2003.  

 
 2003.12.24 子どもは「お国」のためにあるんじゃない!  

 昨日は、日比谷公会堂の“子どもは「お国」のためにあるんじゃない!教育基本法改悪反対全国集会 ここでとめなきゃ、憲法改悪への道”に行ってきました。3000席の公会堂に入りきれない人がロビーにも公演にも溢れ、集会後のパレードでは5000人を超えたそうです。全国からいろんな教職員組合の人たちが集まったようです。
 実は、ちょっと遅れて行ったら会場に入りきれない人がもう何百人も場外放送を聞いていました。しばらくは聞いていたんですけど、ちょうどみたい映画を銀座でやっていたので観に行って、またパレードに戻ってきました。そしたらその映画館で知り合いの教員にバッタリ!「満席だったから?」「同じこと考えるモンだねぇ」と笑ってしまいました。

 観に行っちゃったのは「女はみんな生きている」というフランス映画。おもいろいです!詳しくはこちらをご覧ください。
 
 2003.12.19 で、職員の給与は上がったの?下がったの?  

 という質問が来ていますので、市役所の職員課長さんに計算してもらいました。
 今回の給与改定はとにかく複雑です。
 上がる要素と下がる要素がごちゃごちゃで、基本になる額とそれに×何月とか何%とかどちらも、それも役職によっても違うのでホントに複雑怪奇です。

 結論として、今年度分は下がります。
 一般会計全体で
給料表の改定や手当の減額で、約1億3700万円減って
職務手当の復活で、約1000万円増えるようです。

 *市長、助役、収入役、教育長は特別職ですから別です。


 議員については下がる要素はありませんから、役職加算の解凍分が上がると考えていいと思います。

 週末、忘年会の話題になるかも…と、取り急ぎアップしました。
 
 2003.12.18 12月議会が終わりました。  

 予定通り、本日2003年最後の定例議会が終わりました。
 今日は、各委員会で審査した結果を本会議で報告して討論採決、さらに政府への意見書や議会としての決議などの新たな議員提出議案の討論採決を行いました。

 主な結果を報告します。

一般会計補正予算 
 再任用予算を削除する修正案が提出されましたが否決となり、原案が可決しました。  わたしは修正案に賛成、原案に反対。討論もしました。

住基カードの手数料条例
 賛成11人、反対12人で、3回目の否決をしました。
 長野県の住基ネット侵入実験の結果も出ました。新聞によっては「住基ネット安全宣伝」的に報道しているところもありますが、実際の結果は深刻な危険性を指摘するものです。
 もちろんわたしは反対しました。

収入役に、元企画財政部長の池田隆さんが提案され、全員賛成で同意しました。

イラクへの自衛隊派兵を中止し、国連中心の復興を求める意見書
 賛成13人、反対10人で可決しました。

(仮称)市民交流センター取得に関する覚書の締結中止と新たなまちづくり計画の立案を求める決議
 賛成と反対が同数だったため、議長が可決と決めました。

ごみ固形燃料(RDF)の安全性についての検証を求める陳情書
 賛成20人、退席3人で採択

インターネットによる市議会中継の継続を求める陳情書
 全員賛成で可決  
 
 2003.1215 議員と市長と職員の給与について  

 12月8日の「12月議会前半のご報告」にある「役職加算」について、詳しく知りたいとのリクエストがありましたので追加説明します。

まず、初日8日の本会議で議決をしてすでに確定しているのは
@特別職(市長、助役、収入役、教育長)の期末手当  と、
A議員の期末手当 です。

B職員の給与改定条例と、関連する費目のあるC補正予算は
10日の総務企画委員会と11日の予算特別委員会で、それぞれ可決していますが、
最終決定となる本会議での採決は18日の予定です。
委員会での賛否状況からどちらも可決すると思われます。

では、それぞれについて・・・

@職員の「職務加算」の凍結を解くのに合わせて、特別職の「役職加算」を解凍する条例が市長から提案されました。
 給与条例で、期末手当の額は給料月額を20%アップした額に、更に支給率をかけることになっています。この数年は毎回、期末手当前の議会で時限条例で「今回は凍結する」としていました。
 今回は「凍結」条例ではなく、これから2年間、支給アップ率を20%から30%減らして14%にするというものです。
 この結果、市長のこの12月の期末手当は昨年より約26万円加算になります。

A議員の期末手当の「役職加算」も同じく凍結していましたが、同様に解凍して支給率を30%減らし、合わせて期末手当の年間支給率を0.215月分減額するという条例が14人の議員により議員提案され、可決しました。この12月の期末手当は役職加算を無くした場合と比べて27000円の増額になります。

★@、Aとも「役職加算」を廃止する条例を提案しましたが否決になってしまいました。
 この条例を提案したのは、市民の党(青木、野見山)、漢人の3人です。
 賛成したのは、共産党(井上、板倉、関根)、生活者ネット(小山、藤村)、自民党(露口)のプラス6人。他の14人のみなさんがAの提案議員で、@の市長案に賛成(民主党は退席)でした。

B職員の給与に関わる内容は
1)「職務加算」の凍結解除…職務に応じた5〜20%の期末手当の加算
2)給料の削減…来月から東京都人事委員会勧告に合わせて0.8%の削減
3)配偶者扶養手当の減額…来月から人勧に合わせ500円の減額
4)調整手当の増額…来年度から給料月額にかけるアップ率を10%から11%に段階的にアップ
5)期末手当支給率の減…人勧に合わせて年0.25月減額
6)再任用の導入…18人の再雇用職員をこの1〜3月再任用化

*職務加算の凍結は、市の人件費比率の高さによる財政難のために行われていたものです。今回、「依然厳しいが、一定の改善が見られた」という理由で、解凍になりました。

C今回の補正予算で提案されているのは、Bの2)、3)、5)で1億8100万円ほどの減額、 6)で200数十万円の増額です。
 
 2003.12.13 再開発の駅前ビル…JRには2年も前に断られていた?!  

 昨日は駅周辺整備調査特別委員会でした。昨日も武蔵小金井駅南口再開発事業について、特に市民交流センターの取得についての都市公団との覚書(案)と市民交流センターと一体の駅前の業務ビルについての質疑が中心でした。
 この業務ビルに、JRが保留床の取得をしないという返事はすでに2年近くも前の2002年の2月にもらっていたということが分かりました。2年も前です!なのにそのことは議会にもいっさい報告されないなかで、都市計画決定されて、市長選も行われたわけです。

 今年3月の市長選直前の議会で、高木真人議員が「再開発事業」についての一般質問をしているのですが、その際の市長と街づくり担当部長の答弁の一部を紹介します。

市長(稲葉孝彦) 質問者もおっしゃっていますように、この事業は地元の地権者の方々、そしてJR、公団、市、四者が責任を持てば事業が成立するんですね。…略…そしてJRはJRビルを持つと。…略…そういう意味で非常にリスクの少ない、おのおのがきちんと責任を持つことによって成り立つということで、採算性の非常に高い事業だとわたしは判断しております。

街づくり担当部長(吉野通夫) …略… それからJRにつきましては、実施しておりますJR中央線の連続立体交差事業に合わせまして、駅周辺のまちづくりを行うということで協力を得てきているところでございますけれども、このJRにつきましては鉄道の事業者ではありますけれども、いろいろとグループ事業として、スポーツとか、レジャーとか、事務所、保育、あるいはホテルと多角的な業務の展開を行っておりますので、床を取得する権利者ということではテナント等が埋まらないということはないというふうに考えています。…略…

 JRは、すでにこの1年前に「保留床は買わない」と回答しているんです。この答弁はじめ、この間の市長の対応ってほとんど「詐欺」と言ってもおかしくないくらいです!!
 
