2007.12.22 12月議会が終わりました 

 昨夜10時、12月議会が終わりました。
 この定例会は市長から提出された議案は少なめでしたが、市の最大課題である可燃ごみの処理をめぐって空転する場面もありました。
 特に18日のごみ特別委員会から昨日の本会議にかけて…
 結果としては、現在、広域支援で可燃ごみの焼却をお願いしている自治体のみなさんから出された5本の陳情はすべて全会一致で不採択、小金井市民からの広域支援先への処理量や処理期間を短縮するための取り組みを求める3本の陳情は1つは採択、2つは不採択(私は3本とも賛成したのですが…)となりました。

 不採択の5本の陳情のうち4本は、現在の小金井の広域支援はごみ処理基本計画に記載がなく違法のため早急に処理委託を止めることを求めていますが、市はごみ処理基本計画を今年度に入ってからとはいえ補正していますので、違法とは言い切れません。もう1本は具体的な数値を示して可燃ごみの減量を求めているので、そのまま採択というわけにはいきませんでした。

 そういうわけで、私は以下の討論をして反対しました。

** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** * **

 みどりの風を代表して、19陳情第60号「小平・村山・大和衛生組合への小金井市のごみ処理委託に関する陳情書」への反対討論を行います。本陳情の他、この後続けて採決に付される陳情61号、62号、63号、64号は、それぞれ、現在小金井市が広域支援先として可燃ごみの処理をお願いしている焼却場である西多摩衛生組合、柳泉園組合の周辺など、各市の市民のみなさんから、多くの署名を添えて提出されたものです。
 これらの陳情については、陳情理由、陳情項目など総合的に検討した結果、陳情そのものについては残念ながら採択はできないという判断をするに至りました。
 しかし、これらの陳情が共通して求めている最大の願いは、周辺住民への公害被害、そして地球温暖化をはじめとする環境破壊の原因となる、ごみの焼却処理を早急に脱したいということであり、この主旨には全面的に賛成するものです。
 広域支援先の住民のみなさんからすれば、それぞれの地域・自治体でごみの分別・減量努力を重ね、焼却量を減らしたところに、将来計画も明確でない小金井からのごみが降って湧いたように持ち込まれたわけです。特に西多摩衛生組合については広域支援ブロックも超えて1万トンもの処理をお願いしています。ほんとうに申し訳ない事態です。
 しかし、陳情者のみなさんが求めているのは、この前代未聞の異常事態にある小金井市だからこそ、脱焼却にむけた大胆な、そして先進的な取り組みが可能であり、早急に取り組むべきだということです。
 これは陳情者のみならず、広域支援先の住民の方々の心情でもあると考えます。
 まず、広域支援先にお願いしているごみの処理量を可能な限り速やかかつ大幅に減量するために、生ごみの資源化など可燃ごみの別途処理をはじめとした緊急対策を講じること。そして、国分寺
市との新処理場の処理方式の協議にあたっては、焼却をしない方向で小金井市としての姿勢・考えを明確にして臨むことが必要です。
 以上、市長への真摯な対応を強く求め、みどりの風としての本陳情への反対討論とします。


 
 
 2007.12.16 薬害肝炎被害者の全員救済へ 

薬害肝炎訴訟は重大な局面を迎えています。
昨夜、国が提示した和解修正案は、またしても全員一律に救済する案ではなく、 原告団はこれをキッパリと拒否しました。
「いのちの切り捨ては許さない!」と原告のみなさんは訴えています。
<参考>薬害肝炎全国弁護団 http://www.hcv.jp/
     薬害肝炎訴訟リレーブログ http://kanenrelay.exblog.jp/

参議院議員の川田龍平さんも12月19日の緊急行動を呼びかけています。
福田首相に政治決断を迫るため、ぜひ、ぜひ、ご参加を!!
私は本会議予備日のため、終わり次第駆けつけます。

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■薬害肝炎訴訟 川田龍平 12月19日緊急行動
■被害者を線引きせずに一律救済を!
■首相は今こそ政治決断を!!

薬害被害者を線引きする大阪高裁和解案は、「補償額を下げてでも全員救済」 を求める原告団にとって受け入れられるものではありませんでした。
今こそ首相は政治決断すべき時です。川田龍平は政府の決断を迫る12月19日に 全日行動を呼びかけます。
お誘いあわせの上、厚労省前・首相官邸前にぜひお集まりください。

― 行動予定 ――――――――――――――――――
8:30〜 9:30 厚生労働省前
9:45〜19:00(予定) 首相官邸前
※首相官邸前にお集まりの方は「地下鉄丸の内線 国会議事堂前」1番出口前に。
行動は一日中です。
集中時間帯 12:00〜13:00、18:00〜19:00
――――――――――――――――――――――――

・政府の動きは流動的です。もし和解が成立する見込みが立った場合、行動は中 止します(川田龍平ホームページに掲載します)。
・緊急行動のため、川田龍平単独で呼びかけますが、原告団との連携、与野党問 わず国会議員や団体の協力が得られた場合には共催とします。

・当日連絡先:宮部(携帯 090-1548-5929)

川田龍平を応援する会
160-0004 東京都新宿区四谷1-18 オオノヤビル5F
TEL 03-5369-1476 FAX 03-5369-1474
http://ryuheikawada.jp/
office@ryuheikawada.jp

 
 
 2007.12.8 新テロ特措法反対意見書を可決 

 12月議会の前半〜市長からの議案の提案と一般質問が終わりました。

 7日の本会議では議員提案の2つの意見書の議決をしました。

新テロ特措法に反対する意見書 →可決
 賛成13(みどりの風、共産党、民主党)
 反対10(自民党、公明党、改革連合) 

