつこく苦しめられることや、
逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことができるなら・・
あなたは世界の30億人の人たちより恵まれています。

 もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、
頭の上に屋根があり、寝る場所があるのなら・・・
あなたは世界の75%の人たちより裕福で恵まれています。

 もし銀行に預金があり、お財布にお金があり、
家のどこかに小銭が入った入れ物があるなら・・・
あなたはこの世界の中でもっとも裕福な上位8%のうちのひとりです。
 2001.10.8    小田急線高架化認可取り消し判決…駅周辺まちづくりも見直しを

10月3日、小田急線高架化に反対する住民約120人の行政訴訟で、東京地裁が、住民側の請求を認めて事業認可を取り消す判決を出しました。「騒音への配慮など、十分な検討がなく高架式採用の判断には、著しい誤りがある」というもの。すでに7割が完成していて、この事業はこのまま進むかも知れませんが、これは、もう「行け行けどんどん」の時代ではない、これまでないがしろにされてきた価値観や判断基準が重視されるようになるという点で大きな意味のある判決です。

 毎日新聞からの取材があり、「駅周辺のまちづくりも見直す好機になるだろう」というコメントをしたものが、4日の朝刊の地域ニュース面に載りました。武蔵小金井、東小金井両駅周辺の事業について話したのですが、掲載されたのは東小金井区画整理事業に関してだけでした。利便性よりも大切なものもあるし、住民の意志やコミュニティを尊重するあり方も求められます。
 2001.9.27    “こがねいピースメッセージ”続けます。ぜひご参加を!

 22日(土)の“こがねいピースメッセージ”アクションは、すでに報告したとおり、好評でした。22日の19人のメッセージの載ったチラシ、ご希望の方には送ります。

 私のメッセージは「ネイビーブルーチルドレン...零下25度のアフガニスタンの難民テント、飢えと寒さで青白くなり、翌朝は目覚めないかもしれない子どもたち。武力報復で殺されるのは逃げられないこの子たちだ。暴力では何も解決しない!」です。

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“こがねいピースメッセージ”続けます!

アメリカの「テロ」事件と
その後のアメリカや日本政府の動きに対して
とにかく「声」を出したい!と始めたアクションですが、
予定の22日を終え、
24日、これからの相談会を持ちました。
事態はどんどん進んでいる、
22日の駅前での反応がとてもよかった、
学習会などもしたい、などと話した結果、
とりあえず駅前での行動を続けて、
また相談することにしました。
ぜひ、どこかでご参加ください。

★これからについて
・メッセージは今週中に(小泉&ブッシュに)第1便を郵送する
・新しいメッセージによるチラシ第2号を作る
・駅前での行動を後3回やってまた相談する。
  9/29(土)夕方5:00〜7:00 東小金井北口
 10/ 6(土)夕方5:00〜7:00 武蔵小金井南口
 10/13(土)夕方5:00〜7:00 東小金井南口
・相談会 10/13(土) 7:00〜 東小金井南口「笑笑」

★9/22の報告
・リレートーク(12人)
・チラシ配布(1300枚)
  9/23センスオブワンダー上映会参加者にも…200枚
・メッセージを書いてもらい掲示する(小机とベニアボード)
  前日までに…20人(うち19人は当日チラシに掲載)
  駅前で…20人
・アコーディオン演奏(安藤さん、ずっと)
・キャンドル灯火(風が強くて短時間のみ)
・デコレ−ション
  イエローハートカード(身につけたり、貼ったり)
・参加者…24人
・取材 朝日新聞…9/23朝刊武蔵野版に小さな記事


連絡先&メッセージ受付
  FAX 042-383-0246(中井)
  E-mail  haa44380@jnb.odn.ne.jp
 2001.9.27    9月議会が終わりました。焦点は武蔵小金井駅南口再開発事業。

 小金井市議会の2001年第3回定例議会が昨日予定通りに終わりました。
 今回の定例会では、武蔵小金井駅南口の再開発事業に関する4つの決議の採決があり、全て可決しました。

 4つの決議をそれぞれ簡単に説明すると…
@再開発事業による駅周辺の整備を進めていこうというもの
A「第2地区に市庁舎を導入する現在の再開発計画に反対する6月議会の決議」を無視して事業を進める稲葉市長の責任を問うもの
B再開発事業を進めていく立場で、都市基盤整備公団に情報公開を求めるもの
C今の再開発事業計画の検証のために、都市基盤整備公団に情報公開を求めるもの

 近日中に「力こぶ討論」のページに各議員の採決態度の一覧表を載せますが、「再開発による整備はするべきだけど、今の市長案ではダメ」という民主党が4つ全てに賛成しているため、このような結果になっています。
 BCから、再開発事業への態度は違っても、今の都市基盤整備公団の事業採算性などに関する情報の非公開ぶりには納得できないというのは、全議員の共通認識のようです。
 充分な情報がないと認めながら、事業を進めようというのも変な話だと思うのですが…
 私は@反対、A賛成、B反対、C賛成です。
 2001.9.22   “こがねいピースメッセージ”とっても反応がよかったです

 今日の夕方、5:00〜7:00、武蔵小金井の北口でピースメッセージのアクションをしました。

今朝までに集まった19人のメッセージを載せたチラシを延べ30人くらいで配り、
10数人が順番にマイクを持って、それぞれの言葉でのリレートーク。
メッセージカードと机と掲示板も用意して通行人にメッセージを書いてもらいました。
 10代の若い人も書いてくれたし、
 じ〜っくりと考えながら書いてくれた人もいました。
とっても反応よかったです。
アメリカでの反戦集会の様子も報道されていましたが、
「平和的解決」の声、広まっているようですね。
 2001.9.21   政府に平和的解決に向けた取組を求める意見書

 昨日は議会予備日で、やり残した委員会などをする日でした。ところが、朝、議長から「市長と議会でアメリカテロに関する共同声明を出そう。今日、本会議も開こう」との提案があり、ばたばたしました。
 
 「テロ糾弾と哀悼の意」に限った声明案はすぐにボツになり、各会派の代表による起草委員会が数回開かれ、やっと夕方、まとまりました。

 9会派24人のうち、1会派(市民の党)が反対2と退席1、あと議長を除く20人が賛成で可決しました。
 市民の党の反対の理由は、「アメリカの国際政策の誤りに触れずにテロを悪と決めつけている、自衛隊の海外派遣への反対が明記されていない」などというもの。
 それはそうなんだけど…、ここまでよくまとまったというのが私の評価です。

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         アメリカ合衆国における同時多発テロ事件を糾弾し、
          政府に平和的解決に向けた取組を求める意見書

 9月11日、アメリカ合衆国で発生した「同時多発テロ」事件は、数多くの人々が犠牲となる大惨事となった。
 小金井市議会は、この事件で犠牲となられたすべての方々に対して、心から哀悼の意を表すものである。
 空前の大量虐殺を伴った卑劣なテロ行為は断じて許せない暴挙であり、平和と民主主義に対する重大な挑戦である。テロ行為に対する武力による
報復が、新たな憎しみとテロを惹起することも懸念される。アメリカ合衆国政府に冷静な対処を求めると同時に、国連を中心に、国際法に基づい
て、一刻も早く犯罪者とその支援者が処罰されるよう希求するものである。

 なお、日本政府に対し、次の事項について、適切な対処を求める。
1 すべての被害者の救出及びあらゆる支援を直ちに行うべきである。
2 国内外でのテロリズムを許さない世論の確立に努めるべきである。
3 国連安全保障理事会の決議に基づき、国際社会に対する重大な犯罪を公正に裁く国際的裁判システムの構築を推進すべきである。
4 テロの背景にある国際的矛盾、世界経済の不均衡や人権侵害などの解消に向けて、日本国憲法の精神にのっとり積極的に取り組むべきである。
5 平和的手段による事件解決に最大限の努力をすべきである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成13年9月20日

小金井市議会議長 小 川 和 彦

衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
外務大臣 様
 2001.9.20   こがねいピースメッセージ

 事態は着々と進んでいます。自衛隊を派遣するための新法を作るとか…、G8共同声明とか…
 小金井市議会は26日が最終本会議ですが、この日本政府の対応に対して「あくまでも平和憲法に基づく平和的解決への取り組み」を求める旨の意見書を出したいと提案しています。

 また、先日15日の市民参加条例策定委員会終了後の、委員と傍聴者の懇談会の、さらにあとで、とにかく「声」を出したい!ということになり、次のようなアクションを決めました。
 ぜひご参加ください!