 
 2003.12.11 再開発の駅前ビル、買い手が無くて低層化?  

 先月末からの駅周辺整備調査特別委員会や昨日の総務企画委員会などでの武蔵小金井駅南口再開発事業や、この事業内で計画されている公会堂に代わる市民交流センターの審査の中で「え〜っ!?」ということが明らかになってきました。
 再開発ビルの一つで、市民交流センターと壁を共有する業務ビルが、計画では14階建て程度で、半分くらいを「保留床」として売って事業費に充てることになっていたのに、最初の予定のJRは買ってくれないことになり、施行予定の都市公団が公募をしたけど募集はゼロ。今は「保留床」無しで何とかならないかと検討をしているそうです。
 市や公団はJRに負担増を求めようとしているようですが、どう考えたって無理です。そうなると土地を共有する市の市民交流センターに上乗せされるのではないかと心配です。
 そもそも、この再開発は駅前ビルの買い手がないってことが分かったわけですから、計画そのものを謙虚に見直すのが、市長としての責任ある健全な判断じゃないでしょうか?  
 
 2003.12.8 12月議会前半のご報告@  

 市民自治こがねいの年1回の大イベント=今年は1日だけのカフェ“ぼちぼち”が11/30にあり、12月議会に向けて市議会レポートの発行、一般質問、議案の準備と、この2週間ほどハードな日々でした。
 カフェ“ぼちぼち”はスローライフがテーマ、たくさんの方にご参加いただき、出会いと交流の空間を楽しむことができました。スローライフを言いながら自分の生活はなかなかスローにならないもどかしさも話題になりました。まったくだ!

 さて、12月議会です。
 初日は2002年度の決算認定についての採決から
 わたしは認定に反対しましたが、1票差の賛成多数で認定されました。
わたしの反対討論と各議員の裁決態度はこちらをご覧ください。

 初日のもう一つの注目議案は、議員と市長たち(+助役、収入役、教育長)の「役職加算」の是非でした。
 「役職加算」とは、職員の役職(係長、部長など)に応じて期末手当支給時に5%〜20%の加算をするものですが、小金井市では財政難と人件費比率の高さからこの5年ほど凍結してきました。バブルの時期にこの制度ができたときに市長たちと議員にも一律20%で導入したそうですが、この間はいっしょに凍結してきました。ほとんどの自治体にある制度ですが、市長や議員については不当な便乗だとの批判もあります。
 今回は市の財政が上向いてきたことを理由に、職員と市長たちの役職加算の凍結を解いて支給することにして、その上で支給率を下げるという議案が市長から出されました。  これに合わせて議員の分をどうするかを、この間、非公開の「会派等代表者会議」で話し合われてきました。結局、意見が一致せず、@凍結解除して支給率を下げる条例と、Aこの役職加算を廃止する条例の二つの議案がそれぞれ議員提案で出されました。
 わたしは市民の党のお二人とAを提案し、合わせて市長と特別職の役職加算も廃止する条例の修正案も提出しました。
 結果は、残念ながら、わたしたちの条例は二つとも賛成少数で否決。この12月期末手当から議員も市長たちも「役職加算」復活となりました。
 
 
 2003.11.25 12月議会の一般質問、漢人は3日(水)の夕方です。  

 今日は12月議会に向けての議会運営委員会があり、一般質問の通告も締め切りでした。今回の一般質問は18人と少なく3日間で行います。
 また、今回は異例なことに補正予算の議案が議会開会日の朝配られることになるとの報告もありました。職員組合との給与に関する交渉が長引いたためとのことです。
 今回の私の質問は次の内容です。1問目の本人確認については6月議会で同じ質問をしていますが、「実施する」との答弁があったのに、なぜか先送りされているようなので確認するものです。

1.戸籍証明の申請に本人確認を
「戸籍関係証明書の不正な申請を防止するための本人確認」が「戸籍・住民基本台帳の届出の本人確認」と同時に実施されなかった理由は何か。
いつから実施するのか。

2.ごみ減量のために電動生ごみ処理機の大幅な普及を図らないか。
(1)減量効果について 
電動処理機による減量効果をどう見積もっているか。
生ごみ減量に電動処理機の大幅な普及は不可欠ではないか。
(2)購入補助金事業の費用対効果と目標
電動処理機を購入し使用する市民の費用負担はいくらか。
使用者アンケート実施、モニター制度導入で効果把握と稼働率アップを。
電動処理機の普及と減量の目標を立て、計画的な補助金事業を。

3.男女平等情報誌「かたらい」20号の一時回収をめぐって
(1)手続きについて
回収の手続き、判断は適切だったか。
市民との協働事業のあり方として市民編集委員への対応は適切だったか。
(2)性教育のあり方について
小金井市男女平等基本条例にうたわれた「性教育の充実」の実現を。


 
 2003.11.24 わが家の生ごみ処理機がなくなって…  

 5年半前の夏から市のモニターをしていた電動生ごみ処理機を返却して、1週間になりました。我が家のほとんどの生ごみを“消滅”してくれていた優れものでした。
 最後に中身を全部出して洗いながら「そうか!攪拌機の羽がこう付いているから、ここが詰まりやすかったんだなぁ…」と今さらながら納得。洗濯機のように定着するにはまだまだ情報が不足しています。

 今朝の朝日新聞で、ごみゼロ宣言をした徳島県上勝町の紹介記事がありました。上勝町ではほぼ全世帯に生ごみ処理機があるそうです。
 人口2千人の小さな町と11万人の小金井市を簡単には比べられません。でも、電動処理機はむしろ庭のない都市部でこそ必需品のはず。12月議会の一般質問で、あらためて必要性と市の考え方を確認します。

 生ごみを燃やすごみで出すことになって1週間。マイ処理機を買いたいのですが、どれが良いのか迷っています。高い買い物ですからねぇ。おすすめ情報のある方、お寄せください!
 