証人喚問を全会一致の原則で堅持するよう求める意見書→可決
 賛成10(自民党、公明党、改革連合)
 反対9(みどりの風、民主党)    *共産党は退席

 「証人喚問〜」の意見書については、「それぞれ独立した議決機関が、運営方法について意見書を出すのはおかしい。証人喚問は全会一致が望ましいが、小金井市議会では提案した会派のみなさんも含め、これまで市議会の100条委員会では賛成多数で証人喚問をしている」などの理由で反対しました。
 残る意見書は21日の最終日に採決する予定です。

 来週は各委員会での議案、陳情などの審査に入りますが、今回は陳情がたくさんでています。
 10日(月)の厚生文教委員会には、金融機関のバリアフリー化、認可保育園の補助金格差問題、子どもの権利条例策定の現状、障害者自立支援法と障害者センターや、義務教育費の国庫負担制度に関するものなど。
 18日(火)のごみ処理施設建設等調査特別委員会には、可燃ごみの広域支援をしていただいているうち、5つの自治体の市民の方からもそれぞれ提出されています。

 
 
 2007.11.29 12月議会の主な議案と私の一般質問 

 小金井市議会は明日30日から第4回定例会が始まります。
 今回は市長から提案される議案は少なめです。穏やかな議会になるのでしょうか…

■■主な議案

◎補正予算
・中間処理場事務所棟新築の工期延長/建築基本法改正による
・市民交流センター取得費の期間延長/再開発の遅れによる
・都助成金で市車両にアイドリングストップ装置
・広報掲示板・市民掲示板各10基建て替え
・障害児保育のため、さくら保育園に非常勤職員
・不燃ごみ資源化委託料の増額/400トン増、2000万円
・教育施設整備基金積み立て/給食民間委託による差額分から
・南小、一中への情緒障害児通級学級設置
◎名誉市民条例  市制50周年を機に制定
◎不祥事後に死亡した職員の退職金を支払わない条例改正
◎人権擁護委員の承認
◎滄浪泉園の隣接家屋の寄付の受け入れ



■■一般質問  私の質問は12/7(金)10:00〜11:00の予定です

1.地球温暖化対策の実効性を高めよう
1) 環境報告書の活用を
 @ 各部予算要求・次年度施策事業に活かす仕組みに
 A 決算審査に間に合う発行を

2) 8施設の省エネ診断結果を集約・分析しESCO事業の導入を

3) 電気のグリーン化を進めよう
 @ 市施設への計画的な再生可能エネルギーの設置・導入を
 A 電気のグリーン購入(グリーン電力証書)の導入を

4) 国内外の森林保護を
 @ 市事業における熱帯材使用合板の使用中止を
 A 多摩産材の使用促進を

5) グリーン購入の市民・事業者への宣伝・啓発の現状と方針
6) 地球温暖化防止・地域推進計画の早期策定を
7) 環境マネジメントシステムの導入について

*これまで提案してきた施策の全体的な進行チェックです。


2.男女平等な市役所の実現に向けて
1) 女性職員の募集、登用及び職域の拡大の取組を問う
 @ 人材育成基本方針実施計画策定の準備状況について

*9月議会の続き。こちらも油断大敵、しっかりチェック!

 
 
 2007.11.23 ごみ処理の選択…加水分解はどうだろう? 

 二枚橋焼却場の閉鎖に伴い、小金井市民の出す可燃ごみ19000トンは、今年の春から三多摩の7つの焼却場に処理をお願いしています(昨日のごみ処理施設建設等調査特別委員会で西多摩衛生組合への委託量を減らす為、日野クリーンセンターにも受けていただき8施設になるとの報告がありました)。
 この広域支援の委託量をいかに減らすか、いかに早く脱するかが、いま小金井市にとっての最大課題です。そのため、ごみ処理方式と新たな施設の建設場所の選択が迫られていて、春に設置された「新焼却施設建設場所選定等市民検討委員会」でも熱心な議論が重ねられています。

 地球温暖化防止や資源循環社会に向かうために、新たな焼却場はつくるべきではありません。でもいまの可燃ごみの100%分別資源化は難しいナァ…というのが現実です。
 そこで先週、みどりの風の会派視察で市民検討委員会でも候補にあげられている「加水分解処理」施設を見てきました。亜臨界水(加圧水蒸気と熱水)によって有機廃棄物(生ごみ、紙類、プラスチックなど)を短時間で肥料・飼料化、もしくは粉末燃料化するという装置です。焼却処理より施設の必要面積が小さく、経費もかからないし、CO2排出量も少ないようです。
 ただ、亜臨界水処理は有害物質や化学兵器の無害化などで実績のある技術ですが、ごみ処理での行政の導入例はなく、現在実用化しているのは大手の肥料会社一社のみという新しい装置です。
 新しい技術には慎重であるべきですが、脱焼却のための模索は必要です。
 大いに注目、検討すべき装置だと思いますが、いかがでしょう?

この装置を共同開発した静岡大学のサイトに紹介されています。
 http://www.shizuoka.ac.jp/info/20061226.html

 
 
 2007.11.6 勉強の日々  …ゴルフ議員?!大連立?! 