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“こがねいピースメッセージ”

日時:9月22日(土)夕方5:00〜7:00
場所:武蔵小金井駅北口

★やること★
 リレートーク
 チラシ配布
 ブッシュ大統領と小泉首相に送るメッセージ募集
  その場でメッセージカードに書いてもらうか、後日送ってもらいます。


暴力が暴力を生む悪循環が人類全体を脅かそうとしています。
わたしたちは全てのテロリズムに反対です。
アメリカの「報復」は問題を解決しません。
アメリカ国民の冷静な判断を求めます。
日本政府は戦争協力ではなく、
世界平和にむけたイニシアティブを!
テロの原因となる世界経済の不均衡、
人種差別政策などの解決に向けての取り組みを!


お願い@
 すぐに100字くらいのメッセージを書いて送ってください。
 先着で22日に配るチラシに載せます。
 実名でもイニシャルでも何か署名をお願いします。
お願いA
 22日の夕方、武蔵小金井駅北口に来てください。


連絡先&メッセージ受付    FAX:042−383−0246(中井)
                  E-mail:nakai-naomi@jnb.odn.ne.jp
 2001.9.13   いろんなことがありすぎました。

 台風の日の一般質問が終わって、とりあえずホッとした夜を過ごしていたら、ニュースステーションの冒頭で、アメリカ世界貿易センタービルに飛行機がぶつかる映像が飛び込んできました。トンデモナイ事故…と思っていたら、もっともっとトンデモナイ“テロ”でした。
 ひどすぎます!
 何がこんなことを引き起こしたのか!!
 アメリカがどんな報復に出るのか!?
 日本のわたしは何をすればいいのか?

3日が経って、事態は確実に進んでいます。
ブッシュ大統領は「戦争行為」とみなし「報復」を宣言しました。
小泉首相はそのアメリカに同調し、「報復」を支持する発言を繰り返しています。

「報復」は新たなテロを招くことにしかなりません。
悪循環を断つためには「平和憲法」を持つ日本こそが前面に出て、武力によらない解決にむけて努力するべきです。


集会の案内が届きましたのでご案内します。わたしは行けないのですが…

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民間人を標的にしたテロリズム反対 
米国の報復攻撃は問題を解決しない 
日本政府の戦争協力を許さない 
9.17市民の緊急行動


日 時:9月17日(月) 午後6時集合 6時20分出発
場 所:社会文化会館(東京都千代田区永田町1-8-1)
    地下鉄永田町駅 下車 徒歩5分
コース:社文〜国会前〜総理官邸前〜日比谷公園
主 催:9・17市民の緊急行動実行委員会

とりあえずの連絡先:八木隆次電話03-3592-7525(職場:社民党本部宣伝部)
 2001.9.3     明日から9月議会。漢人の一般質問など。

8/27〜28は「フェミニスト議員連盟夏合宿・女性の政治参画を進める高知大会」で高知市へ。「小金井市議会の女性比率が全国一になったわけ」を選挙の記録や何人かへのインタビューをもとにレポートしました。
 せっかくだから行ってみたかった「高知こどもの図書館」はあいにく休館日、県庁のこども課でお話を伺ってきました。ここは社会教育施設ではなく、NPO法人の事業を行政が子育て支援策として支援や連携をしている珍しい事業です。

 9/1〜2は「虹と緑の500人リスト運動・地方自治政策情報センター」の政策研究会と総会で札幌に行って来ました。
 札幌では「まちづくり条例」で有名なニセコ町の逢坂誠二町長の講演やシンポジウム、風力発電を始めたNPO「北海道グリーンファンド」の鈴木亨事務局長のお話を聞いてきました。
 42才で2期目の逢坂町長のお話は具体的でわかりやすく趣旨も明快でとてもよかったです。中でも最も印象深かったのは「ニセコでは情報公開というより情報共有と考えている」というところ。町の考え方を市民が知って“利活用”してもらいたい。だから求められて公開するのではなく、積極的にわかりやすく発信していくということでした。このことは「まちづくり条例」の文面のわかりやすさにもあらわれていますし、今年度の町の予算全部についての詳しい冊子(A4で厚さ5oはある)を作り全世帯への配布もしています。小金井での「市民参加条例」を考えていくうえでも、とても参考になりました。


 さて、明日から9月議会です。会期予定は26日まで。
 今回から一般質問は人数によっては4日間取り、5時以降の時間延長はできるだけしないことになりました。今回の質問通告者は22人!です(定数24人で議長は一般質問はしません)。私は4日目、11日の午後2時頃からになります。

内容は次のような感じです。ご意見やアドバイスがありましたらお寄せください。

@市の公共施設での分煙の徹底を
 1)小金井市としての喫煙・受動喫煙に関する基本的考え方
   ・市民の健康施策、職場環境としての位置付けは?
   ・子どもたちへの教育、配慮は?
 2)分煙の現状
   ・本庁舎、集会所、福祉施設、公民館、体育施設、学校など
 3)有効性の高い分煙の徹底を
   ・子どもの使用の多い施設は禁煙に
   ・有効性の高い分煙の早急な実現を

A事業系ごみの減量に向けた取り組みを
 1)現状について ・事業系ごみは増え続けている
            ・事業系ごみは分別が不徹底ではないか
 2)減量にむけた新たな取り組みを
   ・分別キャンペーンと大規模施設への指導を
   ・二枚橋焼却場では資源ごみを受け入れないことにしては
   ・可燃ごみ処理手数料の府中・調布市並への引き上げ
 2001.8.20    今年の夏の想い出は「栗駒山」

 先週は、宮城県と岩手県と秋田県のちょうど境目にある栗駒山〜秣岳を歩いてきました。高原の湿原と明るい緑の火山湖、秣(馬草)のそよぐ天馬尾根から仰ぐ遙かみちのくの穏やかな山並み。そして何よりも貸し切りみたいな静かさ。
 仕事はたまっちゃったし、小泉さんは靖国参拝に行ってしまいましたが、でもやっぱり行ってよかった!

 週末は「全国革新議員会議」で大阪。全国の「革新無所属」の議員が40人くらい集まって情報交換や学習など。
 20代の頃から市長になると決めていた阪南市長の岩室さんのお話はおもしろかったです。後援会なし、勝手連も断ってひとりで政策パンフを持って1軒1軒歩く。10万人までの町ならそれで市長になれると断言されました。市議を2期とちょっとして去年の秋に市長になったばかり。でもすでに人事も大刷新したし、市役所は着実に変わっているようでした。2期しかやらないと公言しているところもすごいですね。
 2001.8.7   市民参加条例策定委員会を傍聴 & 都教委「つくる会」教科書を採択 !!

 市民公募委員を3人含む10人の策定委員会です。第1回ということで、最初は硬いかんじでのスタートでしたが、次第に和んできて、「新しい仕組みを創ろうとしているんだから、会議の進め方も柔軟にいきましょう」という雰囲気で、今後が楽しみです。
 そのひとつとして、傍聴者も毎回最後の15〜30分意見を言えるということになりました。今日の傍聴は4人でちょっと寂しかったのですが、さっそく発言ができました。
 詳しい報告は、公募委員の大賀英二さんが「市民(みんな)の声」の方に投稿してくれると思います。
 次回は9/15(土)17:30〜、次次回は10/17(水)18:00〜です。

 また、今日は東京都教育委員会が養護学校の教科書として「つくる会」教科書の採択を決めそうだということで都庁に行って来ました。
 朝8:00過ぎから大勢の人が集まってチラシを配ったり、マイクで訴えたり…。30階の教育委員会の会場へ行こうとしたら警備員がエレベーターを封鎖しています。23区と多摩地区の議員有志50数人連名のアピール文は都議の協力を得て代表5人が届けに行きました。
 公立校ではどこでも採択されないからと、都教委直轄の養護学校に押しつけるなんて、あきれるほど卑怯なやり方です!
 2001.8.6    あのムラサキダイコンの栗林がマンションに!