 
 2003.11.14 総選挙も決算委員会も終わりました。  

 総選挙期間中は政治活動が禁止されているので更新を控えていました。その後続いた決算特別委員会も、昨日終わりました。告示前のご挨拶をしそびれたために、長い無断欠席みたいになってしまいまいました。反省しつつ、レポートを再開します。
 
■ 総選挙は東京21区(日野、立川、昭島)の川田えつこさんの応援をしました。
「2大政党制に向かう中で小さな声が潰されていくことが心配です。3年前の補欠選挙での当選以来、無所属無党派を貫いた川田さんは今国会に必要です!」と、声をからしましたが及びませんでした。
 勝手連「川田えつこさんと手をつなごう会」のHPに選挙の記録があります。ご覧ください。

 もう一人、東京6区(世田谷区)の保坂展人さんの事務所にも1日伺いました。内申書裁判を闘いながら、教育問題、子どもの権利を巡る取り組みを続けてきた保坂さんとは学生時代からずっとどこかで重なる活動をしてきたという共感があります。でも、保坂展人をヨロシクとは言えても、比例区は社民党にとは言いにくい応援でした。保坂さんは落選、土井たか子さんが昨日党首辞任を発表しました。

 小選挙区−比例区選挙で小さな声を集められる無所属の候補者が当選するのはホントに至難の技です。自治体議会の無所属議員の果たす役割や責任がグ〜ッと大きくなったということでしょうか。

■ 決算特別委員会
 みなさん選挙疲れか例年より質問が少なかったようです。
 昨年度は再開発予算の流用から始まり、住基ネット接続等、市長の議会軽視が続き、一方、前原小のズサン工事の発覚、総合体育館の天井落下等の思いもかけないことも起こりました。また、環境基本条例、市民参加条例、男女平等基本条例という大事な条例を策定した年でもありました。
 私は市役所のCO2発生量の削減、市役所内の自動販売機(特にペットボトルが急増)の撤去、ひとり親家庭ホームヘルパー派遣制度の改善、非常勤職員の休暇取得率の向上などの質疑をしました。
 議決結果は、一般会計が可否同数・委員長裁決で認定、特別会計はすべて全員賛成で認定でした。

 
 
 2003.10.24 JR中央線、緑町踏切に歩道橋とエレベーター  

 先週踏切で転んでできたおでこの怪我もだいたい治ってきました。その後わたしとほとんど同じ場所で転んで骨折したおじいさんもいらしたり連日のトラブル続き。小金井街道踏切なんて警備員も増員されて、警官もいたり、なにやら調査している人もいたり、さらにマスコミの取材グループもいたりして大にぎわい。新聞・ニュースでも次々に特集されています。
 そんな中で、首相の一声もあって5億円かけて東小金井駅の大型エレベーター、緑町踏切の歩道橋とエレベーター設置などの対策がアッという間に決まりました。これまで市議会や市からの指摘に対してはお金がかかるからできないと対策を渋ってきたJRが、ころっと態度を変えました。総選挙前という時期が幸いしたということでしょうか?
 JRってどこを向いて仕事をしているんでしょうね?

 
 
 2003.10.15 長くなった踏切は危ない! 転んで全治1週間です  

 昨日は忙しい一日でした。その最後、夜8:30頃、武蔵小金井駅横踏切でズテッと転んでしまいました。横断途中で警報機が鳴りだしたので、ちょっと急いで閉まる遮断機をよけようと斜めに足を踏み出したところで雨に濡れたレールに足を取られたようです。
 メガネも傘も壊れ、手とおでこの横を怪我してしまいました。JR高架工事で長くなった踏み切り対策の監視員のお兄さんが、閉まりかけてる遮断機を支えながら「だいじょうぶですか〜?」と声をかけてくれましたが、遮断機を離すわけにはいかないし、自分で散乱したメガネや荷物を拾って脱出しました。歩き出してみたらあちこち痛くて血も出ています。
 夜間救急外来に行って応急処置をしてもらいましたが、全治1週間ってところのようです。顔なので目立ちます。
 長くなった踏切、毎日渡っていますが、ホントに危ないです。危ない要素が複合的に増大しています。
 どうしたらいいのでしょう?
 
 2003.10.9 赤木かんこさんの小学校図書館に行って来ました。   

 議会が終わって、書類の整理や市議会レポートを作ったりしていたら、アッという間に10日も経ってしまいました。

 今週は朝の駅頭でのレポートをしています。
 月曜、火曜は東小金井駅。
 中央線高架工事で踏切が開かなくなったため、駅の階段を利用する人が増えています。自転車を抱えて上り下りする人も多く、ちょうど2日間ともテレビ局、新聞社などカメラやマイクを抱えて取材する人がウロウロしていました。
 昨日からは武蔵小金井。
 実は今日初めて全く1人でレポート配布をしました。いつもはレポート配布をしてくれる人が2〜3人いて、わたしはマイクで喋っているのですが、今日は予定していた人がみんな体調不良等でお休みとなってしまったのでした。
 何の説明もなく、突然「おはようございます」と差し出されたチラシを受け取ってくれたみなさん、ありがとうございました。うれしかったです!


 さて、昨日は稲垣議員が設定してくれた視察で、福生第2小学校の図書館に行って来ました。児童文学評論家で本の探偵を自称する赤木かんこさんが大改造した図書館です。
 あくまで、あくまで子ども本位の場所でした。小学校1年生から6年生までの子どもたちが、それぞれにどんな本に興味を持ち、どんな風に本の世界を広げていくのか、そのために図書館はどんな手助けができるのかに徹して、本の分類、購入、内装などを試行錯誤しながら創っていらっしゃいました。

 例えば、
・分類は従来の10進法ではなく、ジャンルごとの絵シールを開発、どこに読みたい本があるかがすぐに分かるし、子どもたちが自分たちで整理もできます。
・小学校の特に低学年の子は自然科学系の本が大好きなので、分類を細かくして選びやすくいています。
・大きなぬいぐるみを置いた絨毯スペースを創り、ゴロゴロくつろいで読むことができるようになっています。
・何人かで囲んでいっしょに読める弱視用の大きな本は大人気。

 「学校図書館は死んでる」たまたま訪問した地元の学校図書館にショックを受けた赤木さんが完全ボランティア(むしろ持ち出しが多いとのこと)で改造を続けたものです。まさに生きてる図書館を実感しました。

 ちょうど、はるばるつくば市からも学校図書館の司書とボランティアの方たちがいらしてました。赤木さんの学校図書館改革は全国に着実に拡がっているようです。
 ぜひ小金井でも実現したい!というのが視察参加の議員5人の感想でした。

 
 2003.9.30 9月議会が終わりました 〜議案・意見書など…ご報告〜  

 9月議会は昨日予定通りに終わりました。
森戸洋子議長がご親族の葬儀で欠席のため、副議長の小尾武人さんが議長を務めました。森戸さんは共産党、小尾さんは公明党、1票差議決も多い議会ですから、この件を巡って開会が少し遅れました。

昨日の主な議決結果をご報告します。
詳しい採決結果は近日発行の市議会レポートに掲載します。

市長提案の議案は
・一般会計補正予算 議長裁決で可決  賛成11 反対11
・住基カード手数料条例 否決  賛成10 反対12
・教育委員(教育長予定)の選任 同意  賛成11 反対6 退席5      
*漢人は3件とも反対しました。