 先週は厚生文教委員会と議会運営委員会の行政視察があり、障害者の就労支援(大阪市)、少人数学級、特別支援教育、校庭芝生化(静岡県磐田市)、議会基本条例(三重県伊賀市)、政治倫理条例(奈良県葛城市)について先進市の取り組みを学んできました。
 ちょうどその視察中に千代田区議会の委員会の沖縄視察(この19年間に5回も!)の最中にゴルフをしていた議員がいたことが報道され、「小金井では考えられないね」と話題になりました。小金井市議会では予算が限られているので本州から出られないし、スケジュールもめいっぱいです。
 そして、今週は虹と緑地方自治政策情報センターの政策研究会でアスベスト問題、認定子ども園、放課後子ども対策、公立病院問題、財政健全化法、地球温暖化対策と盛りだくさんの内容について、専門家、各担当省庁、NGOのみなさんのお話を聞きました。いただいた資料が山積みで消化するのが大変!
 また、そんな日程の合間に、新しい政治・政党を創ろうという意見交換や会議もあり、刺激的な毎日です。大連立〜民主党小沢代表の辞意〜その撤回騒ぎの時期とも重なり、思いを新たにしています。

 
 
 2007.10.27 2008年度予算編成への提言を提出 

 毎年、市民自治こがねい運営委員会と市議会議員・漢人明子の連名で、市長に翌年度の予算編成への提言を提出しています。今年も10月23日に市民自治こがねい共同代表の4人(私もそのうちの1人)で市長室に伺い、提言書を市長に手渡し、温暖化対策、格差是正・若者支援策、非常勤職員の待遇改善や公契約条例などのテーマで意見交換をしてきました。
 提言書はこちらでご覧いただけます。“あれもこれも”の予算「要求」ではなく、必要なところに集中的に予算措置を、という考え方でまとめた提言です。

 今週は9月議会報告の「漢人あきこの市議会レポート」を発行し、朝の駅頭での配布・宣伝を始めました。今回のレポートで90号目になりました。バックナンバーも含めてこちらでご覧いただけます。

 
 
 2007.10.10 沖縄戦教科書検定意見の撤回を求める意見書を可決、政府に提出しました 

 9日の最終本会議では2006年度決算を賛成多数(みどりの風は反対)で認定し、「沖縄戦「集団自決」(強制集団死)への軍関与を否定する教科書検定意見の撤回を求める意見書」を全会一致で可決しました。
 同主旨の意見書は本土では16番目のようです。
 通常の議員提出議案の手続の時期を過ぎていたのですが、教科書問題に取り組んできた市民グループ・「教育ってなんだろう?」こがねい連絡会のみなさんから「ぜひ、9月議会で意見書を」との全議員への要望書が出されたことを受けて調整し、異例の最終日の提案・可決となったものです。
 先に可決した国立市では賛否が拮抗したようですし、日野市議会では否決になっています。その後の沖縄県民大会の盛り上がりもあり各政党の態度も変わってきたようです。
 小金井では、みどりの風、共産党、公明党、民主党こがねい市民会議の共同提案で、自民党の高木さん、伊藤さん、改革連合の五十嵐さんが退席しましたが、反対者はなく全会一致でした。手続上の異論・反対があるかと危惧していたのですが、それも全くありませんでした。

---以下、意見書本文です--------

沖縄戦「集団自決」(強制集団死)への軍関与を否定する教科書検定意見の撤回を求める意見書

 9月29日、沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」(強制集団死)を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、検定意見の撤回を求める超党派の沖縄県民大会が開かれた。主催者発表によれば、11万人もの参加者があり、検定意見の撤回と記述の回復を求める決議が採択された。
 これは文部科学省が、2008年度から使用される高校教科書に、沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)について「日本軍による強制または命令は断定できない」との検定意見を付けたことにより、5社7冊の日本史教科書で記述の削除・修正が行われたことに抗議し、開催されたものである。
 そもそも沖縄での「集団自決」(強制集団死)は日本軍の関与がなければ起こり得ず、多数の証人証言があるからこそ教科書にも記述され続けてきた。今回の削除・修正は体験者による数多くの証言を否定するものである。
 これに先立ち、沖縄県議会では検定意見の撤回を求める意見書が2度にわたって全会一致で可決され、全41市町村でも同様の意見書が可決されている。沖縄からの意見書は「史実を史実として後世に伝えることが私たちの責務である」という県民の総意を示している。また、沖縄からは、教育長、超党派の議員団、県市町村代表者などが度々国へ要請に訪れている。
 沖縄はアジア太平洋戦争で国内唯一の地上戦の地となり、筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた。沖縄県民の思いを受け止めるべきである。また、敗戦後も米国の支配下に置かれ、今もなお日本にある米軍基地の75パーセントが集中し、様々な理不尽なことを強いられている。
 教科書検定問題は沖縄県民だけの問題ではない。平和を希求し、悲惨な戦争を再び起こさないようにするためにも、正しい歴史を残し沖縄戦の実相を次世代である高校生に正しく伝えることが重要である。
 よって、小金井市議会は、沖縄戦「集団自決」(強制集団死)への軍関与を否定する教科書検定意見の撤回を求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成19年10月9日
小金井市議会議長 篠 原 ひろし

衆議院議長 様
参議院議長 様
内閣総理大臣 様
文部科学大臣 様

 
 
 2007.10.8 指定管理者選定委員会の情報公開 

 決算委員会では、指定管理者選定委員会の委員名の公開と会議録の改善も確認しました。
 指定管理者制度は新しい民間委託の形態ですが、業者に任される部分が増え、業者の決定には議会の議決も必要です。ですから、業者への公開ヒアリングや選定委員会の公開によって、市民や議会に積極的に情報を提供している自治体も多くあります。
 ところが、昨年4月の清里山荘の指定管理者選定委員会の会議録の情報公開請求をしたところ、56%が黒く塗られた非公開だらけ。応募した5社がそれぞれどんな事業提案をしたのかさえ全くわからない状態でした。これはひどい!と市長への「異議申し立て」の手続きをしました。
 市長は情報公開・個人情報保護審査会に諮問、審査会は非公開部分をごく限定し(約3%)、委員名も公開すべきと、この8月末に答申。市長はこの答申に従う決定をしました。委員名は指定管理者条例制定の際、自民党議員の強い意見で非公開となっていたものです。
 委員名の非公開や会議録のあり方が情報公開条例に違反している!と、議会で再三指摘しても全く取り合わなかった市長や担当課の判断が、こうやって異議申し立てによってコロッと変わるなんて、喜んでばかりもいられませんが…


