2005.12.24  議会活性化NO1、ところが逆行…  

 「開かれた議会をめざす会」という団体が関東全域を対象に「議会活性化等に関す るアンケート調査」をしたところ、94%の180議会から回答があり、小金井市議 会がナンバーワンでした。表彰状もいただきました。こういう表彰はうれしいです。 詳しくは開かれた議会をめざす会のHPをご覧ください。

 ところが、自民・公明・改革連合の与党系議員には逆行する対応が目立ちます。
 12月議会では、申し合わせや前例に反して「委員外議員の発言」と「緊急質問」 にそろって反対しました。
 まず総務企画委員会で、指定管理者に関する条例に関して、私と野見山議員が通告 した「委員外議員の発言申し出」を、いっさい質問されていない内容にもかかわら ず、多数決で拒否するという小金井市議会では初めての事態がありました。なんと鈴 木議長(公明党)までいっしょになって…
 「緊急質問」は最終日の本会議でした。渡辺議員による、前日に確定した地裁判決 等を受けて昨年の予算の適法性を問う内容ですから、十分緊急性が認められるもので す。こちらは採決の結果、みどりの風、共産党、民主党の賛成(13対10)でかろ うじて発言できました。質問内容はe小金井市議会の渡辺さんのページをご覧ください。

 様々な市民の代表が集まっている議会ですから、意見や立場が違っても、どんなに 気に入らなくても、議員の発言は最大限保障するのが議会制民主主義の基本ではない でしょうか。
 
 2005.12.24 12月議会 後半レポート  

●まちづくり条例は継続審査に
---------------------------------
何を恐れているのか、市民参加の条例策定委員会の案を骨抜きにした市長案です。 具体的に市民に役立つ要素を一つでも二つでも入れられるよう、2月の建設環境委員 会に間に合うように修正案をまとめようと複数会派で相談しています。

●燃やさないごみは4月から3分別収集
-----------------------------------------
ごみ減量が目的なら、プラスティックをひとまとめにしないで容器包装プラスティッ クは分けて無料にする4分別にするべきです。施設的には同じ条件の武蔵野市での委 託方式を取り入れれば可能だし、経費も有料化収入の範囲です。条例にも補正予算に も反対しましたが賛成多数で可決。プラスティック、金属類、その他の3分別です。
 
●土地所有者にも知らせず計画上の道路を市道として認定
---------------------------------------------------
再開発の予定地区内のまだない計画道路の市道認定は、「議案を取り下げて説明をしてほしい」という地権者からの陳情も出ましたが、賛成多数で可決(陳情は不採択)しまし た。再開発ではこんな理不尽も通ってしまうんですね…

●指定管理者選定委員会は委員名も会議も非公開?!
---------------------------------------------------
予算委員会で、いったんは私の質問に対して「市民参加条例に基づいて会議は原則公 開、情報公開条例や個人情報保護条例で非公開となる部分は公開しない」という当然 の答弁があったのに、後からの自民党議員の質問で全部非公開に変わってしまいまし た。
情報公開条例の目的は「市民の参加と監視のもとに公正で透明な市政を推進し、市民 と市政との信頼関係を深め、もって開かれた市政を実現すること」。委員名や会議を 非公開とする理由はどの条例にも見あたりません。

●市職員の給与は削減、議員のボーナスアップは見送り
---------------------------------------------------
人事院勧告を受けて職員の給与を0.85%ダウンする条例を全員賛成で可決しまし た。総合的にダウンするのですが、ボーナスについてはアップになっています。この 部分だけ取り出して市長や議員のボーナスをアップする自治体があります。小金井で は議員についてはアップしないことになりましたが、市長など理事者はどうするかは まだわかりません。

●在日米軍基地の再編・強化に反対する意見書 可決!
---------------------------------------------------
賛成12(みどりの風、共産党、民主党)、退席1(民主党)、反対10(自民クラ ブ、公明党、改革連合)で可決しました。原案を私が出し、民主党が賛成できる内容 に調整したものです。後日アップします。
 
 
 2005.12.10 12月議会 前半レポートA 一般質問  

 今回は20人が一般質問をしました。私は7日の午後でした。

@ 国勢調査の抜本的見直しを
 今回、三鷹市、中野区、横浜市などは個人情報保護とトラブル防止のために全世帯封入提出方式で行いました。
 小金井市の封入提出の割合は61.1%で、その60%は全て記入されていたそうです。調査前に全世帯封入提出方式を求めた時には記入率が落ちて、後の作業が大変になることが心配されていましたが、そんなことはなかったようです。
 また、調査員が集まらなくて多数世帯を担当する方が多い上、調査不能の世帯も多く、とても大変だったようです。
 次回は調査員はもう集まらないだろうし、個別訪問による全世帯対面調査方式の見直しは切実です。担当者による事務的レベルだけではなく、ぜひ市長会としても積極的に見直しの意見を出すことを求めました。市長も見直しの必要性は感じているとの答弁でした。

A 国民保護計画について
 有事法制にも国民保護法にも反対ですが、国民保護計画はこの法律によって自治体での策定が義務づけられました。現実性のない攻撃事態を想定した避難計画をつくり、日常に有事体制を持ち込むことが目的のようです。
 3月議会に「国民保護協議会条例」と「国民保護対策本部及び緊急事態対策本部条例」を提案することだけは決めていて、詳しいことは全てこれから検討とのことです。
住民の安全、健康、福祉を保持することを第一として、慎重な対応を求めました。

B 男女平等な市役所の実現に向けて
 次世代育成支援対策推進法で市町村等に義務づけられた職員向けの計画は、2004年3月までにつくらなければならないのに、三多摩26市では小金井市だけがまだできていません。職員組合との協議がまとまらないためという答弁でしたが、組合でも早く作ろうという方針を出しています。何時までにつくるのかという目安さえも出せない市の姿勢に問題があるようです。
 また、法では計画は非常勤・臨時職員も対象ですが、事前アンケートの対象から外しているうえ、計画素案では明記されていないことや、母子家庭の母の雇用促進に関する項目が欠落していることを指摘しました。それぞれ対応するという答弁がありました。
 もう一つ、女性職員の募集、登用、職域の拡大などの方針や数値目標を定めていくことになっている人材育成基本方針の策定も予定より2年も遅れています。こちらも遅れの理由は組合と協議中のためとの答弁でしたが、やはり市の姿勢自体に問題があることを指摘しました。

 
 2005.12.9 12月議会 前半レポート その@  

●欠陥マンション小金井にも
 昨日の昼休み後、急遽、会派代表者会議が開かれ、農工大通りに木村建設ー姉歯建築士によるマンションがあり、調査の結果、耐震補強工事を行うことになったとのことです。直前の斉藤議員の一般質問で「調査中」との答弁があったばかりでした。

●指定管理者制度を導入する施設の条例改正
 来年度導入予定の清里山荘、高齢者在宅サービスセンター、障害者福祉センター、福祉会館、駐輪場の条例改正が「関連条例の整備」として一括提案され、総務企画委員会に付託されました。本来の所管施設が多い厚生文教委員会から「連合審査会の設置」を申し入れたら、総務企画委員会からは多数決(自民、公明、改革連合が反対)で「お断り」のお返事が…
 議会としての十分な審査をしようという提案なのに…なぜ?!  残念です!