議員提案の意見書・決議は14件提案され、13件可決1件否決
a・イラクへの自衛隊派遣に反対する意見書  賛成13 反対6 退席3
b・DV防止法の改正に当たり社会環境の整備を求める意見書 賛成19 反対3
c・「爆弾しかけられてあたりまえ」と発言した石原都知事に抗議し、発言撤回と謝罪を求める決議  賛成11 反対5 退席6
d・「中村美術館の負担附き寄付の受け入れ」への付帯決議  全員賛成
東京都の区市町村への補助金大幅切捨ての「第二次財政再建推進プラン」に関する意見書  議長裁決で否決  賛成11 反対11

 *a.b.c.d の意見書・決議の提案議員と内容は以下のとおりです。


イラクへの自衛隊派遣に反対する意見書

提案議員  藤村 忍(生活者ネット)
稲垣庸子(市民ウェブ)
若竹綾子(湧く湧く環境クラブ)
漢人明子(市民自治こがねい)
青木ひかる(市民の党)
斎藤康夫(民主党)
井上忠男(共産党)

 日本政府は「イラク復興支援特別措置法」に基づき、自衛隊をイラクに派遣し、人道支援活動だけでなく、「安全確保活動」という、事実上の米軍の支援活動を行おうとしている。
 米英軍の武力行使によって7,200人を超す市民が犠牲となったイラクでは、今なお占領統治が行われ、連日のようにイラク人に対する家宅捜査や尋問が行われ、米兵による市民射殺事件が後を絶たない。
 イラク人は、自らの手で民主的な選挙を実施し、国民の代表と憲法を自らの手で決めるという要求を示しているが、占領当局は、未だ国民選挙の見通しすら明らかにせず、イラクの人々から「占領軍はいらない」という声が日増しに強くなっている。
 現地の国連事務所に対する爆破テロは、占領状態がもはや泥沼状態になろうとしていることを示している。イラク占領米軍司令官のいう「われわれはまだ戦争状態にあり」「イラクを戦闘地域と非戦闘地域に分けることはできない」という事態が、日を追うごとにますます進行している。このような状態の中で自衛隊をイラクに送れば襲撃の標的になることはまぬがれない。
 よって、小金井市議会は、政府に対し、戦闘状態の続くイラクの真っ只中に自衛隊を派遣しないことを求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成15年  月  日
小金井市議会議長 森戸洋子
 内閣総理大臣 様
 外務大臣 様
 内閣官房長官 様
 防衛庁長官 様



DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)の改正に当たり社会環境の整備を求める意見書

提案議員  小山美香(生活者ネット)
若竹綾子(湧く湧く環境クラブ)
漢人明子(市民自治こがねい)
青木ひかる(市民の党)
斎藤康夫(民主党)

 2001年10月のDV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)施行以来、DVは犯罪行為であると認知されるに至り、各地域でDVに関する相談件数の増加や、行政に支援を求める声が高まっている。
 しかし、現状では各自治体の公的支援は財政面でも制度面でも不充分なものといわざるを得ない。
 女性が自立して生活できる社会制度がなければ、保護命令により一時的に暴力から逃げても、暴力を断ち切ることはできない。また、被害当事者が精神的に回復し、自立していくまでには長い時間を要する。
 DV家庭で恒常的に暴力にさらされる子どもたちや高齢、障害、外国籍など複合した問題を持つ被害当事者へのサポート不足も指摘されている。
 よって、小金井市議会は、被害当事者の人権を守り、誰もが安全に安心して暮らせる社会の実現を求める立場から、DV防止法改正に当たり、政府に対し以下の事項を要請する。
1 「一時保護から生活再建へ」、被害者の自立支援策を公的責任として明確にすること。
2 被害者支援の制約となっている関連法(住民基本台帳法、健康保険法、年金法、学校教育法、生活保護法、外国人登録法、出入国管理法)についても見直しをすること。
3 被害者の子どもたちが健やかに生活していける環境と相談体制を確保すること。
4 保護命令の対象や期間、範囲などを実態に即したものとし手続を簡略化すること。
5 高齢者、障害者、外国籍住民などDVと複合した問題をもつ被害者の人権に配慮し、セーフティー・ネットとして機能する制度をつくること。
6 都道府県と市区町村の役割分担を明確にし、全国にネットワーク化ができる制度の充実をはかること。
7 自治体及び民間支援団体への財政支援を明確にすること。
8 各地域でのDVシェルターの設置と拡充をはかること。
9 加害者へのカウンセリングなどの対応をはかること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成15年  月  日
小金井市議会議長 森戸洋子
 内閣総理大臣 様
 法務大臣 様
 厚生労働大臣 様



「爆弾しかけられてあたりまえ」と発言した石原慎太郎都知事に抗議し、発言撤回と謝罪を求める決議

提案議員  小山美香(生活者ネット)
稲垣庸子(市民ウェブ)
若竹綾子(湧く湧く環境クラブ)
漢人明子(市民自治こがねい)
青木ひかる(市民の党)
井上忠男(共産党)

 9月10日、石原慎太郎都知事は、街頭演説で「田中均というやつ、今度爆弾しかけられてあったりまえの話だ」と発言した。これは、暴力と脅迫によって言動を封殺する行為を容認し、奨励する暴言であり、絶対に許すことができない。石原氏はその後も撤回するどころか、日朝首脳会談のレールを敷いた外務審議官である田中均氏について、「彼がそういう目に遭う当然のいきさつがある」「こういう機会でもなければ彼は自分のやったことを、反省なり評価なりしないんじゃないか」などの発言を繰り返している。
 日本国憲法は第19条に「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」と定めている。これは日本国民が、第二次世界大戦に突入して行った過程とその戦時下における多くの犠牲、苦い経験の上に立ってかち取ってきた民主主義の原理である。
価値観の違う言動の自由は侵してもよいとする石原氏の発言は完全に憲法違反である。さらに第12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」ともうたわれている。今私たちが首都東京の最高責任者である石原都知事の暴言を容認するならば、かつてのような恐怖と抑圧の社会を招き寄せることにつながりかねない。
 なおかつ、都知事は都民の安全に責任を持つ立場にあり、強い権力を有している。今回の発言は、気に入らない相手には安全に生活する権利を認めないという論理であり、このように都民を差別選別する石原氏にはもはや都知事の資格などないと言っても過言ではない。
 よって、小金井市議会は、石原都知事に抗議し、直ちに一連の発言を撤回し、誤りを認めて謝罪することを強く求めるものである。
 以上、決議する。
 
     平成15年  月  日
                  
小金井市議会



負担附き寄附の受入れについてに対する付帯決議

提案議員  露口哲治(自民党)
小山美香(生活者ネット)
若竹綾子(湧く湧く環境クラブ)
漢人明子(市民自治こがねい)
西岡真一郎(改革連合)
青木ひかる(市民の党)
斎藤康夫(民主党)
鈴木洋子(公明党)
篠原ひろし(改革21)
井上忠男(共産党)

 中村研一記念美術館の負担附き寄附を議決するに当たって、次の4点を寄附を受ける上での条件とする。
1 財団法人中村研一記念美術館の財産と中村富子氏個人の財産の区分を明確にした上で寄附を受けること。
2 本件議案において条件とされた居住部分の使用を除いては、土地・建物のすべてを公共的に使用するものとすること。
3 市が提案する「企画展」などを白紙に戻し、公立美術館のあり方と有効利用を市民参加のもとに、中村研一記念美術館管理運営基本計画策定委員会等で十分論議を深めること。
4 管理運営や建物改修について市財政の状況も考え、極力経費をかけないよう配慮すること。
 以上、決議する。

       平成15年  月  日
                
小金井市議会


 
 2003.9.28 いよいよ明日が最終日。教育長人事はどうなる?  