★審査会の判断は主に以下の通りです(答申書より一部抜粋)。

○ 指定管理者応募業者から示された当該事業運営方法に関する事項については、これを公開することが公募による指定管理者選定の制度の主旨に適合するものであるところから、応募業者の業務上・競争上の地位に特別の支障がない限り、これを公開することが妥当

○ 当該事業運営に直接かかわらない財務処理等に関する具体的情報及び個別的取引先に関する情報は、事業運営上・競争上の地位を害するおそれがあるものとして公開しないことが妥当

○ 指定管理者選定委員会の委員名については、同委員会の透明性・公正性を担保するため、公表することが妥当。ただし、各委員の発言冒頭に記された「氏」の部分については、これを公開すると、委員会における自由な意見交換を妨げる可能性が高いため、公開しないことが妥当

 
 
 2007.10.6 温暖化ガス削減に予算がつきそうです 

 決算委員会が終わり、長い9月議会も残るは9日の本会議のみです。
 決算委員会では、今回も地球温暖化ガス削減、グリーン購入推進、市施設のゴミ削減の実績データを元に質問しました。
 特に市役所の地球温暖化対策実行計画がやっとこの3月にできて初めての決算です。「今年から4年間で2004年度実測値からの温暖化ガス6.3%削減」という計画目標値に向けて、昨年受けた7施設の省エネルギーセンターによる省エネ診断の厳しい結果を使って質問。運用など職員の努力による削減には限界があり、設備改善などの積極予算をつけなければ目標達成は困難です。市長から来年度予算で対応する旨の答弁を引き出すことができました。
 また、温暖化ガス排出量、グリーン購入実績、ゴミ資源化率とも小中学校はじめ教育委員会の施設の数値の悪さを指摘し、新任の向井教育長に強く取り組みを求めました。

 
 
 2007.9.29 インド洋での自衛隊の給油活動の中止を求める意見書 可決 

 昨日の本会議で「インド洋での自衛隊の給油活動の中止を求める意見書」を13対10の賛成多数で可決しました。みどりの風と共産党が呼びかけ民主党もいっしょに提案。当初は「テロ特措法の期間延長に反対する意見書」としていましたが、安倍首相の突然の辞任騒動で状況が変わってきたため若干内容を修正したものです。
 みどりの風が呼びかけた「六ヶ所再処理工場の本格稼働の中止を求める意見書」は10対10(退席3)の可否同数となり、議長裁決で否決になってしまいました。私は賛成討論もしたのですが、残念!  *討論と賛否状況は→こちらをご覧ください。
 市長提案の議案では、10月1日からの新しい教育委員(教育長)の議案(二中校長の向井一身さん)を全員賛成で可決、「小金井市安全・安心まちづくり条例」は13対9(退席1)の賛成多数で可決してしまいました。私の反対理由は以下をご参照ください。

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ほんとの「安全・安心」を
   昨年「治安は悪化しているのか」という本を書いた元東京都治安対策担当部長が新聞紙上で「治安悪化説」への疑問と合わせて次のように述べていました。「政策には必ず光と影の部分がある。政策を担うものは光と同時に影の部分も自覚し、その政策の当否を判断しないといけない。そこに公的な力の自制が生まれる。しかし、こと『治安』については、そうした配慮は一顧だにされない。まるで何かの強迫観念に取りつかれているかのようだ」
 いま殺人などの凶悪犯罪は横ばいの一方で、増えているのは窃盗などの財産犯です。失業者やホームレスが増え、自殺者が3万人を超えるといった社会・経済状況に大きな原因があるのではないでしょうか。格差社会の是正など根本的な解決こそが必要です。今回提案される「安全・安心まちづくり条例」で想定される警察と連携した防犯パトロールなど地域での相互監視の強化には、むしろ監視社会化に向かう危険性や不安を感じます。
漢人あきこの市議会レポート(89号 9/3発行)より

 
 
 2007.9.18 9月議会 後半へ 

 決算審査を含む長い9月議会も後半に入りました。
 前半本会議では決算などの議案が上程され各委員会に付託されました。
 大久保副市長の再任は即決(委員会付託なしですぐに採決をすること)、反対なし(私は賛成、退席6人)で同意されました。

 私は10日に一般質問を行いましたので概要を報告します。
「期日前投票の適正管理を」について
 7月の参議院選では有権者の1割、投票者の2割近くの9461人が期日前に投票したとのこと。期日前投票箱の夜間管理は小金井では選挙管理事務局長一人が責任を持つような状態ですが、他市では金庫等への保管などの工夫がされています。小金井でも次回選挙に向けて改善するとの答弁がありました。

「男女平等な市役所の実現に向けて」について
 小金井市男女平等条例17条には「市は、女性職員の募集、登用及び職域の拡大について総合的、計画的な取組を推進するものとする」とあります。私はこの実現について何度も質問し、職員課長や市長からは<「女性職員の能力発揮促進のための指針」を「人材育成基本方針」に盛り込み、「実施計画」で数値目標も示す>との答弁が繰り返されてきました。2004年にはその答弁に即した基本方針(案)も作られています。
 ところが、この5月に発表された基本方針からはその部分がばっさりと削除されていたわけです。
 なぜそうなったかの総務部長の答弁は「コンパクトにまとめようとして、基本的なことだから削除した。項目は残しておくべきだった」。でも基本方針の修正はせず、実施計画策定の庁内プロジェクトチームの募集を年内に行い、その中に盛り込むとのこと。
 とっても残念な経過と対応です。

