■2003.12月号

市役所のCO2排出量 昨年は増加

  2002年度の決算委員会が総選挙翌日から4日間開かれました。みなさん選挙疲れか、いつもより質問が少なかったようです。
 昨年度は予算流用による再開発の強行、住基ネット接続と稲葉市長の議会多数の考えに反する対応が続きました。一方で前原小の30年前のズサン工事の発覚や総合体育館の天井落下への対応による思いがけない支出もあり、また、環境基本条例、市民参加条例、男女平等基本条例という大事な条例も策定されました。
 私は市役所のCO2排出量の削減、庁内の自動販売機(ペットボトルが急増)の撤去、ひとり親家庭ホームヘルパー派遣事業の改善、非常勤職員の休暇取得率の向上などの質疑をしました。CO2排出量は増加です。京都議定書の日本の約束は1990年度比6%減なのに…。
 再開発強行、議会軽視、環境施策不十分の理由で認定に反対です。
 

 
*+*+*+*+*+* 主な議案 *+*+*+*+*+*
 
●2002年度決算の認定
 11/28の本会議、一般会計は1票差、特別会計は全員賛成で認定されました。


●補正予算
・職員給与の改定による人件費減 1億8100万円
・再任用職員導入で人件費増 200万円
・生活保護受給者が増え扶助費増 1億5400万円
・がん検診受診が増え委託料増 900万円
・事業計画認可の延伸により、再開発事業の分担金減 1億4800万円


●住基カードのための手数料条例改定
 6月と9月の議会でも否決したものと同じ条例の再提案。小金井市議会は住基ネット反対が過半数なんです。


●ひとり親家庭医療費助成の条例改定
 子どもに渡したおこずかいも養育費として所得に算入する改定。反対です。

●収入役・固定資産評価員の選任
 兼職の平塚収入役の任期が12/31まで


●職員の給与条例の一部改定
 東京都人勧にあわせて0.8%マイナス


*+*+*+*+*+* 漢人の一般質問 *+*+*+*+*+*
12/3(水)夕方
 
@ 戸籍謄本などの戸籍証明の申請に本人確認を
 6月の一般質問で実施するとの答弁があったのに「戸籍・住民基本台帳の届出(婚姻、養子縁組届など)の本人確認」と同時には始まりませんでした。いつから実施するのでしょうか。

A ごみ減量のために電動生ごみ処理機の大幅な普及を
1)減量効果について
・電動処理機による減量効果はどのくらい?
・生ごみ減量のためには電動処理機の大幅な普及は不可欠!
2)購入補助金事業の費用対効果と目標
・電動処理機を購入して使用する市民の費用負担はいくら?
・使用者アンケート、モニター制度で効果把握と稼働率アップを。
・電動処理機の普及と減量の目標を立て、計画的な補助金事業を。

B 男女平等情報誌「かたらい」の一時回収をめぐって
1)手続きについて
 批判電話1本で、内容検討も市民編集委員へのお知らせもなく回収…行政として不適切な対応です。協働する市民にも失礼!
2)性教育のあり方について

 


12月議会のここにも注目@
地下水と湧水を保全する条例
   6月議会で6会派6人の連名で議員提案。環境基本条例を補強し、雨水利用や地下浸透を図り、地下水への影響のおそれのある工事施工者の市への届出等を定める条例です。具体的なことは抜きの理念的な条例にしたい議員も多く、できるだけ実効性があって賛成者も増えるように調整を重ねています。12月議会では可決させたい!
 私たちの条例案は、こちらでご覧いただけます。

ここにも注目A
市職員のあり方 給与引き下げ &「再任用」実施
    公務員の給与は、国の人事院か自治体の人事委員会(小金井の場合は東京都)が毎年出す“民間給与の調査に基づいた勧告”を参考に決められています。その人事院勧告が昨年から1960年の制度開始以来初めてのマイナスとなり、小金井市職員の給与もこの12月議会に引き下げが提案されています。非常勤職員の給与は組合と交渉中とか…。
 一方、市の退職職員を高待遇の非常勤職員とする「再任用」実施の予算も提案されました。反対する議員が多く見送ってきた制度です。

どう思いますか?
“過激な性教育”ってなに?
 市の男女平等情報誌が性教育特集をしたら、内容が過激だと市民からのクレームがあったそうです。 近ごろ、性器の名称を教えたり出産場面のビデオを見せることへの批判があります。氾らんする間違った差別的な性情報こそ何とかしてほしいものです。
さて.
わが家の 生ごみ処理機がなくなって…
 
   5年半前の夏から市のモニターをしていた電動生ごみ処理機を、先日返却しました。我が家の生ごみのほとんどを“消滅”してくれた優れものでした。最後に中身を全部出して洗いながら「そうかぁ…攪拌機の羽がこう付いているから、ここが詰まりやすかったんだなぁ…」と今さらながら納得しつつ、この体験活かさなくっちゃ!とはりきっています。洗濯機のように定着するにはまだまだ情報不足ですから。
 11/24の朝日新聞に「ごみゼロ宣言」をした徳島県上勝町の記事がありました。上勝町ではほぼ全世帯に生ごみ処理機があるそうです。
 人口2千人の山間部の町と11万人の小金井市を簡単には比べられません。でも電動処理機はむしろ庭のない都市部でこそ必需品のはず。今回の一般質問で、あらためて必要性と市の考え方を確認します。
 マイ処理機を買いたいのですが、どれが良いのか迷っています。高い買い物ですからねぇ。おすすめ情報のある方、お寄せください!

実は‥  .
踏切で転んで全治1週間
 10月中頃の小雨の夜、武蔵小金井駅横の踏切でズテッと転んでしまいました。閉まる遮断機をよけようと斜めに足を踏み出したところで濡れたレールに足を取られたようです。メガネも傘も壊れ、額を怪我して夜間救急外来に行きました。ホントに危ないですね。緑町踏み切りの跨線橋は年度内、東小金井駅の大型エレベーターは年内にできるようです。みなさん気をつけましょう。


総選挙は 21区(日野、立川、昭島)の川田えつこさんを応援しました。「2大政党制に向かうなかで小さな声が潰されていくことが心配です。3年前の補欠選挙での当選以来、無所属無党派を貫いた川田さんは、今こそ国会に必要です!」と、声をからしましたが及びませんでした。
 6区(世田谷)の保坂展人さんの応援にも行きました。年も近く、内申書裁判をはじめ教育問題や子どもの権利を巡る取り組みをしてきた保坂さんには、学生の頃からの共感があります。でも比例区は社民党とは言いにくかった…保坂さんも落選です。
 小選挙区−比例区選挙で小さな声を集められる無所属の候補者が当選するのはホントに至難の技です。自治体議会の無所属議員の果たす役割や責任がグ〜ッと大きくなったということでしょうか。



市議12人による
稲葉市長の議会無視の
再開発予算流用問題 裁判
 「議会に提案すると否決されるから他の予算を使っちゃぇ」な〜んてことが、市長に許されるのか?!という裁判です。
   第4回公判は1/21(水)11:00霞ヶ関の東京地裁。
 訴状や最新情報はこちらをご覧ください。
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2003.12.1発行 漢人あきこの市議会レポート