●4月からの燃やさないごみ3分別収集
 金属類(無料化)、プラスティック類、その他の3分別収集のための市民説明会など準備経費の補正予算とごみ条例の改正が提案されています。職員組合との協議が不十分だと市長自ら認めていたり、なぜ容器包装リサイクル法の対象のプラスティックを資源として無料収集する4分別にしないのかなどの問題があり、対応を検討中です。


 
 2005.11.29 12月議会の日程&一般質問&主な議案

  ●昨日議会運営委員会があり、日程案が決まりました。

 12/1(木)2(金) 本会議
    5(月)6(火)7(水)8(木)一般質問
   12(月) 厚生文教委員会
   13(火) 建設環境委員会
   14(水) 総務企画委員会
   15(木) 予算特別委員会
   16(金) 行財政改革調査特別委員会
        駅周辺整備調査特別委員会
   21(水) 本会議

詳しくは議会事務局にお問い合せを Tel.042-387-9947


●通告した一般質問は3項目です。

@ 国勢調査の抜本的見直しを
 今回の国勢調査では、調査員による 対面方式の限界が明らかになりました。 密封による提出も当然多かったようです。 実際に調査を担い、市民の声に接した自治体の立場から国に対し積極的に見直しの意見を出すことを求めます。

A 国民保護計画について
 国民保護法により市町村も来年以降つくることになっていますが、想定される攻撃事態などあまりに非現実的です。むしろ危機感を煽って日常に有事体制を持ち込むことが目的のようです。慎重な対応を求めます。

B 男女平等な市役所の実現に向けて
 女性も十分に力を発揮できる職場環境は、男女平等な社会づくりに向けた市の果たすべき責任の第一歩です。ところが、これがなかなか進まないのはなぜでしょう? 次世代育成支援対策推進法で市町村等に義務づけられた職員向けの計画は、三多摩26市では小金井市だけがまだできていません。


●提出された主な議案

◎一般会計補正予算(第7回)
来春からの燃やさないごみ3分別収集の準備経費/生活保護扶助費・児童手当・基本健康診査委託料の増額/再開発事業に伴う物件移転費など

◎指定管理者制度を導入する施設に関する条例などの改正

◎前原暫定集会施設条例
 公会堂会議室の代替施設。本庁舎の南側

◎まちづくり条例
 条例策定委員会の答申を大幅に変更

◎市道路線の認定
再開発地区内の計画上の道路。存在しない道路の認定なんて初めて…それも土地の所有者は反対しているのに

◎三多摩地域廃棄物広域処分組合の名称
日の出町にあるごみ最終処分場の一部事務組合が、焼却灰エコセメント事業を始めるため「東京たま広域資源循環組合」に変更
 
 2005.11.18 11.16厚生文教委員会の報告

 私も紹介議員になっている「学校給食の民間委託と合成樹脂食器の導入中止を求める請願」は1月か2月の委員会への継続審査になりました。

 市長は昨日も来年4月からの中学校2校の民間委託を主張していましたが、職員組 合との協議状況やその前提となる委託仕様書の案もできていないなど、難しいのでは ないかと思われます。

 食器については市は合成樹脂食器の導入に妙に積極的です。安全性の高い強化磁器 については比較資料の中で破損率20〜50%という5年も前のデータを示すなど検 討姿勢を疑わざるをえません(最新のデータでは破損率2〜3%という食器もありま す)。環境ホルモンの溶出などの危惧に対しては国の安全基準をクリアしているの一 点張り…アスベストだってかつては「安全」だったのに。都内全体でも増えているの は強化磁器、市が提案する合成樹脂食器を使っている自治体はありません。再考を求 めました。

 介護保険計画の改訂、障害者自立支援法についての調査、アスベスト調査結果など も審査しました。
 
 2005.11.13 9条の会 〜 委員会視察 〜 指定管理者条例

  とてもあわただしい1週間でした。
 6日の日曜日には「9条の会こがねい」の発足記念講演会があり、小金井公会堂に700人が集まりました。私は「ノアノア」(障害者の働くパン屋さん)特製の9条パンの販売係だったため、ずっとロビーにいたのですが、会場では千葉眞さん(国際基督教大学)や小中陽太郎さん(日本ペンクラブ)のお話や貫井ばやし、若者からのアピールなどがありました。憲法を改悪させないための地域の活動としてどう続けていくのか、これからが大変です。

 9、10日は厚生文教委員会の行政視察で千葉県習志野市と、新潟県五泉市へ行きました。
 習志野の秋津小学校は文部科学省のコミュニティスクール推進校に指定されている全国5校の内の1校ですが、指定前から「地域」の学校としての市民参加や学校開放に取り組んできました。以前に保護者・地域の立場でその一翼を担ってきた岸祐司さんのお話を聞き、一度行ってみたいと思っていた学校です。今回は校長はじめ学校側のお話を伺ったのですが「大変だけどやりがいがある」「子どもたちが地域との融合を誇りに思っている」と、さまざまな取り組みについて説明していただきました。佐賀県教育委員会、長野県飯山市との合同視察になったため質問時間が短かったのが残念でした。 これからの地域づくり、学校の果たす役割や可能性のモデルです。
 それなのに「すばらしい!学校選択制にしたら希望者が殺到するでしょうね。検討されてますか?」な〜んて質問している方がいました。選択制にしたら「地域」が壊れちゃうのに…
 五泉市は、センター式の学校給食施設が老朽化したため各校ごとに調理室を持つ自校方式へと変えることと合わせて野菜・穀物の地産地消を進めようとされています。積極的なJA(農協)がコーディネーターとなり、生産者との調整をしながら始めたところです。小金井でもぜひ参考にしたい取り組みです。

 私たちが視察に行っていた10日には総務企画委員会があり、指定管理者条例が審査されました。地方自治方が変わり、新しい民間委託の方式として導入されるものですが、企業や事業者の利益が優先されたり、選考過程が不透明になったり、市民の声が反映されにくくなることが心配です。私は昨年の12月議会の一般質問から取り上げてきました。今回、みどりの風、共産党、民主党の3会派で条例修正の方向性が一致し、その旨、市長に申し入れたところ、市長から「訂正を検討したいので12月議会まで保留にしてほしい」との発言があったそうです。
 
 2005.11.6 障害のある人への公的支援…通学介護を! 

 昨日の朝日新聞の朝刊に“難病と闘う練馬の高1 進む障害「通学介護を」”という記事が載りました。
 ここで紹介されている夢巡(めぐる)くんのお母さんのきよ美さんも同じ脊髄小脳変性症でした。夢巡くんを産んで、24時間の介護体制が必要になったとき、私も1年だけということで月1〜2回の泊まりの介護ボランティアに入ったのですが、結局最期までつきあうことになりました。彼女の好きだった沖縄の石垣島や与那国島への旅行も一緒に行きました。
 生きていく基本は公的に保障されるべきなのに、介護制度が十分ではないためボランティアで補わなければ重度障害者の地域での生活は成り立たないのが現状です。
 「通学介護」も公的に保障されるべき基本的なことです。
 小金井でも、障害のあるお子さんの公立校への受け入れは、施設面での対応はするけど介護は全て家族かボランティアです。
 障害者自立支援法という名前とは逆に特に重度の障害者の自立を阻む法律ができてしまいました。これからは自治体がどう対応するのかが一層重要になってきます。
 
 2005.10.27 事業系ごみの減量対策 〜決算委員会よりA

  昨日開かれた三多摩廃棄物広域処分組合の議会で、衆議院議員になった前武蔵野市長の土屋さんに代わり稲城市長の石川良一さんが管理者に就任したそうです。また、組合の名称を「東京たま広域資源循環組合」に変更する方針も発表されたとのこと。
 土屋さんは裁判に不利になるから情報公開条例はつくらないと公言していましたが、なんと石川さんも同じ考えとの答弁があったようです。隠さなければならないことがそんなにあるのでしょうか?私たちの出したごみの最終処分場はそんなところなんです。
 
 とくかく、ごみの減量は目の前に立ちはだかる大きな課題です。
 決算委員会の報告を追加します。

◆◇◆委員会での質疑からA◆◇◆

●事業用大規模建築物のごみ排出状況
 延床面積1,500平方メートル以上の事業用建築物の所有者は、市条例によって毎年5月末日までに「廃棄物の減量及び再利用に関する計画書兼実績報告書」を市長に提出しなければならないことになっています。
 この一覧表を毎年決算資料として提出していただいているのですが、今回は全49事業所中18も未提出!原因は市が提出依頼を9月まで失念していたためとのこと。
 家庭ごみは有料化もしてある程度減量が進んでいる一方、増え続ける事業系ごみをどう減らすかが大きな課題なのに…有料化でてんてこ舞いだったとはいえ、しっかりしてよ!です。

 その報告書によると、資源化率トップは「ティ・アイ・シー・シチズン工場」の98%。同じ学校でも電気大付属中・高校は50%を超えているのに、他はぐっと低く6%なんてところもあります。
 このデータは公表も含め、減量指導に大いに使えるはずです。