 
 
 2007.8.30 9月議会の主な議案と一般質問 

 あんなに暑い毎日だったのに、ちゃんと秋に向かう気配が漂ってきましたね。
 来週月曜、9月3日から小金井市議会の第3回定例会が始まります。主な議案と私の一般質問をお知らせします。ぜひ、傍聴にいらしてください。

■■主な議案

◎2006年度決算の認定
◎補正予算
・認知症対応グループホーム(緑町2丁目)建設への補助金
・環境基金積立金(1億円)
・体験型市民農園への補助金
・小金井街道の拡幅
・小中学校の小型焼却炉撤去
・校庭芝生化(二小)
・図書館エレベーター老朽化による改修
・総合体育館プール用還水槽(7/3破損)改修
・前年度繰越金(13億円)の各基金への積み立て
◎副市長(現職・大久保伸親さん)の選任への同意
◎子ども家庭支援センター条例の改正
・法改正に伴い事業に「児童虐待の防止」追加。休日を「日月」から「日のみ」に
◎安全・安心まちづくり条例
・具体的には新設する「安全・安心まちづくり協議会」にほとんどお任せ
◎市道路線の認定・変更


■■一般質問 私の質問は9/10(月)11:00〜12:00の予定です。

1.期日前投票の適正管理を
1)期日前投票の現状について
2)期日前投票の問題点の改善を
@ 投票用紙の枚数管理
A 投票箱の安全管理
B 投票内容の点検

2.男女平等な市役所の実現に向けて
1)女性職員の募集、登用及び職域の拡大についての取組を問う
@ 女性職員の配置状況について
A 人材育成基本方針、女性職員の能力発揮促進のための指針について

*1 参議院選挙でも期日前投票は大幅増。有権者から見れば手軽な手続になって投票率アップにつながるのは歓迎すべきことなのですが、投票事務的にはかなり危ない状態にあります。水増し投票などの不正が行われないような体制整備を求めます。

*2 同じテーマでの質問は5回目。「女性職員の能力発揮のための指針」を「人材育成基本方針」にうたって具体化すると4年前から何度も答弁してきたのに、この5月にや〜っとできた「人材育成基本方針」には男女平等への言及は皆無。どういうこと?!!

 
 
 2007.8.2 川田龍平さん、当選しました! 

川田龍平さん、当選することができました。
定数5人の5番目、東京選挙区での完全無所属候補の当選は 1965年の市川房枝さん以来とのこと。
本当に小さな選挙本部でしたが、 各地域での地道なサポートやどんどん増える熱心なボランティアに支えられました。
もちろん、候補者本人の魅力や訴えの確かさがあってこそ。

小金井市での得票は7,241票、大河原雅子さん、鈴木かんさんに次ぐ3位。
投票率は60.23% 前回の61.51%かたらは落ちていますが、 東京全体の57.87%より、かなり上でした。

さて、これからが大変です。
参議院議員・川田龍平さんと新しい政治を創っていくために
さらなる応援をお願いします!

 
 
 2007.7.10 川田龍平さんを応援しています。 

 昨年末の川田龍平さんの国政への決意を受けて、「川田龍平を応援する会」の事務局長として準備を進めてきましたが、いよいよ明後日から参議院選挙が始まります。

 川田さんの決意は薬害エイズ被害当事者としての思いはもちろんのこと、新しいみどりの政治をつくろうという挑戦でもあります。

応援をお願いします!!!
川田龍平を応援する会のHPをご覧ください。
 → http://www.kawada.com

国分寺駅前には三多摩事務所もできました。
ぜひ、お立ち寄りください。      *地図は→こちら


★参議院選挙 7/12(木)公示 7/29(日)投票 です。

 
 
 2007.6.1 今日から6月議会〜私の一般質問 

 小金井市議会第2回定例会が始まります。
 今回の私の一般質問は、以下の2項目で通知しました。
*6/11(月)10:00〜の予定です。

1.「離婚後300日問題」は、子どもの立場での対応を

1)離婚後300日以内に生まれた子を前夫の子と推定する民法772条に関して、離婚後の妊娠の医師証明があれば、現夫の子として出生届を受理する法務省通達が出された。小金井市での相談・届出等の事例はあるか。

2)厚生労働省は「戸籍や住民票がなくても行政サービスを受けられる」と全国の自治体に通知をした。小金井市ではどのように対応してきたか、職権による住民票の作成も行うべきである。

2.生ごみの脱焼却処理にむけて

1)購入補助金大幅アップによる「電動生ごみ処理機」導入の現状
2)生ごみ処理機に関するアンケート結果について
3)生ごみの脱焼却処理にむけての方策

 
 
 2007.4.14 明日から統一地方選の後半戦です 

 小金井では市長選があります。
 現在、立候補表明をしているのは、現職の稲葉孝彦さん(自民、公明推薦)、新人の久保田俊二さん(無所属)、小泉民未嗣さん(共産推薦)の3人です。
 久保田さんの示している政策は重要課題として可燃ごみの脱焼却処理を掲げ、障害のある子もともに学べる環境整備や子どもの権利条例の早期制定、地球温暖化対策の具体化、公契約条例の制定などおおむね評価できます。しかし8年前の立候補の際の過度な行革の主張への違和感や、その後の市内での活動が見えないことから推薦は控え、「支持」を表明することにしました。
 また市議会に与野党はありません。どなたが当選しても従来通り是々非々で対応することにかわりはありません。


★ 3月議会報告の市議会レポートをアップしました。
  こちらでご覧いただけます。

 
 
 2007.3.24 3月議会終了…都知事選挙です! 