 「散歩だより」に奥村さんに報告を書いていただいたように、小金井の名所のひとつ“貫井南のムラサキダイコンの群生する栗畑”にマンション建設計画が進んでいます。
 おとといはその近隣の住民の方たちと議員との懇談会、昨日はマンション業者による住民説明会があり、出席しました。
 あっちでもこっちでも起きている相続税を払うための農地の売却です。市が買い取ることができないため、民間業者が買い、11階のマンション計画を立てました。

 あのムラサキダイコンがもう見られない!?という私たちの驚き以上に、目の前の四季折々の栗林が11階のマンションとその駐車場というコンクリートとアスファルトの固まりに一変してしまうご近所のみなさんの心痛ははかり知れません。でももう建ってしまうのなら…とすこしでも多く緑を残し、階数を低くするよう業者に求めていらっしゃいます。
 業者からは、10階には下げるけど駐車場を増やし保存緑地を減らすという変更案が出されました。住民から、これでは「改悪」だとの指摘があり、業者は再検討を約束。
 議員になってからいくつかのマンション計画の説明会に出席しましたが、昨日の会は比較的良心的に進められていると感じました。とはいえ、現実に業者がどのくらい譲歩できるものなのか?期待と不安が行き交います。 

 次々に起こるマンション問題、モグラたたきのように、その都度、近隣住民と業者のせめぎ合いをしています。その地域だけはなく、小金井のまちづくりの問題としてのルールが必要ですね。
 2001.8.1    やっと8月ですね。

 7月31日には市長の「第2庁舎の賃貸借契約の5年延長」の通知をめぐっての市議会全員協議会が行われました。市長の方針は武蔵小金井駅南口の再開発地区の再開発ビルの床を買って市庁舎にしようというものです。ですから質議は再開発事業の経過や現状に始まり、市庁舎のあり方や契約に係わることなど広範におよびました。
 再開発については8/8の駅周辺整備調査特別委員会、庁舎については8/29の総務企画委員会でさらに資料がでて詳しく審議されます。
 武蔵小金井に超高層ビルが何本も立ち並ぶような街はいらない…と私は思うのですが、みなさんいかがですか?
 2001.7.22    パソコンは暑さに弱い!「散歩だより」の発送作業は大混乱!!

 これまでの「市民自治こがねいニュース」のリニューアル版「市民自治こがねい広場・散歩だより」の第1号ができました。
 楽しい編集会議と新しい印刷機で順調に作成したのに、封筒への宛名印刷のところでトラブル続発。郵便局の割引制度を利用するために局指定のソフトを使っての初めての印刷。トラブルの原因は暑さなのか、このソフトなのか…う〜ん、両方だな。
 みなさんのところに届く封筒、ちょっと変なものもありますがお許しください。
中身にご注目!ご意見お寄せくださいね。
 2001.7.13    突然ですが、お墓をどうしますか?

 グリーン購入ネットワークのホームページの「グリーン購入情報プラザ」の検索でおもしろいWebページを見つけました。

 「自然葬(樹木葬)墓地及び合祀墓(共同墓)墓地納骨サービス」として「環境破壊に繋がる墓地造成を極力抑え、「バイオ骨壷」をツールとした既成墓地の有効利用(合祀墓)及び自然葬(樹木葬)による墓地緑化に貢献。」とアピールしている兵庫県の会社です。

 先日の都議選で応援に行った杉並の福士よしこさん(当選!)のところで、年輩の女性とお墓政策についての長電話をしたのを思い出しました。「私にはもう間に合わないと思うけど…」との前置きで「都立霊園に共同墓地や散骨コーナーをどんどん作って近くに安くお墓が手にはいるようにするべき」という趣旨でした。
 散骨するには2ミリ以下に細かく砕くのが大変ですが、樹林葬ならその必要はないそうです。いいかも!

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 7月の1週目は朝の駅頭での議会レポートをやりました。ちょうど暑い日々が始まったところで地球温暖化防止の京都議定書への日本政府の批准や小金井市の環境政策の話に力が入りました。
 また、他市、他県の議員とのネットワークなどの合宿なども続いています。議会日程がお休みのこの時期はしっかり充電(お勉強!)です。

 昨日は鹿島建設の環境技術説明会に参加。ほとんどが背広の企業人のなか、ちらほらとラフな格好の「市民」がいました。これからはこういうところにも市民が参加して情報収集と行政への提案をしていく時代ですね。
 2001.7.1    “あぶない”教科書は子どもに使わせません!市民アピール に賛同を!!

 暑いですね。でも私には過剰冷房の方がつらい季節です。

 暑い盛りの8/14の教育委員会で、市内の小中学校で来年度から使われる教科書が決定されます。この教科書採択にむけて「教科書問題を考える小金井市民の会」が、この5月から活動を始めています。
 市民の会では下記の市民アピールの賛同者を募り、新聞折り込み等により、多くのみなさんにこの問題をお伝えしていきたいと取り組んでいます。賛同いただける方のご連絡をお待ちしています。
 7/15(日)が〆切です。



“あぶない”教科書は子どもに使わせません!
         〜教科書採択にあたっての小金井市民アピール〜


 小金井市民のみなさん
 いま、市内の小中学生が来年度から使う教科書をめぐって、放ってはおけないことが起きています。
 ことのおこりは、憲法の理念をふみにじり、歴史の研究成果を無視した“あぶない教科書”が出てきたことから、です。「新しい歴史教科書をつくる会」(「つくる会」)の作成した、中学校の歴史と公民の教科書が、文部科学省の検定を通ったのです。この「歴史」教科書は、検定で137カ所もの修正を受けましたが、修正後も、実在しない「神武天皇の東征」を地図入りで史実のように扱ったり、太平洋戦争を「大東亜戦争」と戦争中の名称で書き、アジアの解放と独立のための戦争のように印象づけ、歴史の事実をゆがめている教科書です。「公民」でも99カ所の修正があったのですが、大日本帝国憲法のほとんど全条文を末尾に載せ、内外ともに高い評価をされたものと記し、現憲法の部分では第9条の改正必要論をくり返し紹介するなど、異様なものです。
 このようなひどい教科書について、国内のさまざまな人たちが批判してきました。また、韓国や中国などからも強い反発にあって、外交問題になってきていることは、ご存じの方も多いでしょう。平和と民主主義を基調とし、学問の成果に裏付けられた学校教育を支えてきた多くの国民にとって、憂うべき事態です。
 「そんなひどい教科書なら、どこの学校でも使わないのでは?」と、誰もが思うことでしょう。ところが、ここでもおかしなことが起きているのです。「つくる会」にかかわる人たちは、先生方の意見が反映される今までの仕組みではこの教科書が使われる見込みがないので、「教科書の採択を決めるのは、教育委員会だ」「現場の教員たちが使いたい教科書をしぼって推薦する方式をやめよ」という請願を、各市区町村の議会や教育委員会にはげしく行ってきました。そして去る2月、東京都の教育委員会は「採択事務の改善について」として、教職員によるいわゆるしぼり込みをやめ、科目ごとに全ての教科書の調査結果を順位を付けずに出させ、教育委員会が自らの判断で決めるように、との通知を出したのです。
 これを受けた小金井市教育委員会も、その趣旨を盛った改訂要綱を、学校や市民が知らないうちに作って、4月10日に発表しました。まさに「つくる会」の人たちの望み通りの結果となりました。これでは、教育委員会さえ動かせば、「つくる会」の教科書が採択される可能性が出てきます。すでに彼らは、この教科書を執筆した人の著書を各地の教育委員に送りつけるという、公正取引という点からも許されない、強引な宣伝を展開しています。
 いったい教科書の採択権は、誰にあるのでしょうか? 「教育委員会にある」とする根拠の法令(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条6項)では、教科書の取り扱い事務を教育委員会の仕事としているだけで、採択権については明確ではありません。普通に考えて、子どもたちの実状にふさわしい教科書を選ぶのは、専門職である現場の先生だとするのが当然でしょう。ですから、今まで学校現場で教科書を検討し、先生方が子どもたちに適したものを推薦するという方式が続いてきたのです。小金井市でも先生方の教科書研究の成果を反映して、教科書を採択するという方法でこれまで円滑に進んできたのです。なお、1966年のILOとユネスコの共同勧告では、教科書の採択は「教員に主要な役割が与えられる」と明確に打ち出され、これは、国際的な常識にもなっていることです。私たちはいま、教育の現場に自由がなくなってきたことに憂慮していますが、さらにこういう形で先生方の権利・自由が奪われ、子どもにとっても自由な学校ではなくなっていくことを黙視できません。