 委員会での審査が終わり、明日の本会議ですべての議案の採決をします。ですから委員会での採決結果のあるものはだいたい本会議での結果も予想できます。
 おもな気になる議案の委員会での採決結果は次の通りです。

・補正予算…可決
・住基カードの手数料を徴収する条例…否決
・中村美術館の負担付寄付の受け入れ…美術館のあり方そのものからの市民参加による再検討などを求める付帯決議付の可決
・子ども家庭支援センター条例…市長から土曜開館の議案訂正があり可決


 明日は委員会には付託されていない議案がいくつか新たに提案されます。
一つは「教育長の選任」。事前に各会派幹事長に内定者(谷垣十四雄さん)のお知らせあり、議案は24日に配られました。
 議案には住所、年齢、経歴しか書いていなくて、どんな人かが分かりません。
 そこで、12人の議員連名で市長に、候補者の考え方を知るために5項目の質問に答え、執筆論文などの提出を求める「申し入れ」をし、回答を受け取りました。



「教育委員(教育庁)の選任同意にあたって、予定者の教育に関する基本認識を明確にするよう求める申入書」に対する回答
 
@教育基本法について
・中央教育審議会の答申を受けて、教育基本法の改正と教育振興基本計画の策定が進められているが、慎重に今後の推移を見守りたい。

A教育における情報公開について
・開かれた学校をめざす上で、情報を公開して説明責任を果たしていくことは大切なことである。

B国旗・国歌の取扱について
・学習指導要領に基づき、適切に取り扱われるようにしたい。

C子どもの権利、男女平等教育、ジェンダーフリー教育について
・東京都男女平等参画基本条例、小金井市男女平等基本条例に基づいて、人権を尊重すること、性別に関わりなく個性と能力を発揮できるようにする教育をすすめていくことは大切なことである。

D市立図書館、公民館のあり方について
・市立図書館、公民館のあり方については、それぞれ条例に基づき設置されている、図書館協議会及び公民館運営審議会の意見や審議の結果を尊重して運営していきたい。



 回答は以上です。
 残念ながら、ご本人の教育理念や子どもへの思いは全く感じられません。
 また、10年ほど前に3年間、第3小学校の校長をされていたので、その頃の教員や保護者の方にどんな方だったかを伺いましたが、
「日の丸、君が代強行と教員組合対策のために都教育委員会が派遣したのでは?」
「男女混合名簿を止めさせる指導をしていた」
「保護者の面会・申し入れに露骨に不快感を示された」
「教育理念のない校長だった」
など良い情報はありません。
 明日の採決ではわたしは反対する予定ですが、全体の可否は微妙なようです。


 他にも以下のもの他10数本の議員提案の意見書や決議などが明日提案、採決されます。
・DV法改正にあたり、社会環境の整備を求める意見書
・イラクへの自衛隊派遣に反対する意見書
・石原知事の「爆弾しかけられてあたりまえ」発言の撤回と謝罪を求める決議
・住基ネットアンケートに関する決議
・市民交流センター市民説明会を求める決議

 
 2003.9.18 予算特別委員会 また!市長の休憩後の答弁変更?  

 本日の市議会予算特別委員会で「住基ネット市民アンケート委託料」についての質疑がありました。5/27の臨時議会で、今年度予算への若竹議員の賛成が欲しいために、市長が最終盤に突然「実施する」と発言したものです。
 6月議会では「やるなら住基ネットそのものの是非を問うものを」という市民からの陳情がだされ、議会は採択しました。
 ところが、今回事前に出された資料では、このアンケートの趣旨は「住基ネットの安定稼働に資することを目的とする」と明記されていて、今日の委員会でも、複数の議員の質問に対して、市長も担当の市民部長も、切断の是非などは「聞かない」と繰り返していました。
 それなのに、3時休憩前の若竹議員の「切断の是非と選択制の希望の有無を設問に」という質問を受け、休憩後に市長が「質問者の質問趣旨を踏まえて作る」と答弁変更?をしたのです。5月臨時議会と同じ、またしても政治的なあいまい答弁での問題先送りです!!

 結果、このアンケート費用を含む一般会計補正予算は、賛成7人、反対5人で可決となりました。本会議でも可決の見込みです。

反対した5人の議員+アルファで採決前に意見交換をしました。
「政治不信を招く経過だ」
「結局あいまいな答弁で問題の先送りでしかない」
「市長の対応に対して決議を出したい」
「目的不明のアンケートなんて住民監査モンだ」
などの声がありました。

なんか、と〜ってもイヤな気分です。


 今日の委員会での、わたしの主な質問Qと答弁Aは以下の通りです。
Q.臨時財政対策債(国が地方交付税を減らす代わりにお勧めしている借金)を5億370万円という額に決定した理由
 A.3つの選択があったけど、本来もらえる計算上の交付税額との差額にした
  今年度の予算不足額だけでは足りない
Q.市役所の非常勤パート職員にちゃんと労働条件を明示すべき
 A.来年度、関係要綱をまとめた分かりやすいものを全員に配布する
Q.母子家庭の自立支援計画の策定予定
 A.具体的スケジュールはまだないが、作る
Q.ひとり親家庭ホームヘルプサービスにコディネーター機能を
 A.検討する

 
 2003.9.16 地下水と湧水を保全する条例 & 新しい教育長候補  

 今日は建設環境委員会がありました。6月議会で6会派6議員で議員提案した「小金井の地下水と湧水を保全する条例」が審議されました。8月末の委員会で提出を求められたいくつもの資料の説明をしたところで、質問を整理したいからと西岡議員(改革連合)から休憩を求められ、休憩時間が終わって再開したら鈴木議員(公明)からもう質疑をしないで24日の予備日まで保留にしてほしいとの発言。
 市長が12月に理念的な内容に絞った同タイトルの条例を提案したいから調整して歩み寄れないかということらしく、環境部長と話し合うことになりました。
 公開の委員会での質疑がされないで「調整」となるのって何かへんじゃないですか?
 私たちの条例案は、こちらでご覧いただけます。


 それから、朝、市長から電話があり、今議会の最後に提案する教育長が決まったそうです。10年くらい前に第3小学校で校長をされ、その後東京都教育委員会に行かれ、この春、中央区泰明小学校の校長を定年退職された、「谷垣十四雄」さんという方だそうです。 賛否を決める材料がまだありません。情報をお持ちの方はご連絡ください。
 