●市施設ごみ半減運動
 そして、市内最大の事業所は小金井市役所。なのに「廃棄物の減量及び再利用に関する計画書兼実績報告書」は作成されてきませんでした。やっと一昨年から施設ごとの責任者を決めることも含めた対応が始まっています。合わせて「ごみ半減運動」も始まり、今回はその実績報告を楽しみにしていたのですが、こちらも協力的でない施設があったり、データを取りにくいなどの理由で公表はありませんでした。
 その辺の反省も含め、来年度からは市の施設も事業系有料袋を購入してごみを出すことにしたそうです。排出量、減量計画が明確になるわけです。他の事業所のモデルになるような取り組みを期待したいものです。
 
 2005.10.25 保育園の給食食器 〜決算委員会より

   先週10/18〜21の4日間、決算特別委員会が開かれました。
 昨年は、議会が武蔵小金井駅南口再開発などの予算を削除する修正案を可決したことに対して、市長が「再議」という拒否権を発動したことから、異例の半年間の暫定予算となり、7月には市長選挙も行われました。
 9月議会では、共産党の退席によって予算可決、その際の「再開発予算は執行しない」という付帯決議(賛成の条件としてつけるもののため私は反対…反対は一人だけ)も2か月で反故にされるという結果でした。
 そんな2004年度決算ですので私は当然「不認定」! でも、賛成多数で認定となりました。

◆◇◆委員会での質疑から◆◇◆

●黒字か赤字か
 「17年ぶりの10億円の黒字」との説明がされていましたが、一方で新たに19億円の借金をしています(臨時財政対策債16億円、減税補てん債3億)。予算額より税収が多かったのは事実ですが、安易に「大黒字」と言ってしまうのは良くないですね。

●市庁舎等の地球温暖化ガス(CO2)排出量、大幅に増加
 温暖化防止に向けた市の役割や責任が一層大きくなっているというのに、全公共施設における排出量が一昨年より27万sも増加してしまいました。
 職員の省エネ意識の向上と施設改善が急務です。

●保育園の給食食器の半分はメラミン製
 公立5園の給食等で使われている食器の半分は未だにメラミン樹脂だということがわかりました。ショックです。私が市内の保育室(どろんこ保育所)で働いていた頃、環境ホルモン(ホルムアルデヒド)の溶出の危険があるためメラミン食器から強化磁器に全とっかえしたのは、もう15年くらい前のことです。学校給食の食器の検討の中でも、メラミンは対象外になっているのに。
 早急に再検討の場を設けるとのことです。
 合わせて、磁器食器リサイクルの検討も求めました。

●「子どもの化学物質ガイドライン」と樹木の殺虫剤散布
 昨年の春に東京都が定めたガイドラインに沿った実施がされたかを、保育園、学童、学校について聞きました。それぞれ配慮はされているようですが、周辺住民への事前通知や翌日も含めた子どもの接触防止の対応など十分とは言えない施設もあるようです。
 市の施設全体としての方針をつくり、対応する方向性を確認しました。
 
 2005.10.17 小泉首相の靖国神社参拝

  去年の夏、市民自治こがねいのフィールドワークで初めて靖国神社に行きました。靖国神社が天皇のために戦死した軍人を祀り讃える戦争神社だということは、隣接の遊就館にいくとよ〜くわかります。
 首相がそんなところに参拝することに平和を願う立場から反対するのも、中国、韓国をはじめとしたアジア諸国が強く抗議するのも当然のことです。大阪高裁が9/30に、首相の参拝は憲法で禁止する宗教的活動に当たるとした「違憲判決」を出したばかりでもあります。
 そういった声を全て「私的な参拝」でかわそうなんて…許されることではありません。
 
 2005.10.9 国勢調査はいかがでしたか?

 国勢調査を巡るニュースが連日報道されていますね。
 調査員の大量辞退、調査票を燃やしちゃった調査員、偽調査員にご注意etc.
 今回は調査員さんにまつわるものがとても多いようです。
 私が参加した国勢調査の見直しを求める会 のホットラインでも調査員さんからの調査困難の訴えが多かったです。
 12月議会では、この調査のあり方はもう限界ではないか、調査結果を受けて小金井 市として国にどのようは見直しの声をあげていくのかなどを質問する予定です。
 国勢調査を巡るトラブルやご意見など、ぜひ、お寄せください。
 
 2005.9.30 9月議会が終わりました 

昨日で9月議会が終わりました。
総選挙もあり、なんだか落ち着かない議会でした。
一般質問のインターネット録画配信は11/7までです。
ぜひご覧ください。
http://www.discussvision.net/koganeisi/index.html


◆◇◆◇◆◇ 9月議会 トピックス ◇◆◇◆◇◆


●住民基本台帳の閲覧を大幅に制限する条例
昨日全員賛成で可決。
今日から、市民の個人情報を保護し、犯罪等への悪用を未然に防ぐための閲覧制限が 始まります。

●3月で閉館になる公会堂の代替会議室の補正予算 
急遽、昨日提案されました。市役所第一庁舎南の商工会館のとなりに2階建ての会議 室を作ります。
定員30人の部屋が2つと、54人の部屋が1つ。
4月上旬にはできる予定。使用料など詳しいことは12月議会に条例提案されます。

●議員の期末手当の役職加算(20%上乗せ)の廃止条例
バブル期に職員に導入された制度に便乗したもので、市民にはとてもわかりにく い報酬です。
私を含む6人で提案しましたが、賛成9人、反対14人で否決されました。
残念です。

●関東市議会議長会の表彰制度の存続について
全国的に廃止の方向のため、関東市議会議長会としての今後についてのアンケートが 各議会に来ています。
小金井市議会としての回答について会派代表者会議で相談しました。ほとんどの会派 は廃止の意見だったのですが、改革連合(五十嵐京子さん、篠原ひろしさん)が存続を主張したため不一致となり、小金井市議会からのアンケート回答は「現状維持」(つまり存続)ということになってしまいました。
残念…
議員を長くやったからと宝石つきの議員バッチやネクタイピンをもらうような表彰制 度なんてナンセンスですよね。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


★情報公開・個人情報審議会の委員に応募してください!

先月行われた情報公開・個人情報審議会の委員公募では募集3人に対して応募は 1人だったため、再募集中です。今度こそ、ぜひ、どなたか応募してください!
しめきりは10/4(火)、詳しくは↓をご覧ください。
http://www.city.koganei.lg.jp/news/20050920B/20050920B.htm


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


★まちづくり条例に意見を出そう

市では、いま、「まちづくり条例(案)」への意見を募集しています。
  しめきりは10/6(木)です。詳しくは↓をご覧ください。
http://www.city.koganei.lg.jp/news/20050907A/20050907A.htm  
マンション紛争での住民側にたった調整や、野川やハケの緑、玉川上水などの小金井 ら しい自然を残せるまちづくりのあり方や方向性を決める大切な条例です。
ぜひ、意見を出してください。

■「小金井まちづくり条例説明会」にご参加を

この条例は市民参加で3年かけて検討されてきたものなのに、市は市民案をずいぶん骨抜きにしようとしています。
条文はちょっと難しいので、この市民参加の検討を担ってきた「まちづくり市民会 議」のみなさんが、分かりやすく解説してくれる会を開きます。どなたでもご参加で きます。

日時:10/1(土) 19〜21時
場所:上の原会館
連絡先:TEL 080−3178−8792(土肥)
 
 2005.9.21 国勢調査は封入提出を 

 5年に一度の国勢調査が10月1日を基準日に行われます。今回は調査票と一緒に両面テープ付きの封筒が配られます。「整理用」とありますが横浜市や川崎市、三鷹市や中野区などでは、個人情報の漏洩や調査員と住民とのトラブルを防ぐために、この封筒を使って「全世帯封入提出方式」をとることにしています。
 小金井ではこの方式はとられませんが、密封提出された封筒を調査員は絶対開封しないなど、個人情報保護に関する研修はていねいに行われたようです。
 今回は調査員さんも応募者が少なかったため担当地区が多くて大変なようです。
 すでに市民意識や社会情勢にはそぐわない国勢調査のあり方、ぜひ変えていきたいですね。