 本日、私たちは学習会を開き、この問題の議論を深めました。子どもの教育と未来について関心をおもちのみなさん! ぜひこの運動に賛同し、ごいっしょに声をあげていきましょう。

 私たちは次のことをアピールします。
1、小金井市の教科書採択にあたっては、現場の先生方の意見が最大限に反映されるべきです。
2、私たちは学問の成果を無視し歴史の事実をゆがめる教科書を、子どもたちに使わせることに反対します。

2001年6月2日

教科書問題を考える小金井市民の会
6・2緊急シンポジウム参加者一同
連絡先 042・388・6778(井筒)

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 「教科書採択にあたっての小金井市民アピール」に賛同します

 お名前:
 お名前の公表: 可  不可
 ご住所:
 電話番号:
 カンパ:    口(1口200円)

Fax/tel 042-388-6778(井筒) もしくは ZWS00446@nifty.ne.jp (漢人)へご連絡ください
締め切り:7/15(日)
 2001.6.21    最終日はいろいろありましたが…6月議会が終わりました。

 20日までの日程でしたが1日会期延長になり、それを夜中の0:05に繰り上げて開会し、終わったのは真夜中の3:00でした。

 今回の定例議会は全員賛成の議案が多くて最終日はさらっと終わる予定でした。
 ところが、「武蔵小金井駅南口再開発事業の事業化にむけた都市基盤整備公団からの回答」がついに来た!とのこと。これは1年前の7月に市役所を再開発地区内に作る方針で市が事業化の検討を依頼したことへの返事で、昨年末までにはもらえる予定だったのに延びに延びていたものです。
 この「回答」とそれに合わせた「リース庁舎の契約更新の方針」の「市長報告」が急きょ議題となり、5時間以上にわたり10人以上の質疑が行われました。

 でも「回答」の内容は、当初考えられていた「資金計画や施設配置計画などを含む基本計画的なもの」ではなく、第1地区(北半分)は事業化の目途が立った、第2地区(南半分)は継続して検討するというだけの1枚の文書のみでした。公団の意思表示ではあるけど、庁舎の契約方針の判断材料になるような「回答」ではありません。この評価が大きく分かれました。
 市長案での再開発事業をすすめたい人たちは、この「回答」をもってもう事業は決まったもののように言います。でもまだどんな絵も描かれていません。

 そんなこんなで夜中の1時頃、再開発事業を推進しようという決議を委員会付託するかどうかの採決があったのですが、自民党の新人の露口さんが提案会派中でひとり異なる態度をとりました。何かお考えがあったようですが、この時の議場の反応はすごかったです。与党的会派の席からは「どういうことだ!!」というような恫喝が飛んだと思ったら、私の後ろの共産党席からは声をそろえて「男だ!」との賞賛?の声…オヨヨです。
 2001.6.14    可燃ごみに占める生ごみの割合は?

 40〜50%!です。ほとんどの自治体では収集したごみをよく混ぜてから分別してそれぞれの重さを量るという方法で把握しています。これは乾ベースというのですが、これだと生ごみの水分は他のごみに移ってしまい、20%くらいになります。生ごみの減量効果を把握し、さらに方針を出すには排出の実態にあったごみステーション段階での分別計量(湿ベース)が必要です。今回の一般質問の準備の中で、小金井市では湿ベースでのごみの組成の把握はしていないということが分かりました。
 昨日の予算特別委員会の審議の中で、この点を確認しました。20%と40%では減量実績を出すときにぜんぜん違ってきますもんね。これまで生ごみ減量の施策を如何にいい加減にやってきたかがよく分かりました。   
     
    
 2001.6.3    6月議会が始まりました。私の一般質問は5日(火)の午後です。

 昨日の「教科書問題を考える小金井市民の会」の緊急シンポジウムは64名の参加で、内容的にも充実したものでした。参加者は教員と年輩の女性が多く、「若い親」が少ないのが残念でした。そういう状況なんですね。
 「市民アピール」を採択し、7/15をめどに賛同者を集め、新聞折り込みをしていこうということになりました。
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一般質問の通告内容は…

1、新設「環境政策課」に期待する
 (1)「環境行政の総合的な対策」とは何か
     ・現在取り組んでいることと今後の方針について
     ・グリーン購入の進行状況について

2、ごみ減量にむけての具体的な方針を
 (1)生ごみ脱焼却化の計画を
     ・集合型処理機の普及の展望
     ・各戸型処理容器、電動処理機の方針
 (2)雑紙分別の徹底のために
     ・“紙は資源”キャンペーンを行わないか

3、一部事務組合のあり方について市長の考えを問う
 (1)三多摩地域廃棄物広域処分組合の
   二ツ塚処分場トラスト地権者の見学拒否について
 (2)管理者、議員の報酬について
     ・全額カットにむけた検討をすすめよ
     ・改選期の重複支給は廃止すべきではないか
 2001.5.23   「教科書」があぶない! 6/2緊急シンポジウムにご参加を

 この4月、市内の学校で使う教科書の決定の方法を、教育員会事務局が突然変えてしまいました。
 これは最近マスコミ報道もされている「新しい歴史教科書をつくる会」の中学公民と歴史教科書の採用にもつながりかねない動きです。  「つくる会」教科書は、歴史の事実をゆがめ、戦争を肯定し、女性を蔑視する、なんとしても教育の場に持ち込ませてはいけない内容です。  このような状況に対し、「教科書問題を考える小金井市民の会」を作り、教育委員会への要請書を本日提出しました。6月2日には緊急シンポジウムを開催します。ぜひご参加ください。

★6/2(日) 14:00〜 公民館本館
  緊急シンポジウム
     どうなるの?小金井市の教科書選び
         「つくる会」教科書と教科書採択のしくみ

   お話 溝口貞彦さん(二松学舎大学)
   パネラー 市内の保護者、教員、学生、研究者など

       *********************************************************    
                                            2001年5月23日
小金井市教育委員会 委員長 倉田照子 様
             教育長 小野武敏 様

               新教科書採択に向けての要請書

                               教科書問題を考える小金井市民の会
                                 <代表>  糸井玲子 岩井幹明
                                  溝口貞彦 矢口五郎 井筒雅子

 来年度(2002年度)から、小金井市内の市立小中学校の子どもたちが使用する、新教科書採択の時期を迎えました。
 いま、私たちが見過ごすことができないのは、去る4月10日貴教育委員会が、教科書採択にかかわる「要綱」を改定したことです。これは2月8日付の東京都教育委員会からの『教科書採択事務の改善について』という通知によって行われたものと考えますが、従来の慣行を無視した、大幅な改悪といわざるを得ません。すなわち、教科書の調査研究の結果から現場の教員が「小金井の子どもが使うのに適している」と考えた教科書を限定して推薦する従来の方法をやめ、全ての検定済教科書の調査結果を出させることにしたことです。これでは現場の教員の意向が反映されないのではないかと不安です。
 そもそも「どの教科書を採択するか」を考える時、教室で子どもと接している専門職としての教員の判断が優先されるのは当然です。このことは、日本政府も賛成した1966年のILOとユネスコの『教員の地位に関する勧告』にも以下のように定められています。
 「教員は、生徒に最も適した教具及び教授法を判断する資格を特に有しているので、教材の選択及び使用、教科書の選択並びに教育方法の運用にあたって、承認された計画の枠内で、かつ、教育当局の援助を得て、主要な役割が与えられるものとする。(61項)」
 したがって、各自治体でも不十分ながら教員の意向が反映する方式を採ってきたのはご存じのことと思います。貴教育委員会が今回唐突に改定を図ったことは、こういう原理や現実を無視するものです。
 私たちは、子どもを育てる教育の世界に、偏狭な国家主義をかかげる政治的な力が介入しようとすることに、強い危惧をもっています。今回の検定を通過した教科書の中に、「新しい歴史教科書をつくる会」の中学校用歴史と公民の教科書がありますが、ともに憲法に反し、歴史の事実をゆがめる驚くべき教科書です。例えば太平洋戦争を「大東亜戦争」と呼び、日本はアジア解放のために戦った(歴史)とし、また国家に対する忠誠と国防の義務が強調されていたり憲法改定論を強く打ち出すなど(公民)、歴史研究の成果を無視し、国民の中に定着しつつある憲法に挑戦する教科書です。すでに韓国や中国からも強い反発が出ていますが、当然のことといえます。非核平和宣言都市である小金井市の市民として、二度と過去の過ちをくり返さないためにも、このような教科書は子どもたちに使わせたくありません。
 このような教科書が従来の方法では採択され使用されることは考えにくいことです。そのため「つくる会」や類似の団体が採択にむけての強引な活動を行ってきたことは周知の事実です。地方議会への請願、教育委員への執筆者の自著贈与などが全国的に行われてきました。先に述べた都教委の通知もこの背景からなされるに至ったものと考えられ、一部マスコミも含めた一連の動きは、公正、民主的な教育行政をゆがめるものとして黙視できません。
 私たちは貴教育委員会が、毅然として小金井の子どもを守る立場を採っていただきたく、次のことを要請します。