 2003.9.14 一般質問インターネット中継 黒く途切れているのは…  

 小金井市議会初のインターネット中継が11日から配信されています。1日限りだったので希望者20人で分け合って1人15分づつです。小金井市役所のトップページの右側のお知らせ欄からご覧いただけます。見たい議員名をクリックしていただく方式です。

 わたしの画像は実は5か所黒く途切れています。
   発言の取り消しがあったからです。通常ですと公開用の会議録の該当部分が点々になるのですが、インターネット上では暗転になったわけです。
 
 2か所は市(課長)の答弁の取り消し、それに連動してわたしの発言も2か所取り消してあげたもの。こちらはどの範囲を取り消すべきかで調整に時間がかかりました。民間DVシェルターの利用と評価に関する発言ですが、問題の深刻さを反映しての微妙な判断でした。
 
 もう1か所は最後に、「成人女性の20人に1人が命に危険を感じるほどのDV被害を受けたことがある」という総理府のデータを元に、その割合を議場の男性に当てはめて例示したことが、「議会への侮辱」と反発されてしまったものです。理解を深めるために身近な集団に当てはめてみるというのは良くあることで、あんなリアクションがあるとは思いませんでした。画像が暗転から戻ったところでも議場のざわめきが残っています。わたしの表現力不足もあったかと反省して取り消しましたが…
 
   今回の一般質問を準備する過程、さらに発言取り消し騒動を通して、あらためてDV問題の深刻さを認識しました。被害者保護には敏感でなければならないし、加害者による二次被害への警戒も必要ですが、とにかく「DVは犯罪!被害者のあなたは悪くない!小金井市も応援してるよ!」というメッセージを発していくことが重要です。
 
 
 2003.9.7 子ども家庭支援センター条例を市長が訂正?  

 4日(木)の本会議、市長と担当次長の「子ども家庭支援センター条例」の提案説明後、鈴木洋子議員(公明)から「土日休館は見直すべきだ」という強い意見を含む質疑があり、渡辺議員(民主)、青木議員(市民の党)も同趣旨の関連質問をしました。議場からも、そうだ、そうだという声が多くあがり、議長が市長の対応を促したところ、市長から「この議案は保留にしてください」だって!!ここでしばらく休憩。
 土日や5時以降の開館については、わたしは3月議会で一般質問でも予算委員会でも求めていたことですから方向性としては歓迎です。でも、質議も終わらない内にこんなにあっさり保留を申し出るなんて…条例提案の根拠ってそんなに軽いものなの?!
 結局、休憩後、質疑続行、厚生文教委員会に付託することになりました。委員会の質疑後に訂正を検討したいので、そこで時間がほしいという市長の意向が、議会運営委員会で伝えられました。
 わたしは運営協議会の設置についても条例で定めるべきだと考えています。


 助役は企画財政部長の大久保さんに全員賛成(退席2…市民の党)で同意しました。8日(月)からの就任です。企画財政部長の後任も気になります。

 明日から一般質問、明日の分は小金井市議会では初めてのインターネット配信もされます。全議員の通告項目はこちらでご覧いただけます。

 
 2003.8.29 9月議会、市長からの議案は18本、あとから7本追加予定  

 昨日、各議員控室に議案が送付されました。
 主な内容は以下の通りです。

●補正予算
・地方交付税不交付団体になったことに伴う
 臨時財政対策債(借金)の発行  5億370万円

・住基ネットに関する市民アンケートの委託料
 (5月臨時議会で市長がやると答弁したもの…内容が問題です!)  250万円

・減免対象なのに水道料金を徴収していた生活保護世帯に
 6カ月分返還するための特別補助金  96万8千円

・ひがし町市民農園造成工事請負費  159万6千円

・歩きタバコ禁止に関わる宣伝・指導委託料  578万円

●住基カードの手数料を徴収するための条例
 6月議会で否決になったのと同じもの

●ごみの処理と再利用促進の条例の改正
 パソコンリサイクル制度(資源有効利用促進法)ができ、市では回収しなくなるため

子ども家庭支援センター条例
  社会福祉法人への委託で現保健センターに1月開設の予定。
  今どき土日休館でいいの?

地区計画区域内の建築制限に関する条例に、武蔵小金井南口再開発地区を追加する改正
 3月と6月の議会でも同じものが提案され、議会では2回とも再開発地区を除く修正案を可決しているのに…

貫井北町不燃ごみ中間処理場の爆発事故の和解
 今年1月の爆発事故の修繕費用の半額 393万7500円を、処理場の委託業者が賠償するというもの。原因がスプレー缶の残留ガスらしく、その除去も委託業務だったため。

中村研一美術館の負担付寄付の受け入れ
 故中村画伯の配偶者の方が建物一部を住居として使用することを条件とする寄付です。美術館の維持は大変、そのための審議会も発足します。

助役の選任への同意
 7、8月と不在だった助役に、現企画財政部長の大久保伸親さんが提案されました。

■後日追加される予定のもの
2002年度決算の認定に関するもの
 11月の決算特別委員会で詳しく審議します。来年度からは9月議会中に行う方向です。

教育委員の任命への同意
 教育長が任期切れです。公募しよう!って前から提案してるんですけど…
 
 2003.8.28 9月議会の一般質問通告しました  

 9月4日から始まる第3回定例市議会の一般質問通告期限が、今日の正午でした。わたしは14番目、全体で20人弱のようです。今回は1人15分程度をインターネット中継の実験配信をすることになっていますが、そちらだけの申込みの人もいるようです。

 わたしのテーマは以下の通りで、インターネット配信では「1」を取り上げます。

1 ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者が自信と勇気を持てる取組を
(1)DV防止と被害者保護に関する庁内外の連携体制の確立を急げ
(2)DVカード・啓発パンフレットなどを医療機関にも配布し、支援・協力を求めないか
(3)民間DVシェルター(緊急一時保護施設)の存続のために補助金を

2 女性職員の募集、登用及び職域の拡大についての取組を問う
(1)女性職員の配置状況について
(2)男女平等基本条例17条「市における男女共同参画の推進のための取組」の方針は
(3)女性職員の能力発揮促進のための指針を作らないか
(4)計画の進捗状況把握のため、職員の男女平等推進のための意識調査を定期的に行わないか

3 市民参加条例の施行に向けた取組を問う
(1)庁内での課題の検討・調整状況
(2)市民のための市民参加スケジュールを広報しないか

 インターネット配信向けの質問は8(月)、残り時間用は10(水)か11(木)、9/1(月)の議会運営委員会で決まります。
 
 2003.8.25 市民・自治体と「有事」立法/自然エネルギー/広島   

 23(土)24(日)と、「虹と緑」の政策研究会と総会のため、暑〜い岡山に行って来ました。
 政策研究の内容は以下の通りです。それぞれにエネルギッシュな講師からの力強い問題提起に、まだ頭が飽和状態…

  第1テーマ------ 平和政策
    松下圭一さん(法政大学名誉教授)
       「都市型社会と自治体の危機管理
                 --- 自治分権の視点から」
    伊波洋一さん(宜野湾市長)

  第2テーマ------ 環境・エネルギー政策 
    和田武さん(立命館大学産業社会学部教授)
       「日本のエネルギー事情と
                 自然エネルギー普及の現状」

 あくまでも市民自治にこだわって、その市民の付託を受けた自治体の自衛権という立場からのジュネーブ条約の「無防備都市宣言」の意義を説く松下さん、普天間基地の5年以内の返還を訴えてこの4月に当選した伊波市長。
 そして、和田武さんは、地球温暖化の深刻さを明確にデータで示し、その状況に対して取るべき道は自然エネルギーの普及であり、ドイツなどの実績を元に日本での取組みも可能であることを具体例を含めて提起してくださいました。
 さて、どう整理をしていきましょう?