市民団体の「国勢調査の見直しを求める会」ではホットラインを実施しますので、ご利用ください(私もスタッフとして参加します)。
●東京 9/25(日)〜10/6(木)13:00〜19:00 03−5155−7378
●大阪 9/26(月)〜10/6(木)13:00〜19:00 072−662−1122
●香川 9/28(水)〜10/6(木)12:00〜19:00 087−861−0655
●札幌 9/29(木)〜10/5(水)13:00〜18:00 011−261−6883
 
 2005.9.13 9.11総選挙

選挙中に起きたアメリカのハリケーン被害は、小泉政権のすすめる弱肉強食の格 差社会の行き着く先を表しています。そんな「官から民(=市場化)」ではなく、N POなどの「市民社会」が担い手となる「改革」こそが必要です。
 それにしても予想を超える自民圧勝…原因はマスコミの小泉劇場効果プラス小選挙 区制です。各党の得票率(有権者の意志)と議席数のかい離した国会になりました。
 ささやかな希望は、辻元清美さん保坂展人さんの復活と、阿部知子さんの再選。国会議員の中で最も考え方が近いと感じている方たちです。3人とも社民党ですが、世界の「緑の党」のような新しい市民の政治の流れを創っていこうという思いを持っておられます。
 追いつめられた息苦しさやむなしさに沈みそう…。だからこそ、主張すること、同 じ思いを持つ人たちとつながることがいっそう大事になってきました。


★昨年の参議院選挙で三多摩地域で中村敦夫さんたちの「みどりの会議」の選挙に取り組んだメンバーが中心になって、三多摩に「みどりの地域政党」をつくろうと話し合いをしています。
9/25(日)に第2回オープンフォーラムを開催しますので、ぜひご参加ください。
 
 2005.8.29 9月議会の日程と主な議案

市議会レポートの9月議会お知らせ号と、散歩だよりを発行しました。 *左のメニューからお選んでご覧ください。

本日、9月議会に向けての議会運営委員会があり
日程などが決まりました。

■ 9月議会の日程 ■

1(木) 本会議
5(月) 一般質問(11人)
6(火) 一般質問(10人) 漢人は2人目10:30頃から30分。
12(月)14:00〜 一般質問(4人) 同じく2人目14:30頃から30分。
14(水) 厚生文教委員会
15(木) 建設環境委員会
16(金) 総務企画委員会
20(火) 予算特別委員会
21(水) 駅周辺整備調査特別委員会
22(木) 行財政改革調査特別委員会
26(月) 本会議予備日
27(火) 本会議
28(水) 本会議

一般質問は、インターネット配信の録画をするため、2回に分けて行います。 インターネット配信用以外の時間での質問者はたったの4人でした。


■ 主な議案 ■

○衆議院選挙に伴う補正予算  3,361万円

○一般会計補正予算(第5回)  7億2,057.8万円
・歳入の修正提案
  所得譲与税           2億624.5万
  地方特例交付金        △ 2,385.1万
  住民税等減税補てん債(借金)  △ 3,600万
  臨時財政対策債(借金)   △ 3億7,580万
・昨年度からの繰越金          9億32万
・ひがし保育園(保育室)の認証保育園化
・CoCoバスの黒字分     270.4万
  北側路線分。バス会社と山分け(2分の1ずつ)
・電動生ゴミ処理機購入補助金の追加    450万
  上限3万円の2分の1補助として150台分
・小金井街道(北部))歩道照明設置 1,376.2万
・はけの森美術館の管理運営費  567.9万
・介護保険会計への繰出金の減額     666.9万
  法改正に伴う施設入所者の居住費・食費分

○公の施設の指定管理者の指定手続に関する条例

○住民基本台帳の閲覧に関する条例
市民のプライバシー・基本的人権を守るために、「制限公開」となります。 6月議会での私の質問に対して、市長が「やる!」と答えていたもので、 多摩地域では3番目の条例提案です。

○市立はけの森美術館条例
寄付を受けた中村記念美術館です。
来年4月オープン予定。

○2004年度の決算
10/18(火)〜21(金)の決算特別委員会で審査します。


******************************
     投票に行こう!!
******************************

いよいよ衆議院選挙の公示です。
@弱肉強食の小泉政権を終わらせたい。
A民主党も自民党とあまり変わらないけど「年内イラク撤退」には期待したい。
Bその先を考え創るための力になるような投票をしたい。
…を判断基準に悩んでいます。
目先の言葉に踊らされない冷静な選択がされることを願って
とにかく投票に行きましょう。
 
 2005.8.28 9月議会の一般質問を通告しました

 9/1から9月議会が始まります。今回は5(月)6(火)に一般質問のインターネット配信(9/9〜11/7)の録画をします。私の質問は3つ、1、2問目をインターネット配信の予定です。

1.グリーン購入で多摩の森林再生を

  1) グリーン購入ガイドラインのレベルアップを
  2) 多摩の森林再生のために、多摩産の木材を使おう
  3) 環境に配慮する業者を優先するグリーン入札の導入を

環境に配慮した物品購入をすすめるグリーン購入のガイドラインを、今回初めて見直します。荒れつつある多摩の森林再生のために多摩産の木材を使うことや、環境に配慮する業者を優先するグリーン入札の導入を提案します。

2.救急車が足りない!小児医療相談#8000の広報を

  1) 救急車の出動件数が急増している
  2) 小児医療相談#8000(夜間電話相談)の広報を

小児医療相談#8000(短縮ダイヤル)をご存じですか?救急車の出動件数が急増していて有料化が検討されている一方で、乳幼児医療費の無料化が進んでいます。安易な医療依存は子どもにはマイナス。様々なサポートが重要です。

3.「安全・安心まちづくり」への疑問

  1) 市内の犯罪の発生状況について
  2) 学校の安全、子どもたちの育つ環境をどう考えるか
  3) 防犯・相互監視ではない地域コミュニティを

まちの安全、学校の安全、冷静に分析して、防犯や相互監視ではない地域コミュニティづくりを考えます。
 
 2005.8.16 教科書採択に思うこと

 来年からの中学校の教科書を決める教育委員会が各地で開かれています。扶桑社=新しい歴史教科書をつくる会の歴史、公民教科書が採択されるかどうかが大きく注目されています。全国的にも今のところは、公立では栃木県大田原市、東京都立中高一貫校、杉並区そして私立玉川学園などとごくわずかです。

 小金井市では8/9(火)に教育委員会が開かれ、歴史、公民ともに東京書籍に決まりました。
 でも、7月下旬に公開で行われた教育委員の事前勉強会の場で、社会科の調査研究委員長(緑中の副校長)が、委員会の報告から離れて扶桑社の教科書を評価する私見を展開するということが起こり、私を含む傍聴者はビックリ!
 「小金井の子どもたちに『つくる会』教科書を渡さないで!」と教科書問題を考える小金井市民の会が中心になって、それぞれに呼びかけた結果、112件のNO扶桑社のファックスなどが寄せられ(扶桑社採択を求めるものは1件)、傍聴者も120名を超えるという異例のなかでの8/9の教育委員会となったわけです。

 扶桑社教科書そのものの内容もさることながら、この教科書を推す意見や行動に危機感が募ります。
 例えば、小金井の社会科の調査研究委員長は「アイヌや琉球に関する記述が少ないという指摘もあるが、むしろこれまで少数民族の人権が強調され過ぎていた」「日米安保の扱いは多くの教科書が反対的。例えば自衛隊について存在の是非を問う否定的な取り上げ方をする教科書もある。そんな教科書を通す検定自体に疑問がある」「近頃は自由・権利ばかりが強調されている。義務がちゃんと書かれているのは扶桑社だ」などと発言されました。またこの間の性教育やジェンダーフリーへの攻撃や子どもの権利の否定などにも「新しい歴史教科書をつくる会」は深く係わっています。

 教科書の影響力なんて微々たるもの、大騒ぎする問題じゃない…という声もあります。たしかに教科書そのもののあり方の問題は別にあります。いま問題なのは「教科書」の動向がとても政治的な意味を持ち、社会の変化を現し、また促そうとしているということではないでしょうか。
 