一、なぜ今回要綱を改定したのか、その理由を明らかにしてください。
二、不当な圧力に屈することなく、従来の慣行を尊重し、子どもの教育に直接かかわっている教員の意見が、教科書採択に反映されるようにしてください。

             <連絡先>小金井市桜町2-1-23 Tel/Fax042-388-6778(井筒)
 2001.5.15   日の出ごみ処分場の見学を断られました。

 5/18の初当選議員研修「日の出・二ツ塚処分場と湖南衛生組合の見学」に
私も参加を申し込みました。
小金井市議会として処分組合に見学者名簿を出したら、
「漢人は旧トラスト地権者だから受け入れられない。名簿を差し替えてくれ」
との返事があったそうです。
小川議長としては差し替える必要はないということで、
“小金井市議会が申し込んだけど、処分組合が断った”
という手続きになっています。
税金で運営している公共団体が
市民を思想信条で選別して見学を拒否するなんてとんでもないことです。
実はこんなことが2年くらい前から行われています。
でも一方では受け入れている地権者もいたりして
処分組合の方針も一貫していないようです。

黙っているわけにはいかないので次のような申し入れをすることにしました。

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                                        2001年5月16日
 東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合
    土屋正忠 管理者
    志賀敏和 事務局長
                                  小金井市議会議員 漢人明子
                                    小金井市緑町5-19-14-605
                                      Tel/Fax 042-386-1503

              二ツ塚処分場見学に関する申入書

 この2年間ほど、処分組合では二ツ塚処分場について、トラスト地権者(現在では旧地権者)の見学を拒否するという事態が続いています。自治体などの主催する見学会についても名簿をチェックしてきたようですが、今回は小金井市議会からの議員研修のための見学についても(旧)地権者である議員については受け入れられないとの方針を示されました。その理由についての公式文書や決定の過程は示されていません。担当の管理課長によると、「処分場は施設への理解を求めるために見学を受け入れている。(旧)地権者は施設の建設及び維持管理について反対の立場をとっていることから理解を得ることはできないと判断し、地権者2800人の見学は受け入れない。処分組合としての組織決定である」とのことです。しかし、一方では一部の(旧)地権者の見学は受け入れている実態もあり、どのような判断によるものなのか非常に不明瞭です。
 この4月から施行された情報公開法では「地方公共団体は、この法律の趣旨にのっとり、その保有する情報の公開に関し必要な施策を策定し、及びこれを実施するよう努めなければならない」と定め、税金と公的資金が使用されているすべての組織の情報を公開することが求められています。また、すでに組合の構成26自治体では、それぞれに情報公開条例が制定され、市民の知る権利を保障し、市民とのパートナーシップによる開かれた行政に向けての取り組みが進められています。
 このような中でのこの間の処分組合の対応は、三多摩26自治体市民の税金により運営されている公共団体でありながら、市民の知る権利を侵し時代に逆行するものです。さらに一部事務組合という組織のあり方が持つ市民不在、行政主導の不透明さなどのマイナス面が顕著に現れているとも言えます。
 (旧)トラスト地権者は、資源循環型ごみ処理行政への抜本的転換を求めています。また、三多摩地域370万人のごみが埋め立てられているわが国最大クラスの巨大な処分場に対して、周辺環境への汚染等の影響を危惧し指摘する市民が存在することは当然のことです。処分組合はこのような市民にこそ最も真摯に向き合い、情報の提供や公開に基づく対話により理解を求めることに努めなければならないはずです。
 以下、申し入れます。

一、この間の(旧)トラスト地権者の処分場見学拒否の経過について明らかにすること。
一、処分場の見学を求める市民に対しては平等にその機会を提供すること。
 2001.3.28   当選することができました!ありがとうございました!!

 今回の選挙は翌日開票。26日9:00からの開票を私も見に行きました。
11:30頃には私を含む1000〜1100票組の4人の内1人は落選というところまでは双眼鏡で確認できるものの、その1人が誰かは12:00過ぎの最終発表までわからず、実にスリリングな体験をしました。
 結果は1051票で次点との差12票の最下位当選。
 選挙の厳しさ、1票の重みを再確認しました。
 とにかく当選できたことを喜びながら、この結果を重く受けとめ、次の4年間の活動を再検討します。
 みなさんのご意見を、ぜひお寄せください。

 全体の開票状況は小金井市のホームページをご覧ください。
 上位を政党公認候補が独占したことは残念。
 共産党が5議席復活できず、自民党も推薦の2人が落ちました。
 生活者ネットと市民の党がそれぞれ1議席づつ増やし、
 民主党は推薦と公認が入れ替わりました。

 女性は12人立候補し、9人当選。24人定員の37.45%、全国トップです。
 2001.3.17   小金井市議会議員選挙、明日が告示です!

 いよいよ明日から市議選が始まります。
告示後は立候補者のホームページの更新はダメ、というのが選管の指示ですので、次の「あれやこれやレポート」は選挙後ということになります。
 選挙準備もほとんど手作りのため大変です。今日も事務所前の看板や選挙カーのデコレーションが進行中、「たすき」も今頃しこしこ手縫い中。
 「選挙」を楽しいとまでは言えない気分ですが、人が集まってワイワイしたり、思いがけない出会いがあったり、いろんな「特技」が登場したり、おもしろいことの密度は高いですね。とにかくそれも後1週間!!!

 ところで、今回の選挙はちょっと環境にこだわってみましたのでご注目を。
その(1) ポスターは100%再生紙&大豆インク使用
 たぶん他の候補者はほとんど合成樹脂(紙ではない)のため見劣りがするかも…、
 雨が降ったら張り替えなくちゃ…と迷いましたが、
 逆にアピールすればいいよ!ということになりました。
その(2) 選挙カーは天ぷら廃油とソーラー発電
 いっそ車はなし!の声もありましたが、グリーンエネルギーの宣伝もいいですよね。



*大豆インクについて
 アメリカで1987年より実用化され、現在では新聞の3分の1が大豆インクにより印刷、大手日刊紙の9割がカラー印刷に使用しています。
  (大豆カラーインクは、従来のものに比べて割安で仕上がりの品質も良いそうです)
特徴
(1)化石燃料と違って植物油だから持続可能(枯渇しない)
(2)再生紙の製造過程で従来のインクよりも除去しやすい
(3)インクが乾燥するとき発生する揮発性有機成分が少なく大気汚染防止になる

*天ぷら廃油燃料について
 使用済み植物油を原料にした軽油の代替燃料、墨田区の染谷商店の開発したVDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)を使用します。
 使用済み植物油からごみや水分を取り除き、メチルアルコールと触媒を加えてサラサラにしたものです。100リットルの廃油から約95リットルの新燃料ができます。
 欧米ではすでに実用化されています。
 日本でも農林水産省による研究や板橋区での実用実験が進められており、墨田区では使用済み植物油を資源ごみとして回収しています。

 日本では約40万トンも出る使用済み植物油の内、半分の20万トン!が排水溝を通じて海や川に流されたり、固めて捨てられたりしています。
(大さじ一杯の油を魚が住めるくらいに薄めるには風呂桶10杯のきれいな水が必要!)
 業務用廃油は石鹸や塗料などにリサイクルされていますが、石鹸需要は伸び悩んでいて不安定な状態です。