3月議会は予定より1日延びて22日午前1:30頃に終わりました。
市議会報告はあらためてアップします。

さて!都知事選が始まり、私は浅野史郎さんの当選に向けてがんばってます!

◎ 関連リンク  マニュフェスト全文もご覧になれます
  
都民のハートに火をつける会

*参考 ネット時代の勝手連と公選法
      

浅野さんと都政を変える勝手連・小金井
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
友人の佐藤侑子さんの呼びかけで勝手連が活動中。
朝の駅頭で法定ビラの配布などのアピールをしています。
<予定> ★7:30〜9:00頃
   3/27(火)東小金井駅北口
     28(水)武蔵小金井駅北口西側
     29(木)武蔵小金井駅北口東側
     30(金)武蔵小金井駅南口
   4/ 3(火)東小金井駅北口
      4(水)武蔵小金井駅北口東側
      5(木)武蔵小金井駅北口西側
      6(金)武蔵小金井駅南口
*詳しくはお問い合わせを。→042-384-0171(佐藤)


明日『浅野さんを応援する勝手連大集会』
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◇勝手連大集合企画◇
し ろ う と あ つ ま る 勝 手 な ワ タ シ
〜大集合!都政はみんなでやるもんだ〜

日時: 3月25日(日) 午後7時から
於: 武蔵野市民文化会館大ホール  0422-54-8822
http://www.musashino-culture.or.jp/bunka/access.html

選挙は候補者のものでしょうか? 選挙って候補者にすべてを託し応援さえすればいいものなのでしょうか? 候補者にすべてを任せることで私たちはじぶんたちの都政をじぶんたちでやっていくことを忘れちゃいませんか? そもそも選挙期間中は、選挙運動や投票さえすればいいものなんでしょうか? 投票すること以外にわたしたちは都政に参加することができないのでしょうか?

この選挙期間中・・・候補者は人とふれあいどんどん成長していきます。それとおなじように、わたしたちも変わりませんか? たのしく、夢をふくらませながら、明日の東京をつむいでいきませんか?

(1)はじめに「勝手連ってなんだろう?」

(2)バンド演奏・歌 浅野さん登場

(3)46(シロー)のスピーチ
「新しい都政をめざすムーヴメントのなかで、私になにができるのか?何がしたいのか?」
*46人の「勝手なワタシ」による1分間のスピーチ(パフォーマンスなどでもOK)
申し込みが必要。原則として先着順。舞台の上で語りアピールしたい人は、asanoinfo@minnanochikara.jp まで。

(4)史郎(シロー)のスピーチ

(5)歌とバンド演奏 浅野さん退場

★1分間スピーチの出演者を募集しています!

[お問合せと連絡先]
みんなの力事務局(担当: 北村/ 大沢)
電話: 03-5368-4600 コノ ミ リョク ハ シローー
ファックス: 03-5368-4601


 
 
 2007.3.3 浅野さん立候補!& 柳澤大臣へ辞任意見書 

 4月の都知事選に、前宮城県知事の浅野史郎さんが立候補するようです。
 この間、浅野さんへの立候補要請の会に参加し、三多摩の市民派議員の連名(25名)で立候補を求めるメッセージも送りました。
 東京の教育も福祉もボロボロにしてきた石原都政をストップさせるために、がんばるぞ!と思っている人も多いはず。
 大変だなぁ〜〜と思いつつ、とってもうれしいニュースです。
 
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 市議会は前半の本会議で議案が出そろい、一般質問も終わりました。
 また、昨日は「柳澤厚生労働大臣の辞任を求める意見書」を可決し、柳澤さんと安倍総理に送りました。
 先に議長声明を出しているので全員賛成かと思ったら、な〜んと議長会派の公明党の和田議員は退席、改革連合の五十嵐さん、篠原さんも退席、そして自民党の5人はそろって反対!
 賛成15、反対5、退席3でした。
 可決・送付した意見書は以下の通りです。


柳沢厚生労働大臣の辞任を求める意見書

 柳沢厚生労働大臣は、1月27日の島根県松江市内の自民県議の決起集会で、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、後は一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言した。この女性蔑視発言をめぐって、日本中に批判が広がっており、小金井市議会議長も「柳沢厚生労働大臣の辞任を求める議長声明」を2月1日に発表した。柳沢発言は女性の人権を無視するものであり、許されるものではない。また、年金や福祉、少子化問題に関する講演の中で述べられた文脈からすれば、この発言は、年金財源や税収確保のために国が女性に産むことを強制し、人口政策の道具とみなすことを意味している。国が、女性をはじめとする人々の生き方や家族の形態にまで介入するべきではなく、柳沢氏の厚労相としての資質が疑われる。

 しかも柳沢大臣は、2月6日の記者会見では、今後の少子化対策について若者の雇用改善の必要性を挙げたうえで、「若い人たちは結婚をしたい、子どもも2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と語った。これもまた、人の生き方について、国の都合による恣意的な基準で評価を加える発言に他ならず、そこには、それ以外の希望を持つ者を排除する論理が働くことになる。柳沢大臣の一貫した思想を裏づける発言であり、このような人物は厚労相の任にふさわしいとは言えない。

 小金井市は1996年、全国の自治体で初めて「男女平等都市宣言」を制定した。その前文では「自らの個性にあった生き方を自由に選択できる社会を願っています」と述べ、宣言項目では「人権を尊重し、互いの性を認め支えあい、いきいきと充実した人生がおくれる男女平等の『小金井市』をめざします」と述べている。柳沢大臣の一連の発言は、「男女平等都市宣言」を制定した小金井市議会としても、決して看過できるものではない。