 2005.8.13 アスベスト対策本部やっと設置 

 昨日、アスベスト対策本部の第1回の会議がやっと開かれました。企画財政部長を本部長に担当部課長による構成で、アスベスト対策の策定、実施、連絡調整や情報収集などに当たります。事務局は企画課です。
 文部科学省から「学校施設等における吹きつけアスベスト等使用実態調査」の依頼が来ていますので、小・中学校、公民館、体育館等は、このマニュアルに沿ってこれまでの対象を拡大し、1996(H.8)年以前に竣工した建築物について、アスベストを含む商品名も詳細に明示しての調査に入ります。
 それ以外の市施設についても同様の方針での再調査を行うことになりそうですが、まだ正式には決まっていないとのこと。市の方針がはっきりしないから、担当課では同じ施設の調査を何度もすることになり、二重手間になっているようです。
 
 2005.7.30 アスベスト対策に関する緊急申入書 

 その後、市では、最も危険度の高い建設時期の施設については図面と目視によって吹きつけアスベストの調査をしたところ、「ない」ということにはなっているようです。でも、まだ正式の報告はなく、調査の正確な内容もわかりません。いずれにしろさらに徹底した対策が必要です。
 昨日会派としての緊急申入書を直接市長に手渡し、要請してきました。

.......................................................................................................................................

 2005年7月29日
小金井市長 稲葉孝彦 様
小金井市教育長 谷垣十四雄 様
小金井市議会みどりの風
青木ひかる
漢人明子
小山美香
野見山修吉
渡辺大三

アスベスト対策に関する緊急申入書

 アスベストによる健康被害の実態が次々と明らかになっています。
1987年に吹き付けアスベストが社会問題化し、小金井市でも小中学校と市施設の調査が行われました。その際使用が確認された貫井南センター機械室は封じ込め、くりのみ保育園天井は撤去とそれぞれ対策が講じられています。そのため、アスベストについてはすでに終わった問題という印象がありました。しかし、この間、文京区の保育園、練馬区の小中学校、渋谷公会堂など、過去の対策が充分ではなかったことが判明し、新たな対策を講じる事態が発生しています。この間、国のアスベストの安全基準も大きく変わってきました。
また、工場周辺住民への健康被害も明らかになるなか、今後、民間施設解体時の粉塵による公害に対する市としての未然防止の観点からの対応も求められます。
 緊急のアスベスト対策として、以下、申し入れます。

1.建設年度で限定せず、学校を含むすべての市施設について、飛散性アスベスト含有建材の調査を緊急に行い、結果を公表するとともに、使用が確認された場合は早急に対策を講じること。アスベスト含有吹きつけ剤、アスベスト含有保温剤等も対象とし、学校については文科省の指示に拘わらず、給食室などすべての施設を対象とすること。

2.学校を含むすべての市施設について、非飛散性のアスベスト含有建材や備品の使用状況の調査を行い、結果を公表し、破損、改修、解体時の飛散防止対策を講ずること。

3.市内民間施設におけるアスベスト使用状況を把握し、改修・解体時の適切な対応を促すこと。

4.アスベスト問題に便乗したリフォーム詐欺への注意を市報等で呼びかけるとともに市民からの相談に応じる体制をとること。
 
 2005.7.22 小金井市内のアスベスト 

   この間、アスベスト被害が次々と明らかになっています。

 市内の様々な施設についての調査が必要ではないかと、市役所のあちこちに対応を問い合わせているのですが、な〜んとなく消極的な印象です。

 そんな中でやっと、昨日、関係課会議というのが開かれて、“市の全ての施設を対象に何らかの調査をして対策の必要性の判断をする”ということになったらしいことがわかりました。「らしい」というのは、会議録はないし、レジメや提出資料のようなものも何もない会議だったそうで、説明を聞いてもいまいち不明確、出席メンバーさえもなかなか教えてもらえなかったからです。出席者は助役、都市建設部長、建設課長、総務部長、管財課長、庶務課長(小中学校の施設担当)、教育部次長、公民館長と担当係長数人とのことで、毎週火曜日に開かれる庁議(市長はじめ理事者・部長による市の行政的な最高決定機関)にできるだけはやく報告をするとのことです。

 一部新聞報道もされていますが、貫井南センター(公民館&児童館)は1987年の調査時にアスベスト使用が判明し、一定の措置は行っているようですが、再度の安全調査のため7/20から10日間程度の休館中です。
 1987年は当時の文部省の通達で全国の小中学校の調査と対策をした年です。小金井では合わせて公民館など社会教育施設の調査も行ったそうですが、このことも当時の資料がないため、全体像がはっきりしません。

 あれもこれもモヤモヤしていて、すっきりしません!
 
 2005.7.16 生ごみ処理機の補助金 大盛況! 

   家庭ごみ減量のためにずっと提案してきた「電動生ごみ処理機」補助金アップが今年 度、実現。3万円で150台分の予算が付きましたが、8月1日の有料化を前に、先週、予算がなくなりました。上限半額補助なので、171台申請があったそうです(内、数台は非電動)。

 ごみ対策課では9月議会にむけて補正予算を申請の予定とのこと。 もしも今年度予算が付かなくても、領収書をとっておけば来年度でも補助対象になる そうです。

 ちなみに私は日立のキッチンマジックという室内置きバイオ式処理機を買いました。 定価93,450円を52,920円で購入、補助金は26,400円でした。
 今のところ順調です。
 みなさんの情報もぜひお寄せください。
 
 2005.7.11 学校給食の視察 

   先週の水曜日に議員有志で第二中学校に学校給食の視察に伺いました。民間委託という大きな問題を抱えている給食の現場を見ておこうと24人の全議員に呼びかけましたが、参加はみどりの風、民主党、共産党からの7人でした。

 調理室は中までは入れません。入り口から数歩のところから中の様子をのぞいて、後はビデオで食材の検収から片づけ終わるまでの流れや様子を見せていただきました。
 当日の献立は<米飯、ジャガイモとワカメのみそ汁、さんまの四川風、なすのねぎソース、フルーツ(プチトマト)、紙パック牛乳>。

 試食の後、校長先生と栄養士さんのお話を伺いました。
 巨大な回転釜で、ご飯も炊くし、食材の下処理から調理まで5〜6回転している。調理現場は戦場のようだから、特殊な資格や技術が必要ということではないけど性格や熟練の具合は係わってくる。また、最近は外食が増え、いろいろな食材に触れるため、例えば「なす」は昔は子どもは食べなかったが、今はOK。などなど

 試食は子どもたちが使っているのと同じアルマイト食器でいただきました。これはやっぱりよくないですね。陶磁器だと重さと保管場所などで対応できないとのことですが、茶碗、汁碗など一部でも導入できないものかとあらためて思いました。

 私はお隣の府中市の小学校、中学校で9年間、自校式(学校内に調理室がある)の給食でした。苦手なものはありましたが、残り物の争奪ジャンケンにはたいてい加わっていたように記憶しています。
 
 2005.7.5 都議選の結果について 

 6/24告示-7/3投開票の都議会議員選挙が終わりました。
ほぼ連日応援に通った福士よし子さんは、杉並選挙区で当選することができました。市民派・環境派議員のネットワークである虹と緑の500人リストのメンバーとして一緒に活動してきた福士さんは、都議会では無所属1人会派の議員として、石原都政にしっかりと対決してきた人です。貴重な議席を守ることができて、本当によかったです。

 困ったのは小金井選挙区です。無所属新人の安保れい子さんから応援要請があり、市民自治こがねいで何度か話し合いましたが、結論がでた(だした)のは告示日でした。市民運動の経験もなく、身近な支持者は保守系の人が多い、石原都政への態度が甘いなど不安要素が大きく応援できない、棄権しない選択肢としては考えられる、漢人がメッセージを明確にして選挙ハガキを書く程度は構わないということになりました。
 私が何人かの方に出した選挙ハガキのメッセージは「推薦します!とまでは言えませんが、安保さんの今後の可能性に期待して、ちょっと応援しています。」というものです。
 数回お話をして、実体験に基づく「子育て、福祉」に関しては「弱者切り捨ての石原都政はおかしい」「障害児の普通学級入学は当然の権利」などの考えが明確なことと、「わからないことばかりだけど、これを機会に政治に取り組んでいきたい」という真摯な姿勢に共感することができたからです。
 結果は 西岡真一郎さん(民主党)14,105票  当選
       国崎慎也さん(自民党) 10,794
       岩永 徹さん(共産党)   5,089
       安保鈴子さん(無所属)   4,046
       西橋幹治さん(無所属)  1,251
 小金井市の投票率は40.08%、全体の43.99%を下回りました。
 