特徴
(1)未来型リサイクル燃料
   化石燃料と違って植物油だから持続可能、地球にやさしいクリーンエネルギー
(2)硫黄酸化物が発生しません
   酸性雨の原因、大気汚染につながる硫黄酸化物(SOX)は発生しません
(3)黒煙が3分の1  呼吸器障害の原因となる黒煙が軽油の3分の1以下
(4)燃費・走行性と価格は軽油と同じ  平均8.4km/l(軽油8.3km/l)の燃費
(5)信頼できる安全性  引火点は185度(軽油は約50度)
(6)車の改造一切不要  市販のディーゼルエンジン車にそのまま給油OK
 2001.3.5   任期最後の議会が終わりました

 ついに任期最後の議会が終わりました。
 報告したいことは山ほどありますが、もうすっかり選挙モード。
 「力こぶ討論」などご覧ください。
 2001.2.17   審議会等の委員との議員の兼務報酬は原則廃止に…したかった

 12月に各会派に「議員の兼務報酬廃止の条例改正について」という申し入れをしました。6月から議会運営員会に提案してきたのですが進展しそうもないので、賛同してくれる議員を募って今議会で共同提案しました。
 監査委員と農業委員の報酬については大幅に減額し、他の委員は原則廃止というものです。実現すれば400万円くらい浮くことになります。
 ところが15日の本会議で提案したら、監査委員の日額制はおかしいなど条例に不備があると指摘され、取り下げることになってしまいました。
 う〜ん悔しい!議員報酬をもらっている議員の監査委員を日額制にするのは合理的だと思うんですけど…。説得材料がなかったということでもあり、準備不足も含めて残念でした。
 共同提案の生活者ネットの小山美香さんと、次の任期でがんばるために当選しようね!と話しました。


 ところで、3/25の市議選に向け、今月初めに「立候補予定者説明会」がありました。 そこへの出席者からすると立候補予定は31人、女性が12人のようです。定員は24人です。もしも女性が全員当選すれば、日本一どころか、世界一の女性比率かもしれません?! 先日の朝の武蔵小金井駅周辺では、なんと女性が5人、翌日の東小金井駅では同じく4人がマイクを手にアピールしてました。すごいな〜。選挙は厳しいけど…。
 2001.2.6   2月議会が始まりました。漢人の一般質問は13日(火)10時からです。

 やっぱり忙しい今日この頃です。ホームページの更新もついつい後回しになってしまいました。

 私の今任期最後の一般質問の通告内容は〜

 1.第3次女性行動計画の策定にむけて
   (1)第2次行動計画の推進状況について
   (2)第3次行動計画の策定方針について
 2.二枚橋焼却場の将来計画とごみの減量計画
   (1)二枚橋焼却場の現状
   (2)ごみの減量計画は市民参加で


   昨日の本会議で、この4年間ず〜っと総務委員会で継続審議になっていた小金井公園に野外ステージを作ることに関しての反対、促進、話し合いの3本の陳情についての採決が行われました。
 これが実に不可解な経過だったんです。
 そもそも前期の議会の会派代表者会議という密室会議での当時の議長の提案から始まった計画なのですが、これが地元の関野町の住民の方にさえ何の説明もないまま、議長会だの市長会だのから東京都に要望して予算化され、設計図まで作られてしまったものでした。
 当然、静かな自然のままの公園を大切に思う市民や騒音などの被害を受ける地元の自治会などから反対の声があがりました。地元の自治会あげての反対はあまりに筋が通ったものでもあり、東京都は結局今年度は予算措置をしませんでした。
 でも前期からの議員のみなさんは、「議会発議」だったことから「責任」があるという理屈で、総務委員会では建設促進への賛成者が多く、そういう結果でした。ところが本会議では委員会では建設促進の態度をとった自民党の渡辺昭吉議員が退席し、賛否同数で議長裁決になりそうになったんです。小金井市議会では本会議での採決の前に議会運営委員会の協議会というところで全議員の態度確認をするという変なことをしていて、そこでそのことがわかったら、共産党の井上議長から「議長裁決は好ましくない〜」旨の発言があり、これを受けて同じく共産党の森戸議員が委員会を休憩にするよう求めました。休憩が空けたら、なんと渡辺議員は退席ではなく建設促進の立場で採決に参加することになりました。めでたく議長裁決は回避できたわけです。でも、でも、共産党はこの野外ステージ建設反対(のはず)なんです。あの休憩&調整がなければ、議会として建設反対の意思表示ができたのに…。今日の共産党の態度はいったい何を大切にしているのか全く理解できませんでした。
 採決結果は建設反対7人、促進8人、後の8人は退席です。私は絶対反対です。

 それに議会運営委員会での採決態度の確認についてはずっと見直しを求めてきましたが、あらためてその思いを強くしました。

 それにしても改選前の議会というのは、変です。通るとは思えない陳情が通ったり、委員会と本会議の採決態度が変わる議員や会派が続々と出たりしてます。与党的な議員も賛成した陳情でも予算は付かないというのもあります。こういうのを「選挙の時だけ…」とか「有権者をだましてる…」とか言うんでしょうね。

 ニュース38号の内容や議会日程のアップ、近日中にしたいと思ってます。
 2001.1.16   新しい年は忙しい!でも歩けば出会いもあるもんですね。

 ニュース37号ができました。
3月の市議選に向けて市民自治こがねいの政策を検討し
ニュースも特別増刊号を出そうと準備したり、
あっという間にもう1月半ばです。
ニュースをお届けしているおうちにごあいさつにも伺ってます。
「読んでますよ」という声が思っていたより多くてうれしいです。
 2001.1.2   新しい年になりました。今年は大きな節目の年です。

 今年は3月25日に市議会議員選挙があります。
漢人と市民自治こがねいの活動が評価されることになります。
この4年間で私たちが得たもの、創りだした成果を広く伝え、
市民が自分たちの暮らすまちのあり方に
積極的に参加していくきっかけをつくっていきたいと思います。
 よい年になりますように!
 2000.12.23   12月議会が終わりました

 11月30日から始まった小金井市議会定例会が予定通りに昨日終わりました。
昨日議決した議案から4つご報告します。

@JR中央本線高架化事業の完成を期に特別快速が武蔵小金井駅にも停車するよう運動を起こすことに関する請願書に反対
 24人の議員中19人が紹介議員になっている請願で反対はひとりだけでした。特別快速停車による市民の利便性アップとまちの活性化のために、行政、議会、市民が一体となってJRに働きかけようというもの。小金井市の発展のためには頑張るのが当然!という雰囲気でした。私は迷いに迷った結果、特別快速の増便自体への疑問と、まちの発展のイメージの違い、この運動のつくり方への危惧から反対しました。詳しくは「漢人の力こぶ討論」のページに近日中にアップします。

Aひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例(打ちまちがいではありません)に反対
 条例自体は文言整備でしたが、背景の老人保健法の改定により、ひとり親家庭の医療費負担額も定額制から定率制に変わり、負担の上限もアップします。所得制限なしの0歳児医療費無料化の方針を出した市長が、低所得でがんばる母子家庭の負担増には何も対応しないのは納得できません。

B小金井市における市役所庁舎問題についての住民投票に関する条例(民主党・市民会議提案)に消極的賛成
 議会単独会派からの提案、投票資格者を選挙人に限っている(外国籍市民や未成年者は投票できない)、投票の選択肢が充分練られていないなど問題もありますが、住民投票自体は推進したいという立場から、ぎりぎり合格点ということで賛成しました。検討を深め、内容を改善するため委員会付託を求めましたが賛成少数で否決され、即決となったものです。

C東京女性財団を拙速に廃止することなく、東京都における男女平等参画を一層推進させることを求める意見書が全員賛成で可決
 全国の男女平等施策にも影響を与えてきた東京女性財団を経営的判断だけで今年度いっぱいで廃止しようという東京都の乱暴な方針に反対するものです。
 2000.12.19   市の審議会等の委員としての議員の兼務報酬は原則廃止に

 議会の各会派に「議員の兼務報酬廃止の条例改正について」という申し入れをしました。6月から議会運営員会に提案してきたのですが進展しそうもないので、賛同してくれる議員と2月議会に共同提案する方向で呼びかけてみます。
 足利市では地方自治法上支払わなければならない監査委員と農業委員の報酬については大幅に減額し、他の委員は原則廃止です。これがよさそうです。この件を調べていたら、助役や市職員の重複報酬禁止についての条例の表現があいまいなことにも気がつきました。この修正も合わせて提案したらいいのかなと思っています。
 以下、申し入れ書の全文です。

      ...............................................................................................................................................................