 よって、小金井市議会は、柳沢厚生労働大臣の辞任を求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成19年3月2日
小金井市議会議長 鈴 木 洋 子

内閣総理大臣 様
厚生労働大臣 様


 
 
 2007.2.21 第1回定例議会が始まりました 

 今日から2007年の第1回定例議会が始まりました。
市議会レポートを発行し、昨日の朝から駅頭で配布しています。

 今回は25(日)に日曜議会があります。稲葉市長の施政方針への会派質問です。
 みどりの風は5人で1問づつ行います。私は「地球温暖化問題」です。アメリカの科学誌が「06年に最も影響力のあった政策指導者」に映画「不都合な真実」のアル・ゴアさんを選んだそうですが、ゴアさんは「地球温暖化とは言わず、気候クライシス(危機)と呼ぶ。気候クライシスは科学、政治の問題ではなく、個人に至る倫理の問題だ」と述べています。
 自治体の果たす役割は大きいのに、実に取り組みの遅れている小金井市です。


一般質問は二つのテーマで通告しました。
私は3/1(木)午後の早い時間の予定です。

@ ごみ焼却場と周辺住民の健康被害について
 10年後の新ごみ焼却場の建設候補地をめぐって様々な動きが起きていますが、市にごみ焼却場はなくすべき公害施設だという認識に欠けていることが最大の問題です。各地の焼却場周辺での喘息などの健康被害の現状を示し、環境基本条例の基本理念「未然防止の原則」に立った選択と方針を求めます。

A 男女平等な市役所の実現に向けて
 「男女平等推進のための小金井市職員の意識調査」が昨年行われました。前回は1998年。8年間での変化と、調査結果から見えてくる市役所としての課題や、具体的な取り組みについて聞きます。市民への結果の公表も必要です。


 
 
 2007.2.12 議員特権ワースト大賞は東京都議会 

 大変不名誉な「議員特権ワースト大賞」に私たちの東京都議会が選ばれました。
 このところ、新聞、テレビで度々大きく取り上げられていますが、これは、小金井の私の事務所に事務局を置いて昨年夏から準備してきたキャンペーンです。全国1800自治体調査など、なかなか大変な作業でした。

 小金井でも、市民常識からかけ離れたおかしな議会の慣習は色々ありましたが、この10年間で着実になくしてきました。議員野球、議員表彰、議員生命保険などどれも税金を使うようなものではありませんでした。
 まだ残っているものに審議会等の委員への就任とその報酬、一部事務組合議会議員の報酬などがあります。見直しが進まないのは都議会の政務調査費領収書と同じで、実質的に議員の収入に係わっているからでしょうか?この「二重取り的な」報酬、私は見直しを求めて受け取り拒否をしているのですが、同調してくれる議員は今のところ一人もいません。

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 議員特権ワースト大賞の各賞受賞は以下の通りです。
詳しくは→こちら

<会場参加者一人1点(総数120点)、審査員一人20点(総数100点)の投票結果>

★ワースト大賞 東京都議会(政務調査費・議員表彰) 54点
・議員1人月額60万円(自治体議会の最高額)の政務調査費に領収書の提出も必要なし
・太田道灌像(約9万円)、肖像画(65万〜90万円相当)などの議員表彰

★第2位 神奈川県横浜市議会(海外視察・議員表彰) 45点
・政務調査費とは別に海外視察費。1期目には60万円。2期目以上は120万円
・在職20年から5年おきに「10万円相当の好きな商品」と「額入りの肖像写真」で議員表彰

★第3位 埼玉県議会(海外視察) 39点
2003年のベトナム・タイ視察で買春疑惑。その後、疑惑議員6人のうち2人が議長に

★第4位 兵庫県議会(政務調査費) 23点
マイカーローン代、参加費無料の講演会に11回の参加費(合計22万円)、自己・家族所有の自宅に事務所賃料(2,523,506円、1,368,000円)を政務調査費から支出

★第5位 静岡県議会(静岡県ワースト大賞・政務調査費) 22点
総額16億8480万円にものぼる政務調査費に、領収書を添付する必要がなく、事実上の使途不明金

★第6位 名古屋市議会(天下り) 21点
引退した議員6名が、市の外郭団体の「監事」に任命され、週2回・午前中だけの勤務で、34万8千円の月給。

★第7位 全国市議会議長会(議員表彰) 10点
全国の長期在任議員の表彰時に、ダイヤモンドなど宝石付の議員バッジ贈呈。

★第8位 広島市議会(費用弁償) 4点
議会に出席するたびに議員に支給される費用弁償が、全国市区町村で最も高く、定額で1万1千円

★第8位 東京都文京区議会(費用弁償) 4点
月額2万5千円以上が相場の駐車場を年額2万5千円で利用し放題。他に費用弁償=交通費の1日4千円も支給

特別功労賞
★今回のキャンペーン報道を受けて、肖像画とフランス料理フルコースの議員表彰制度をすぐに止めたことにより、立川市議会
★政務調査費のずさんな使いかたが明らかになり、議員特権問題への関心を高めたことにより、目黒区議会&品川区議会