 2005.6.21 6月議会が終わりました 

6月議会が本日終わりました。

残念なのは
これまでの2年間否決し続けてきた
住民基本台帳カードの手数料条例と
南口再開発事業に関連した「地区計画」に関する条例が
ついに可決してしまったことです。
再開発を前提とした公会堂廃止条例も可決してしまいました。

一方、うれしいのは
ずっと私が取り上げてきた住民基本台帳の閲覧制限について、
7日の一般質問で市長から「条例をつくって閲覧制限をする」という答弁があり、今日は「住民基本台帳法改正を求める意見書」を全議員の賛成で可決し、総務大臣と衆議院議長に送付することになったことです。


今日は一般会計補正予算への反対討論をしました。結果は残念ながら可決です。

 賛成…自民クラブ、公明党、民主党、改革連合
 反対…みどりの風、共産党

私はみどりの風を代表して反対討論をしました。
ちょっと長いですが、反対討論の原稿をアップします。
特に反対の理由の二つ目の「小学校3校に1人、民間警備員による巡回」については とても大事な問題だと思います。
いかがでしょうか?

***********************************

議案第34号 一般会計補正予算に対する反対討論をみどりの風を代表して行いま す。

 今回の補正予算については街路灯安定器のPCB調査・取り替えや東小金井駅開設 記念会館の開設に伴う経費など、歓迎する予算も含まれています。
 しかし、私たちは「住民基本台帳カードの発行手数料収入の計上」と「小学校への 警備員配置のあり方」の見直しを求めて反対します。

 まず、住基カードについては、その前提となる住民基本台帳ネットワークシステム の見直しを求める立場から、発行自体に反対するものです。2年前、総務省の示すま まに3000枚のカードを購入した小金井市ですが、手数料が無料であったにもかか わらず、いまだに1200枚しか発行されていません。また、その半数近くは60歳 以上の高齢者で、身分証明証としての取得が多いことが想定されます。住基ネットそ のものが住民が必要としている制度ではないということはますます明らかになってい ます。
 一方で、この間も様々な個人情報の漏洩事件が相次ぎ、本日もアメリカ大手クレジッ トカード会社の情報流出により、日本国内でも14万人分の個人情報の流出の恐れが あるとの報道がされています。住基ネットというコンピューターを過信した巨大な情 報の一元管理の恐ろしさは一層大きくなっています。
また、5月30日には金沢地裁が住基ネットによるプライバシー侵害の深刻さを指摘 し、本人の同意がない場合の接続はプライバシー保護を保障した憲法13条に違反する との違憲判断を示しました。
 地方分権の中で、住民の個人情報・人権を守るという観点からの、住基ネットに対す る市長の判断をあらためて求めます。

 次に、小学校への警備員配置についての見解を述べます。
防弾チョッキやヘルメットで身を固めた民間会社の警備員が不審者を探して学校の内 外や市内を巡回する状態が子どもたちにとって好ましい環境でしょうか。安易な警備 強化は過剰な監視型の安全管理を助長する危険があり、受け入れることはできませ ん。
 26市の警備員等の配置状況の資料が示されましたが、警備会社への委託という選択を している市は他に一市しかありません。シルバー人材センターからの派遣など有償ボ ランティア的な配置をしている市が多く、教育的な配慮も含め、地域住民による見守 りの延長的な対応を選択しているものと思われます。制服による抑止効果に期待する とのことですが、むしろ逆手に取った犯罪をも誘発しかねません。予算的にも他市か ら突出した民間警備会社への委託を選択されたことについては大きな疑問です。  そもそも、この事業の目的とされているのは「児童の安全確保と安全な学習の場の確 保を行い、教育活動の円滑な運営を実現する」ことです。
 この間の寝屋川市や池田小学校の事件などを受けて、何らかの対策を求める声が保護 者の間に高まっていることは確かであり、そのような思いに応えるために予算措置さ れた姿勢は評価します。
   しかし、社会的注目度は高くても、不審者の乱入によるような事件は、むしろ氷山の 一角でしかありません。子どもたちが安全に過ごすべき学校におけるさまざまな事故 ・学校災害は増え続け、小さな怪我は除いても年間200万件にものぼっていること が「学校災害共済給付」の件数に示されています。この事実に冷静に対応することが 必要です。
 一時的な対症療法的な「防犯」に限定した対応ではなく、学校災害全体を問題とし、 広範な「学校安全」に対応する安全指針の策定や、各校への安全職員などの専門的な 人員配置、地域とのネットワークなどの総合的な対応の検討・実行が緊急に求められ ています。
 今回の措置は試行的な実行だと説明されましたが、根本的な見直しが必要です。

 以上、大きく二つの理由により、みどりの風は一般会計補正予算に反対します。
 
 2005.6.7 住民基本台帳の閲覧制限の条例“制定”の答弁! 

本日午後、一般質問をしました。
個人情報保護のテーマで 「国勢調査」と「住民基本台帳の閲覧」について。

★★★
住民基本台帳の大量閲覧を制限すべきという質問は今回が4回目です(3回じゃありませんでした)。
今回「NO」答弁だったら制限する条例を議員提案をしようと
会派(みどりの風)での了解を得て
昨日、制限すべきとの方針を出している公明党、民主党に申し入れたところ
急遽与党会議が持たれ、市長に条例制定を要請したそうです。

この経過は私にも担当課長にも事前に知らされていなかったので
予想外の市長の答弁には私だけじゃなく、課長も驚ろいたようです。

昨年の閲覧状況の調査では
「パソコンに関するアンケート調査」「印鑑販売のDM」の目的で
高額商品を売り付けるアポイントセールス業者名がありました。
小金井でも、個人情報が悪用されていたようです。

条例の制定時期の明言はありませんでしたが、
9月議会になると思います。
   
★★★
この秋の国勢調査にむけての質問では
個人情報保護とトラブル防止のために
調査票の「全世帯封入提出」を求めましたが、
指導員の仕事が大変になるからできない、
との残念な答弁でした。

「全世帯封入提出」は横浜市がHPでも公表している方式です。

国勢調査のあり方の見直しについては12月議会で質問します。
 
 2005.6.1 議会日程&わたしの一般質問 

   5/30の議会運営委員会で第2回定例会(6月議会)の日程が次のように決まりました。

2(木)3(金) 本会議
6(月)〜9(木) 一般質問
13(月) 厚生文教委員会
14(火) 建設環境委員会
15(水) 総務企画委員会
16(木) 予算特別委員会
21(金) 本会議


今回の私の一般質問は「個人情報保護」特集。
6/7(火)午後3:30頃からの予定です。

1.国勢調査の実施はもう困難ではないか

 秋に5年に一度の国勢調査がありますが、個人情報が犯罪に悪用されるなど個人情報保護の必要性は高まっています。
 今回は調査票と一緒に整理用の封筒が配られますが、個人情報保護とトラブル防止のために全世帯封入提出を提案します。また、調査員研修の強化や苦情窓口設置も求めます。市の職員の仕事も増えるので、通常業務への支障も心配です。
 国勢調査そのものが、すでに社会実態に合っていないため実施困難です。国に根本的見直しを求めるべきです。

2. 住民基本台帳の大量閲覧を制限しよう

 自治体が犯罪者に情報提供し、業者に市民のプライバシーを売ることになる困った制度です。
 やっと原則非公開に向けた国の検討が始まりましたが、自治体の判断で先取りして制限し住民を守っているまちが急増しています。小金井でも類似の選挙人名簿はすでに原則非公開です。
 再度、市長の決断と早急な取り組みを求めます。
 今回で3度目の質問です。
 