 岡山からまっすぐに帰らず、広島まで足をのばしてきました。
 実は学生の頃に平和集会に参加して以来です。たった半日でしたが、原爆ドーム、平和公園、原爆資料館をゆっくりと回ることができました。
 とっても密度の濃い2日間でした。
 
 2003.8.17 DV支援の民間シェルターに行ってきました。  

 「多摩でDVを考える会」に、シェルター見学をお願いしていたのですが、先週、利用者の退所があり、急きょ見せていただくことができました。

 多摩地域では4つのシェルターが、東京都多摩地域民間シェルター連絡会として連携を取りながら入室対応をしています。清瀬の「けやき」、あきる野の「たんぽっぽ」、DVを考える会の立川の「たいむ」と日野の「ポプリ」。所在地の公表は市名までです。

 案内していただいたのは、日野の「ポプリ」。住宅街の中の普通のアパートです。近所とのトラブルを避けるために、電磁調理器を入れ、身ひとつで逃げてくる利用者のために、家具や食器、食糧品はもちろん、基本的な衣類(利用者に合わせた新品の下着も)なども用意されています。また、数年での移転を予定しているけれども、理解のある大家や不動産屋に巡りあうことが困難とのこと。利用者保護のため、様々な点で細心の注意を払っての運営をしている様子を実感しました。

 以前も書きましたが、民間シェルターへの公的援助はほとんどなく、維持は大変です。ひっきりなしの利用者の多くは行政からの紹介で来ているのに…。公的シェルターにはない、静かな環境での時間を必要とする利用者も多いはず。国分寺市が今年度から始めたように、各自治体が東京都多摩地域民間シェルター連絡会に補助をするという方式をぜひ進めたいと、あらためて思いました。
 
 2003.8.2 住基ネットあれこれ  

 新聞報道等もされていますが、目黒区の情報公開・個人情報保護審査会が、区民が住民票情報の住基ネットへの接続を中止することを求めた「自己情報利用中止請求」を区長が認めるべきであるとの答申をしました。
 答申のあらましと全文をご覧ください。

 また、藤沢市の審査会も中止請求を認める答申を出しました。
 詳しくは神奈川新聞の記事をご覧ください。

 それから、杉並区の山田宏区長が2日、横浜市内の講演で「総務省が選択制を認めないのであれば参加はあり得ない」と総務省の対応によっては不参加を継続する考えを明らかにしたそうです。
 この講演会に当初出席予定だった片山大臣に変わって報告した総務省の役人さんが、山田区長にあいさつしただけで、そそくさと帰ってしまった後の発言で、たぶん区長と総務省との間に何かがあったのではないかとのことです。

 以上、反住基ネットメーリングリストからのこの4日間の情報です。
少し動きが出てきましたね。
 
 2003.8.1 小金井市は今年度、地方交付税「不交付団体」になりました  

 7月25日に今年度の普通地方交付税額が決まり、小金井市は不交付団体になりました。多摩地域では他にも新たに4団体(八王子市、羽村市、国分寺市、瑞穂町)が不交付になっています。昨年度までの7団体(武蔵野、三鷹、府中、調布、町田、立川、多摩)は変わらず不交付団体です。 *詳しくは東京都総務局のHPをご覧ください

 でも、小金井市の財政が一挙に好転したのかというと、そういうわけではありません。小金井市に割り当てられた「臨時財政対策債」の額が、赤字分を上回ったのです。
 地方交付税財源が不足し続け、国が借金をして各自治体に配分してきたのですが、この借金がすでに46兆円、このままでは問題があいまいなまま、財政破綻してしまうということで、2001〜03年度の3年間、不足分の半分を自治体が借金してもよいことにして、その分、地方交付税としての交付額が減ることになっていました。この自治体の借金が臨時財政対策債です。後から借金返済分は交付税で出すようにするから、自治体の負担にはならないという説明がされています。  小金井市もたぶん今年も割り当てられた額いっぱいの借金をするのでしょう。
  立てた予算通りの市政を進めるためには、そういうことになりますが、ホントにそれでよいのでしょうか?借金イコール悪ではないとしても、毎年数兆円増えていくというのはどう考えてもおかしいです。 
 三位一体改革が“ちゃんと”進んで税源移譲されても、総枠は赤字のまま、さらに圧縮されるようですよね。
 臨時財政対策債って国が借金という問題先送りの共犯者を増やす政策ということでしょうか。
 
 
 2003.7.21 公民館の禁煙と「健康増進法」  

 受動喫煙被害を防ぐために公共施設の徹底分煙もしくは館内禁煙が必要だと、一般質問や予算・決算審査で市の取組を求めてきました。市は喫煙者への配慮とかタバコ税収が欲しいとかの理由でなかなか着手しなかったのですが、今春の健康増進法施行に合わせて一気に禁煙施設が増えました。
 その中で残っていたのが公民館分館。「公民館が禁煙にならないのはなぜ?」との問い合わせもいただきました。本館は福祉会館と併設のため先に禁煙になっていたのですが、分館については公民館運営審議会の意見を聞くために遅れていたものです。この公運審の結論も出たので、8/1からお知らせを掲示し、9/1から館内禁煙の予定。8月いっぱいは周知期間とのことです。
 でも、8月は夏休み、分館は児童館や図書館と併設になっているところも多いですから、子どもの利用も増える季節です。その期間が現状通りというのは…。
 8/1から館外にも喫煙所を作り、そちらでの喫煙をお願いするのはどうでしょう。なぜ禁煙にするのか?の問題です。受動喫煙、それも感受性の高い子どもへの影響を考えるのならそのくらいの配慮は当然です。
 
 それから、今回の禁煙の原動力になった「健康増進法」。受動喫煙防止をうたってくれてありがたいという面もありますが、むしろ、健康増進を「国民の責務」にして、健康診断の義務化や健康手帳の交付など、健康を害する社会的要因から目をそらし、自己責任と管理の強化に向かう側面や、健康観の押しつけによる「障害者」の排除につながる危険性など、要注意の恐い法律のようですね。

 
 2003.7.19 DV被害者支援の民間シェルターへの公的援助を   

 今年4月に発表された内閣府男女共同参画局の「配偶者等からの暴力に関する調査」結果によると、女性5人に1人が、夫・恋人からの暴行・脅迫を体験しています。夫婦間だけでなく、子どもに与える影響も大きなものがあります。