           議員の兼務報酬廃止の条例改正について

                                       市民自治こがねい
                                           漢人明子

 議会内の調整によって委員となる審議会等の委員の仕事は議員活動の一部であり、議員報酬の他にさらに委員としての報酬は受けるべきではありません。この兼務報酬を廃止するため、条例改正を提案します。
小金井市議会では、「市民参加による行政運営を図るため、審議会等のあり方の改善と、市民参加のための場の設置を求める陳情書」を趣旨採択し、陳情項目の「審議会等の委員の選任について、市議会議員は原則として委員に選任しないこと」を受けて、議会運営委員会において市長の付属機関の審議会等への議員の就任について協議をしてきました。その結果、7つの審議会等について議員は委員に就任しない、あるいは就任数を減員することを決めました。この協議の中でも、議員が委員として残るべきだとして出されていた意見の主なものは各審議会等と議会との情報交換やパイプ役として、あるいは議会での議決事項となっていない都市計画への関与の必要性によるものであり、まさしく議員活動の一部としての仕事が求められていました。
 審議会等、非常勤特別職の報酬は、地方自治法上支払わなければならないと定められています。しかし、別に条例で定めることにより支払わないことができ、すでに条例化している自治体もあります。その内、栃木県足利市、黒磯市、群馬県館林市、埼玉県八潮市の条例については11月30日の議会運営委員会において資料として提示されています。  私は、陳情項目の「審議会等の委員の選任について、市議会議員は原則として委員に選任しないこと」に沿った結論となることを主張してきました。しかし、議会運営委員会の協議のなかでは、残念ながらそのような一致点には至りそうにないとの判断から、6月の議会運営委員会において、「議員が委員として残る審議会等が確定した後に、2001年度からの改革に間に合うように、この兼務報酬廃止の協議をしていただきたい」との要望を、ひとり会派選出の委員を通して述べております。
 また、この兼務報酬の廃止によって約200万円の経費削減にもなることから、ぜひ、現議員の任期中に整理し、来年度予算に反映されることを望みます。
ご賛同いただける会派、議員の皆さんと条例提案し、小金井市議会の総意として改善が進むことを願っております。
 ご検討よろしくお願いいたします。
 2000.12.12   市のプールの着替えは職員が介助します  〜厚生文教委員会より

 昨日は私の所属の厚生文教委員会がありました。
 請願・陳情と行政報告の審議から主なものをご報告します。

<小金井市総合体育館プールの施設充実に関する請願書> … 全員賛成で採択
 学校5日制の会と知的障害者のための通所施設をつくる会から出されたもので、障害者用の更衣室の設置を求めるものです。 
 障害者用の更衣室は、家族など異性介護のケースに対応するために必要です。市としては、とりあえず障害者用トイレを改善して対応するとのこと。
 あわせて「“更衣”については申し出ればプール職員(委託会社のスタッフ)が介助をする」ということを施設に張り紙し、市報でもお知らせすることを確認しました。栗山健康センターのプールについても同様です。これまでも申し出があれば対応していたそうですが、市報も含めて積極的に市民に知らせるというのは大きな前進です。“更衣”がネックで利用できなかった障害者の方もいらっしゃるはず。少しでも障害者の利用が増えればいいのですが。

<保育室への安定的補助制度の充実を求める陳情書>など…全員賛成で採択
 小金井市にはそれぞれ独自の保育を展開している「保育室」が7園あります。私も6年前までその一つの「どろんこ保育所」で働いていました。
 この間東京都の補助制度が大きく変わろうとしていることから、市としての独自の位置づけと補助のあり方を求める内容です。
 公立保育園の保育料の値上げや児童福祉審議会やエンゼルプラン策定委員会での議論などを通して、小金井市としての保育行政全体のあり方、方向性が問われてきています。その中で小金井市では、「異年齢、小規模保育の場としての保育室」は、その一翼を担うものとして位置付けていくということがはっきりと確認されてきています。だったらそれなりの補助金も、というのは当然のこと。ところが市は0、1、2歳児については努力するけど、3歳以上児は認可保育園に空きがあるから、都の削減分までは補えないとの繰り返しの答弁。でもその額ってほんの100万円ちょっとです。異年齢保育や保育室の存在の意義を評価するなら、そこも含めて努力するべきです。

<指導要録開示裁判の事実上の和解について>
 東中卒業生の保護者の橋本さんが内申書と指導要録の全面開示を求めて続いていた裁判が、11/21、次の4点の合意をもって終了したことが報告されました。
  @本件について指導要録所見欄を全面開示する
  A本件について調査書(内申書)特記事項欄は非開示とする
  B原告(橋本さん)は訴えを取り下げる
  C本人(橋本さんの娘さん)も別途訴えない  
 で、今後の市教育委員会の指導要録開示についての方針は?というと、「開示請求があれば、それぞれのケースについて検討し、教育上の信頼関係が損なわれることがなければ開示する」というもの。卒業後の時間の経過や記載内容によるそうです。
 所見欄については問答無用の非開示だったことに比べれば前進です。でも、“教育上の信頼関係を損なう情報”なんて不明確で恣意的な基準ではなく、すっきりと個人情報保護条例に従えばいいんです。こんなことにこだわっていたんでは本当の教育上の信頼関係なんて創れません。
 2000.12.7   一般質問が終わりました

 今議会では21人の議員が一般質問を通告。今日で19人が終わりました。 私は16番目。

 <国勢調査>
 今回は市役所への郵送や直接持参も多く、封入しての提出が3割近くにもなったとのこと。何回行っても会えないとか調査拒否されたなどの調査員さんからの苦情も多く、「実務的には今の調査方式はもう限界!」というのが市の見解。

 <グリーン購入>
 グリーン購入基本方針がや〜っとできて、これからガイドラインの作成。
・塩ビ製の保険証カバーは来年4月の保険証更新に合わせてポリプロピレン製に変わります(個人カードになるのは次の更新時になりそう)。
・窓付き封筒の窓をプラスティックからグラシン紙に変更し、丸ごと資源(雑紙)に出せるようになるようです!
・大豆インクの使用も実現しそうです!!

 <市民参加条例>
 市民参加条例策定のための市民参加の場は盛りだくさんメニューで進みそう… でも、市長は条例の“基本理念”はあんまり考えていないみたいで、ガクッ。


大豆インクって知ってますか?
 そもそもはアメリカで石油の代替品として開発されたもの。現在はアメリカの新聞の3分の1は大豆インクを使用。再生紙の製造過程では大豆インクの方が石油インクより除去しやすく、インク乾燥時に発生する揮発性有機成分も少なくて大気汚染防止にもなります。価格は従来品とほぼ同じのもよう。
 2000.12.1   漢人の一般質問は7日(木)1:00頃からです

 今日の本会議は補正予算と、来春の家電リサイクル法の施行に伴う粗大ごみ処理手数料の改定、3つの審議会の委員の議員枠を市民代表などに変える条例改正などが審議され、それぞれ委員会に付託されました。
 夜は学童保育連絡会と厚生文教委員会の議員との懇談会に参加。「障害児」の受け入れの問題を中心に意見交換しました。

 <今議会の私の一般質問の通告内容>

1.国勢調査見直しの声を国に
 @封入、郵送、持参による提出数
 A聞き取り調査や調査不能の件数
 B市民、調査員からの苦情件数と内容
 C実施状況報告書に市はどんな意見を書くのですか

2.グリーン購入をすすめるために
 @グリーン購入ガイドラインはできましたか
 A2001年度はグリーン購入のスタートキャンペーンを
   ・カバー類(保険証カバー、ランドセルカバーなど)の脱塩ビ化や
    窓付き封筒の改善、大豆インクの使用など、全庁あげてのとりくみを