 2005.5.26 6月議会の議案が配られました 

   6月2日開会の第2回定例会の議案が今日配られました。

主な内容は・・・
情報公開条例と個人情報保護条例の運用状況報告
一般会計補正予算
  住基カード手数料収入
  福祉会館のエアコン改修
  街路灯安定器のPCB調査と取り替え
  武蔵小金井駅北口の駐輪場増設
  小学校3校に1人の警備員配置
  教育委員の任命への同意
住基カードの手数料を新設  改選前は否決でしたが…
公会堂を廃止する条例
  期日は市長にお任せになっています。
  市民交流センターも再開発も実質的には進んでいないのに…
東小金井展示場を廃止する条例
  こちらは↓とセットですから納得です。
東小金井駅開設記念会館条例

 一般質問の通告期限は30日(月)です。
今回は、住民基本台帳の大量閲覧の抑制と、国勢調査について準備しています。
 
 2005.5.16 土地開発公社評議員報酬の受け取りを拒否  

   今日、土地開発公社の評議員会がありました。
 土地開発公社は、市が将来必要になりそうな土地などを先行買収するための組織で、事務局、役員は市の職員、責任者の理事長は助役です。
 評議員は16名で全員市議会議員。議会内の委員会などの人事を決めるときに他の審議会委員などと一緒に調整して誰がなるのか決めています。
 私は、この評議員の報酬は議員には支払われるべきではないと考えていますので、理事長に廃止の申し入れをして受け取りを拒否しました。
 (他の審議会委員の報酬の廃止等についても市長に申し入れました)

 また今日の評議員会では、市民参加条例の施行を受けて、公社としても対応を検討するべきと指摘しました。例えば評議員会は公開ですが、広報されていませんから、ほとんど傍聴者はいませんし、会議録のインターネット公開などの準備もされていません。理事長からは検討するとの答弁がありました。
 

…………………………………………

2005年5月16日
小金井市土地開発公社理事長
   大久保 伸親  様

小金井市議会議員
小金井市土地開発公社評議員
漢人 明子


土地開発公社評議員と市議会議員の兼務報酬の廃止を求める申入書


 市議会議員が就任する土地開発公社評議員への兼務報酬の廃止、および評議員のあり方の見直しを求めます。
 あわせて兼務報酬もしくは市議会議員の評議員への選任の廃止までの間、評議員報酬の受け取りを拒否します。

 議会内の調整によって委員となる土地開発公社を含む審議会等の委員の仕事は議員活動の一部であり、議員報酬の他にさらに報酬を支給するべきではありません。審議会委員等、非常勤特別職の報酬は、地方自治法上支払わなければならないと定められていますが、別に条例で定めることにより支払わないことができ、すでに条例化している自治体も多数あります。
また、この間、議会による「市民参加による行政運営を図るため、審議会等のあり方の改善と、市民参加のための場の設置を求める陳情書」の趣旨採択や、市民参加条例の施行に伴ういくつかの審議会等での検討の結果、市議会議員が委員に就任する委員会数と就任する場合の委員数の減が進んできました。首長の政策策定や遂行の場である審議会等に、対立機関である市議会の議員が委員として参加することは、双方の責任や果たすべき役割をあいまいにするものです。そのような観点から改善に取り組む自治体も増えています。
 土地開発公社については、他の審議会等とは性格を異にする面もありますが、市民参加や議会との関係のあり方の観点からの見直しは必要です。
 
 土地開発公社の責任者であり報酬の支払い権者である理事長の、前向きな検討と適切な対応を求めます。
 
 2005.4.29 選挙レポートをアップしました 

   3/27の市議選から1か月が過ぎました。反省会やごくろうさま会、新しい議会での会派の結成や臨時議会などもあり、アッという間のようでもあり、ずいぶん前のことのようでもあります。
 この1週間は臨時議会の報告を、朝の駅頭で行いました。市議会レポートは、初めて受け取ってくださる(と思われる)方もいらしたようで、たくさん配布することができました。

 選挙期間中の写真や、開票結果の前回までとの比較などをアップしました。左の新着記事からご覧ください。
 また、市民自治こがねいでは選挙特集の「散歩だより」を連休明けに発行しようと準備中です。ご希望の方にはお届けしますので、ご連絡ください。
 
 2005.4.22 環境破壊の大型開発に頼らない まちづくりを!
〜2005年度予算可決を受けて〜 .

   4/19の新しい議会の人事を決めるための臨時議会に、今年度予算も提案され可決しました。市議選前の2月議会で否決、5月末までの暫定予算になっていたものです。再開発事業を進める2月提案と全く同じ内容でした。

 市長や与党を名のる議員のみなさんは、武蔵小金井駅南口再開発を進めようという議員が過半数となり「民意が定まった」と繰り返していますが、そう単純ではありません。計画地域内にビルを建てて反対している権利者の方はさらに態度を硬化させているようで予算が通っても事業は進みませんし、国の財政危機や地球環境の悪化がますます深刻だという事実も変えようがありません。

 選挙を通してあらためて感じたのは「再開発」の全体像や問題点が、いかに市民に伝わっていないかということです。見直さざるをえなくなる時期は必ず来ます。私たちの描く街のイメージとともに、さらに情報発信を続けます。
 
 2005.4.15 新しい議会の人事が内定しました  

13(水)14(木)の議員連絡会議で人事が内定しました。
19(火)臨時議会で正式に決定する予定です。

私は引き続き厚生文教委員・議会運営委員の予定です。
(◎委員長 ○副委員長 敬称略)
                   
議   長   鈴木(今回も女性議長!)
副 議 長   板倉
監査委員  中根
総務企画委員
  ◎青木 ○高木 渡辺 中根 鈴木 宮崎 板倉 篠原
厚生文教委員
  ◎伊藤 ○漢人 遠藤 紀 野見山 小川 森戸 水上
建設環境委員
  ◎斉藤 ○関根 村山 露口 宮下 和田 五十嵐 小山
議会運営委員
  ◎五十嵐 ○露口 漢人 遠藤 和田 小川 森戸 青木
 
 
 2005.4.13 会派名は「みどりの風」 

 議員連絡会の1日目で決まったのは、議長を公明党、副議長を共産党、監査委員を自民党から出すということだけです。「だれ」がなるのかは明日の朝発表されます。

 私たちの会派名は「みどりの風」と決めました。また、結成の申し合わせを次のように確認しました。

************************************************

「みどりの風」会派結成の申し合わせ

 今回の市議会選挙の結果、与党の多数という市議会構成となりました。これまで着実に進めてきた開かれた議会へ向けての改革が停滞し、一人一人の議員が尊重される議会運営のあり方が後退することが危惧されます。様々な事業が、議会のチェック機能が充分に働かない中で強行されていくことも予想されます。一方で、武蔵小金井駅南口再開発は重大な局面を迎えます。こうした状況に際し、議会運営でこれまで築かれてきた民主的運営をさらに発展させ、行政への監視と市民の立場に立った政策提言という市議会本来の機能を強化するために、会派「みどりの風」を結成します。
 もとより、構成員それぞれは所属政党もあれば、無所属もあり、当然、それぞれが独自に培ってきた考えや意見の相違はあります。私たちはお互いに自立性や自主性を尊重し、それぞれの個性の輝きを保ちながら、調和をはかり、市民のために力を合わせていきます。私たちは従来の発想の枠にとらわれない新しい発想による会派のあり方を追求します。

◇ 基本姿勢 ◇

 私たちは市民参加と情報公開による市民本位の市政の実現のために市民にわかりやすく開かれた議会をめざし、地方分権時代にふさわしい意思決定機関、チェック機関としての議会の活性化を進めます。
 私たちは協力、協働して目的達成のために行動します。
 私たちは自らの行動・発言の責任を自らで負う自立した議員として活動し、それぞれの政治的立場や見解の違いを尊重します。

◇ 基本政策 ◇

・武蔵小金井駅南口再開発事業の現計画には反対し、新たなまちづくり計画を市民参加でつくります。
・行財政改革における情報公開と市民参加をすすめます。
・ごみ問題は「脱焼却・脱埋め立て」をめざすことを基本として対応します。
・人権にかかわる政策を前進させます。

◇ 議案や案件への対応について ◇

1.事案に対する認識が共有できるように議論を重ねます。なお最終的に賛否の態度が分かれる場合は、それを尊重します。
2.討論などの意見表明は議員固有の権利として認めあい、その上で調整に努めます。 
 
 2005.4.11 5人会派をつくりました! 