 「多摩でDVを考える会」という女性へのあらゆる暴力をなくしていこうと活動しているグループがあります。多摩地域の市民、自治体職員、議員による女性の組織で、私も3年前の設立当初からの会員です。
 先週、この会主催の研修会「全国30カ所のシェルター事情」に参加し、DV被害者の支援に欠かせない緊急避難場所としての民間シェルターの役割と維持の困難さを再認識しました。
 この会でも、多摩地域で2つの民間シェルターを運営していますが、開設、維持、運営はカンパとボランティアで支えられていて、とても苦しい状況です。昨年度のデータでは全国21都道府県に55の民間シェルターがありますが、公的な財政援助をしているのは13都道府県と17市だけ。今年度から国分寺市が多摩の民間シェルターに補助金を出すことになりました。DV被害者はとりあえず「逃げる」わけですからシェルターも自治体単位ではなく、広域で対応する必要がありますし、民間ならではの柔軟な対応も求められているようです。

 6月議会で「男女平等基本条例」を可決、すでに7月から施行になっている小金井市にとっても民間シェルターへの財政援助は緊急検討課題です。少しずつでも、多摩の各市が援助すれば、大きな支えになります。
 
 2003.7.14 今日から駅頭市議会報告…の予定でしたが雨でした。  

 今朝から6月議会の報告を駅頭で行う予定でしたが、雨のため、今日の分は来週に延期しました。明日以降の予定は次の通りです。お声をかけていただけると元気が出ます。

  15(火)東小金井駅北口 
  16(水)武蔵小金井駅北口東側
  17(木)武蔵小金井駅北口西側
  18(金)武蔵小金井駅南口
  来週のどこかで 東小金井駅南口

昨日印刷したばかりの市議会レポートの最新号も配布します。
 
 2003.7.9 ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」 

 先週、「ヒバクシャ」という映画を観てきました。
 91年の湾岸戦争で投下された劣化ウラン弾によって、イラク国内にはヒバクシャが増えています。特に成長期で影響を受けやすい子どもの白血病などが急増、湾岸戦争前の8倍にもなっている地域もあるそうです。「ヒバクシャ」は、「私を忘れないで」というメモを残して白血病で亡くなったラシャという一人の少女と、鎌仲ひとみ監督との出会いから生まれた映画です。50年以上前の広島、長崎の原爆によって、今も新たな発病に怯えるヒバクシャ。その原爆を作ったアメリカのハンフォード核施設の放射能汚染によるヒバクシャとして闘っている人たち。そして、今回のイラク戦争でさらに新たな劣化ウラン弾が大量に投下されたというテロップで終わる2時間近いドキュメンタリーです。
 放射能汚染されたものを体内に取り込むことでじわじわと細胞を壊していく低線量被爆の恐ろしさ…。ウランの放射能の半減期は45億年です。人類だけではない、大地、地球に与えてしまった影響の大きさには、言葉がありません。

   「ヒバクシャ」の都内での上映予定は以下の通りです。
*詳しくは「ヒバクシャ」のページをご覧ください。
    7/20(日) 13:30    杉並区高円寺会館
    8/ 2(土)13:30 18:30 調布市文化会館たづくり
    8/29(金) 14:30 18:00 渋谷消費者センター(要予約)
    8/29(金)        多摩市立永山公民館
    9/ 5(金)18:30 20:30(講演) 武蔵野公会堂

 劣化ウラン弾については劣化ウラン研究会のホームページをご覧ください。
 また、イラク特措法の国会の特別委員会で慶応大学の藤田祐幸さんが参考人として発言し、いま日本がなすべきは、自衛隊派兵ではなく、小児ガンセンターの建設だと訴えていらっしゃいます。この陳述書は必読です。

 小金井では、チェルノブイリ原発事故をきっかけに市が食品の放射能測定器を市が購入し、市民団体であるが運営・測定をしています。私もそのメンバーの一人ですが、「ヒバクシャ」上映会をぜひ小金井でも開催したいと企画しています。中心メンバーが参加している小金井市に放射能測定室を作った会のホームページもご覧ください。

 
 
 2003.7.8 続.議会報告 議員の国保税滞納に対する議員辞職勧告決議の是非  

 渡辺大三議員(民主党)が国民健康保険税を4年間滞納していたことが新聞報道され、3月議会の本会議で、本人が事実を認め謝罪する発言をしました。
 そして、6月議会には、この間集められた3000近い署名による議員辞職勧告決議や徹底解明を求める陳情、また議員の議場外の行状について議会は審査・議決するべきではないという陳情などが出されました。
 私は、すでに本人が公式に事実を認め謝罪していますし、地位利用の汚職などとは異なり、辞職勧告決議や個人情報に関わる解明は適当ではないと判断しました。それぞれに異なる有権者の投票によって選ばれている議員の議席を、他の議員が否定するような議決は余程のことがなければ行うべきではありません。有権者が直接請求か投票で判断することです。
 辞職勧告決議を求める陳情は否決、徹底解明を求める陳情は可決、審査・議決するべきではないという陳情は否決となり、さらに議員提案の2つの決議の結果は以下の通りでした。

■国保税滞納の渡辺議員に辞職を勧告する決議  否決

  賛成 改革連合(武井、五十嵐、西岡)、改革21(篠原、小川、高木)
      公明(鈴木、小尾、和田)、自民(伊藤、露口)

  反対 市民自治こがねい(漢人)、共産(井上、板倉、関根)
      市民の党(青木、野見山)、生活者ネット(小山、藤村)、民主(斉藤、渡辺)
      湧く湧く環境クラブ(若竹)、市民ウェブ(稲垣)

■国保税滞納の渡辺議員に猛省を求める決議  可決

  賛成 市民自治こがねい(漢人)、共産(井上、板倉、関根)
      公明(鈴木、小尾、和田)、自民(伊藤、露口)
      市民の党(青木、野見山)、生活者ネット(小山、藤村)、民主(斉藤、渡辺)
      湧く湧く環境クラブ(若竹)、市民ウェブ(稲垣)

  反対 改革連合(武井、五十嵐、西岡)、改革21(篠原、小川、高木)    *敬称略

 
 
 2003.7.2 市長の予算流用裁判 第2回公判  

 昨日、市議12人で稲葉市長を訴えている再開発予算流用問題裁判の第2回公判がありました。原告(私たち)、被告(市長)とも前もって準備書面をだしているので、法廷では、「準備書面の通り陳述しますか」との裁判長の問いにそれぞれの弁護士が「はい」と答えて、後は次回の日程調整など。裁判長から原告に対して「次回は目節間の流用は違法ではないとの被告の主張に対する反論をするように」という発言がありました。
 市長からの準備書面の提出が6/27とギリギリだったため、今回での反論は間に合いませんでしたが、この中で述べられていたのは「この予算流用は違法ではないし、2003年度予算が可決されたことで、再開発事業を進めることは正しいと追認された」という主張です。
 次回は9月11日(木)13:30です。