3.市民参加条例は市民がつくる
 @市民参加条例策定のための市民参加の場について提案します
   ・働く市民(夜間市民)の声の反映、参加の場の保障を
   ・できるかぎり多くの市民の声が反映できるアンケートや懇談会を
   ・職員の“市民参加”についての意識啓発を 
 2000.11.30   小金井市議会定例会が始まりました。

 今日から12月議会が始まりました。

 まず「議長報告」。その中で、関東と東京都の市議会議長会主催の「議員親善野球大会」について、どちらも「当面の間休止とする」という方針が決まったとの報告がありました。当面とは無期でたぶんこのままなくなるということのようです。公費支出の妥当性について全国各地で裁判が起きている行事です。私としては議員になった当初に先ず困惑したことの一つでもあったので感慨深いです。( 「漢人あきこのページ/漢人が変える小金井市議会 その1」をご参照ください)

 次に「市役所第2庁舎の賃貸借契約の更新について」の市長報告がありましたが、これは1時間半くらい質疑が進んだところで、7年前の契約を交わした頃の本会議や委員会の議事録を調べ直す必要があるということになり、20日(水)の予備日まで保留になりました。この、いわゆるリース庁舎をめぐる経過っていうのはとにかくわかりにくいです。

 2日(土)は市民自治こがねい主催のシンポジウム「これからが本番!市民参加でまちづくり」があります。「みたか市民会議21」代表の宮川斉さんと、「エコシティ志木」の天田いづみさんをお招きしています。14:00〜公会堂です。ぜひご参加ください!!
 2000.11.23   エンゼルプラン策定委員会は熱い!
 22日夜は11月の談話室。エンゼルプラン策定委員の安藤能子さんの委員会の報告に始まり、小金井の子育て支援の可能性についておしゃべりしました。
 この策定委員がとにかく熱心。安藤さんは中町の回帰船保育所の保育者で保育室代表の委員、昨年の児童福祉審議会に答申の起草委員として強力に係わっていました。今回は公募委員が3名ですが、応募者は約10倍という競争率。これは子育て支援への関心の高さを示すものですが、さらに、この春に行われた計画策定に先立っての「市民懇談会」や、その中でも内容を検討して作られた「子育てニーズアンケート調査」を通して、それらの思いをこの計画につなげることができたということでしょう。アンケートも回収率はいいし、書き込みも多く、集計作業は大変だったとか。
 策定委員会はすでに3回開催、他に起草委員会として実務会議が数回、さらに個別団体などのヒアリングもどんどん入っています。12月には高校生も含む子どもたちと市長との懇談会も準備中で、これも参加希望者が多いらしい…
 この策定委員会は計画書という冊子を作るだけでなく、策定過程からすでに子育て支援関係団体のネットワーク化を図り、現実的な計画のチェック&推進体制もつくろうとしているみたいです。
 しっかりモロモロ企んでいる安藤さん。保育室での20年は伊達じゃないね!!
 2000.11.20   市民自治こがねいニュース36号ができました。
 週に1度は更新のはずが、あっという間に20日間も空いてしまいました。
この間に、二枚橋のダイオキシン土壌調査の市民によるクロスチェック、二枚橋議会、決算特別委員会、そして厚生文教委員会と中央線・駅周辺整備調査特別委員会などがあり、ニュースの36号もつくりました。
 ニュースの目次のページをご覧ください。
 2000.10.30   羽村市の容器包装リサイクル法完全実施ごみ収集の見学会に参加
 ごみ5市連絡会(柳泉園衛生組合構成市の東久留米、東村山、清瀬、保谷、田無の市民がつくったNPO)主催の見学会に参加しました。
 羽村市では「環境基本計画」を当初はコンサル委託で2年でつくる予定だったそうですが、1年間延ばして公募市民全員参加の50人の市民会議を100回以上開き、今庁内での最終検討中とのことです。容リ法の準備といっしょで大変だったけど成果は大!というのが担当課長のお話。小金井市では2年前、形式的に審議会の議題にしただけと言ってもいいような経過でした。
 そんな背景を持った羽村市の容器包装プラスチックと雑紙の収集はなかなか順調にスタートしているようでした。次の課題は剪定枝葉とのこと。
 古新聞、雑紙回収での「紙ひも」使用の奨励もしてました。
(詳しくは後日「エコくらぶの活動報告」で)
 2000.10.28   多摩にもう一つシェルターを!DVからは逃げるしかない!
 多摩地区の自治体の女性施策担当職員や市民、議員でつくる「多摩でDVを考える会」のシンポジウムに参加しました。
 DV(ドメスティックバイオレンス=夫や恋人からの暴力)は、やっとその存在が社会的に認められるようになってきたばかり。東京都内での被害女性は20万人と推定されています。
▼なぜ表面化してこなかったのか?なぜ逃れられないのか?のひとつの大きな答えは「母子家庭」の社会的イメージの悪さや経済的な厳しさにある(丹羽雅代さん/フェミニストカウンセラー)。▼人権後進国の日本の現状では「逃げる」しかない(戒能民江さん/お茶の水大.法女性学.家族法)。
▼多摩で民間では唯一のシェルター「けやき」は開設から1年、ずっと満室状態で断り続けている(高橋久美子さん/けやき代表)。
 超党派女性国会議員による「DV防止法」の提案の準備も進んでいますが、同時に各地域ごとの民間シェルターの開設とネットワークが緊急課題です。
 母子家庭支援の重要性も再確認しました。
 もちろん大前提は男女平等社会です!
 2000.10.21   学校運営連絡会の学習会に参加しました
 小金井市では来年4月から学校運営連絡会の試行を始めようと、教育委員会が準備を進めています。公募委員も取り入れるなど積極的な面もありますが、今ひとつパッとしないというか、よくわからないなあ…と思っていました。都立大の荒井文昭さんのお話はとっても明快で、問題がかなり整理されました。教育分野における地方分権をこのまちでどう進めるのか、何ができるのかを基調として考えようという指摘にとっても納得してしまいました。
 2000.10.19-20  基本構想審査特別委員会がありました
 基本構想は市の憲法のようなもの、2001年4月から10年間のまちづくりの基本的な考え方をまとめるものです。この2日間で半分くらいの審査をしました。残りは12月議会中になります。
 今年までの第2次基本構想はバブル期の真っ最中につくられたもの。それと同じ「くらしの向上」とか「快適」とかの表現にひっかかり、地球環境にも配慮した長い目で見たまちづくりが必要では?と質問したら「よその国のことまで考えていない…」という答弁があり、がくっときました。
 全体に表現も答弁もあいまいだったりしてていねいに検討された感じがしません。せっかく市民参加の長期計画審議会でつくられた構想ですが、市長はじめ職員のみなさんが納得していないとただの“絵に描いた餅”になってしまいます。
 2000.10.17-18  二枚橋衛生組合の視察で福岡県糸島クリーンセンターに行って来ました
 小金井市の議員からは焼却(熱処理)以外の施設を見たいと希望を出しているのですが、昨年に引き続き「ごみ溶融施設」の視察でした。鉄鋼炉と同じ仕組みで、とくかく資源物以外は何でも溶かしてしまう施設です。資源以外はみんな可燃ごみということ。同行した府中市のごみ担当の部長さんは「これはいい!」を連発してました。
 ダイオキシンがでなくて(ということになっている)、最終処分(埋め立て)の溶融飛灰が、ごみ100に対して2.9まで大幅に減量されるとのことで、二枚橋事務局としても建て替えはこれでという考えがあるのでしょう。でも技術的にも問題があるようですし、そもそもごみを出さない資源循環型社会とは正反対の処理方法ですよね。
 2000.10.15  市民自治こがねいのホームページがついにスタート
 ホームページをつくろうという話は1年くらい前から出ていました。みんな意見は言うけど動き出せなくて、とにかく今年度の方針に入れることにしたのが5月。夏休みには始められるようにとプロジェクトチームをつくってはみたけれど、なにせパソコン初心者集団のためなかなかはかどらなくて…。でもその間にも載せたいことはどんどん膨らんでいましたので、初めから盛りだくさんでのスタートになりました。                               
 次の課題は「更新」ですね。                              
 たくさんのアドバイスやご意見お寄せください!