なお、惜しくもノミネートに至らなかった応募事例は以下のとおり
・宮城県議会の費用弁償(議会−自宅間の距離で支給。条例では1kmにつき37円なのに、実際の支給では1kmにつき平均201円!)
・福島県広野町議会の議員表彰(50万円プレゼント!でも、今年の2月1日に廃止)
・栃木県栃木市議会の議員表彰(肖像写真パネル!)
・茨城県鉾田市議会の海外視察(随行職員へのセクハラ疑惑!)
・東京都立川市議会の議員表彰(肖像画とフランス料理!でも、今年の1月に廃止)
・東京都青梅市議会の政務調査費(ここでもマイカーローンの支払い!)
・千葉県議会の政務調査費(領収書不要で議員1人つき月額40万円!)
・神奈川県議会の議員控室模様替え(総額1億5千万円との情報が寄せられました!)
・静岡県御前崎市議会の費用弁償(議会1回ごとに定額5千円!)
・静岡県菊川市議会の費用弁償(議会1回ごとに定額5千円!)
・大阪府守口市議会の議員報酬(ボーナスが、なぜか減額前の議員報酬を基準に!)
・兵庫県議会の議員視察(政務調査費の追及が始まった後、視察先を変更した議員がいた!フランス→ロシア。沖縄→島根・鳥取)
・広島県広島市の監査委員報酬(時給換算で42,500円!)
・香川県高松市議会の議員表彰(銅版製!の表彰状。31,000円也)

 
 
 2007.2.3 柳澤厚相に辞任を求める議長声明 

 1/27、柳澤厚生大臣が松江市内での自民県議の決起集会で、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言しました。よりにもよって厚生労働大臣です。即刻辞任と思いきや、居座り続けようという気配もあります。
 一昨日、鈴木議長が議長声明を出しました。

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柳澤厚生労働大臣の辞任を求める議長声明

 小金井市は平成8年、全国で初めて「男女平等都市宣言」を制定した自冶体であり、今、世界の有知識者は「21世紀は女性の時代」と位置づけています。
 この度の柳澤厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」との発言は、あまりにも時代認識のない女性蔑視発言であり、看過できません。
 21世紀の女性は多様な生き方をしており、子どもを産むか産まないかは本人が決めることであり、国の政策で決まるものでもなく、ましては第三者が口を挟めるものではありません。時代の価値観の変化を認識することも出来ずに発言する大臣の人間的資質が問われます。
 日本の最重要課題でもある少子化問題の解決は、こうした誤認識を改めることが最も重要な基本であり、意識変革なくしては問題の解決方法はありません。長い間の男尊女卑の時代は終わりました。そして男女平等社会の実現に向けて前進している時です。
 担当大臣である柳澤厚生労働大臣の発言は、時代を逆戻りさせるものであり、立場的にも大変に重大な責任を伴う発言であります。柳澤厚生労働大臣の自らの潔い辞任を求めるとともに、戦後生まれの始めての総理である安倍総理大臣の英断を求めます。

 平成19年2月1日
                 小金井市議会議長 鈴 木 洋 子

内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
厚生労働大臣 柳 澤 伯 夫 様

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なお、柳澤大臣の発言の撤回と辞任を要求する賛同署名も呼びかけられています。
以下のサイトから署名できますので、ご協力を!
2/6締め切りです。
http://www.againstgfb.com/yanagisawa.htm

 
 
 2007.1.23 新ごみ焼却場候補地案が発表されましたが… 

 1月11日、稲葉市長は、10年後に国分寺市と共同処理するための焼却場候補地として、「ジャノメミシン工場跡地」と「二枚橋焼却場用地」の二つの案を国分寺市に示しました。
 市民にはまったく説明をせず、議会では9日、15日と全員協議会での説明・質疑が行われてる最中だったにもかかわらず、“両市の市報の印刷・配布の日程が先に決まっているからそちらを優先する”という前代未聞の経過でした。
 また、1月18日にはこの候補地を示したことを受けて国分寺市との覚書が交わされ、とりあえず4月以降来年8月までの小金井市民の出す3分の1のごみの受け入れ先は決まったようですが…

 この選定には大きな二つの問題があります。
@10年後もごみは燃やして処理することを前提
Aごみ減量の目標がと〜〜〜っても甘いこと  …です。

 2市のごみ焼却処理量の予測が、2005年の実績43,106tに対して、10年後の2015年は41,069(4.7%減)〜44,387t(3%増)、2023年には39,967t(7.3%減)〜44,581t(3.4%増)と増加の可能性まで含めて予想しています。ちなみに、そもそも減量目標が低すぎる昨年3月に発表したばかりの「小金井市ごみ処理基本計画」でさえ10年後のごみ焼却処理量の目標は19%減で、10月のごみ非常事態宣言ではさらに10%減量を呼びかけているというのに…
 この結果、<必要な焼却場規模は150t〜200t/日、必要建築面積は4000u、必要敷地面積は1ha以上>と過大な前提のもとで、該当する用地をあげることから始めているのです。

 市の示すスケジュールでも6月には市民参加の検討委員会が始まることになっています。「焼却場をどこに建てるのか」ではなく、「焼却に頼らないごみの処理をどう進めていくのか」を検討・共有したうえで必要な施設の内容と場所を決めるという手続きを踏まなければ、ごみ問題は解決に向かいません。

★現在、市民説明会を開催中です。ぜひ、ご参加を!
 日程・会場等はこちらをご覧ください。 
 
 
 
 2007.1.7 新焼却施設候補地の全協を1/9(火)開催 

あけましておめでそうございます。

新年早々といわれていた全員協議会が9日(火)に開催されます。
10時から、市役所第1会議室です。
協議事項は
(1)新焼却施設の建設候補地(案)について
(2)平成19年4月1日以降の広域支援等に係る国分寺市との覚書(案)について

昨日6日の読売新聞によると国分寺市との間で来年8月までの広域支援の延長が決まり、その覚書(案)が示されるようです。
 
 
 
 ★ 2006年12月までのレポート