選挙後の急ぎの片づけを済ませて、ちょっとゆっくりていたら、アッという間に初顔合わせの日になってしまいました。

今日は新しい議員が全員そろって自己紹介した後、会派結成届けを出し、議席(本会議場で座る場所)や会派控室を決めました。

私の議席は今回も8番、初当選以来ずっと同じ一番前の窓際です。 控室もこれまでと同じ4階の東端、本会議場の前です。

そして、そして、今回は、私としては初めて複数議員との「会派」を組むことにしました。
これまでは一人一人の議員が責任を持って市民や行政と向き合うべきだと考えて「ひとり会派」を選択してきました。ところが今回の選挙をうけた構成では「民主的な運営」さえもままならないのではないかと危惧されることから、その防衛的な意味と、少数となった反市長的な立場での協力・協働を進めようという二つの理由で、この際、従来の枠に囚われない新しい発想での会派をつくることにしたものです。
詳しくはあらためてご報告します。


全体としては今回は次の6会派となりました。

(◎幹事長 ○副幹事長 敬称略)

◆市民派クラブ 5名 …仮称です。正式名称は明日決めます。
  ◎野見山修吉 ○漢人明子 小山美香 青木ひかる 渡辺大三

◆自由民主クラブ 5名
  ◎露口哲治 ○高木真人 伊藤隆文 中根三枝 遠藤百合子

◆小金井市議会公明党 4名
  ◎鈴木洋子 ○和田茂雄 紀 由紀子 宮下 誠

◆民主党小金井市議団 4名
  ◎小川和彦 ○斎藤康夫 宮崎晴光 村山秀貴

◆日本共産党小金井市議団 4名
  ◎森戸洋子 ○関根優司 板倉真也 水上洋志

◆改革連合 2名
  ◎篠原ひろし ○五十嵐京子


今週は13(水)〜15(金)と議会人事を決める議員連絡会議です。 
 
 2005.3.28 当選しました! 

1531票、11位で当選することができました!

全体としては、自民党、公明党、民主党など市長派が過半数となり、とても厳しい議会構成になります。
市民と議会の連携が、一層必要です。

ほんとうにたくさんの方のご支持やご支援でいただいた議席の重さをかみしめています。

この選挙のご報告や、これからの4年間に向けてのご相談などの場を持ちたいと思っています。
日程など決まりましたらお知らせしますので、ぜひご参加ください。


開票結果は小金井市のホームページでご覧いただけます。


*公職選挙法で「当選御礼」は禁止されていますので、ご報告とさせていただきます。 
 
 2005.3.19 明日から市議選! 

明日から小金井市議会議員選挙が始まりますので、ホームページの更新はしばらくお休みします。

今日は2月議会の学校給食をめぐる陳情書などへの討論と、この市議選に向けての政策をアップしました。
年4回の定例議会の前後に発行してきた市議会レポートや、市民自治こがねい発行の「散歩だより」のバックナンバーは、小金井市政と私(たち)の活動の足跡でもあります。

ぜひご覧ください。


なお、明日、薬害エイズ被害者の川田龍平さんが
応援に来てくれます。
武蔵小金井駅前に午後1:30〜2:30です。
ぜひ、お集まりください。 
 
 2005.3.13 応援メッセージ 

 20告示27日投票の市議選に向けて街の中がにぎやかになってきました。
 私の推薦人になっていただいている方と応援メッセージをご紹介します。

川田龍平さん(薬害エイズ被害者)
 漢人さんは、市民にとって理想の議員です。

船瀬俊介さん(環境問題評論家)
 右も左も真っ暗闇です。第3の地球市民の道をめざしましょう!
IT革命からGT革命−緑の技術革命−へ

内田雅敏さん(弁護士)
 法の支配も破壊され、立憲主義の危機です。是非ともがんばって下さい。

山田 真さん(小児科医)
 わたしたち大人は、子どもたちが希望を持って生きていけるような平和な社会を用意する責務を負っています。漢人さんはそのための力になる人だと思います。応援します。

福士敬子さん(都議会議員)
 議員の仕事で、議会内を改革したり、議案を真摯に調べたりしていると、そのため に大変多くの時間が取られます。夜中に資料を読んだり原稿を書いても、日中も職員 への確認・調査に追われます。こうして本気で仕事をしていると、皆さんや仲間とも お会いする時間が削られ、皆さんと疎遠になり距離が開くというジレンマに陥りま す。そして、選挙がやってきます。
 しかし、議員になるというのはおかしなもので、ふだん質問もせず、大会派のワン ・オブ・ゼムで、土日はゴルフ、夕方になると飲み屋でちょっと、という人の方が、 選挙時には有利というのも、不思議な現実です。
 政治には正しい判断力が問われます。正しい判断で政治が行われていれば、今のよ うに精神的・経済的にも窮屈な世の中にはならなかったはずです。そして、利権のな い、市民の望むまちづくりが行われていたはずです。
 漢人さんをよくご存知の皆さんは、ぜひ漢人さんの正しい判断力、真面目な仕事振 りを周囲に伝えて頂いて、真っ当な議員が議会に入るのだということを証明してあげ て下さい。
 すべての皆さまのご健闘で、良い結果となりますよう、お祈りしております。

中島通子さん(弁護士)

甘利てる代さん(ルポライター)

田島征三さん(画家・絵本作家)
 *今回、田島さんには市議会レポート「環境」特集号とポスターへの多大なご協力をいただいています。
 
 2005.3.5 任期最後の議会が終わりました。  メールニュースより 

 間近に迫った選挙を意識した対応も目立ち、ちょっと残念な場面も多々ありました が、とにかく任期最後の議会が終わりました。
 小金井市議選は3/27。
 3/13には午後2時から選挙事務所開きをします。
 ぜひ、ご参加を!


■ 1 ■ 2005年度予算否決 →小学校耐震工事費を含む暫定予算可決■□■

 2005年度一般会計予算案は3/2の最終本会議で可否同数のため議長裁決で否 決となりました。一本化できなかったために、私たち7会派の修正案も共産党の組み 替え動議もすべて否決です。共産党は選挙に向けて独自性を選んだそうです。

 これを受けて召集された昨日3/4の臨時議会で4〜5月分の暫定予算が提案され ました。今回の暫定予算は小学校の耐震工事費を含んでいました。
 耐震工事の国の補助金の申請期限は4月早々にあり、その時点で予算が可決してい なければなりません。昨年は市長が暫定予算の原則にこだわって政策的経費だからと 予算化しなかったために1年延伸していたものです。
 暫定予算案は全員賛成で可決しました。

 2005年度予算は5月に新構成の議会が決めることになります。


■ 2 ■ 環境基金条例に修正案提出 ■□■□■□■□■□■

 家庭ごみの有料化による収入の一部を充てる環境基金条例が提案されました。
 有料化収入の使い道を明確にしてほしいという市民やごみ審議会からの意見を受け ての提案です。ところが条例案では基金の処分が@ごみ処理施設の建設A新たなごみ 減量施策B環境保全事業の3つで、これでは処分対象が広すぎて、一般会計で充てる べきものとの境界が不明瞭で、基金の性格があいまいになってしまいます。
 ごみ減量を主な目的で行う有料化ですから、その収入はごみの減量施策に充てるべ きと、生活者ネットと市民の党と私で修正案を提案しましたが、賛成少数で否決と なってしまいました。


■ 3 ■ 学校給食の民間委託は? ■□■□■□■□■□■

 学校給食の民間委託を進める陳情が賛成多数で採択になってしまいました。
 民間委託で人件費を削れば、給食に関してさまざまな改善ができるという趣旨のも のでしたが、まだどんな改善計画も示されていません。市の計画は、学校給食の果た す役割や可能性の検討も不十分なまま職員を減らすことのみを目的とした民間委託で す。本会議では賛成12反対11の1票差でした。


■ 4 ■ 学校行事での「日の丸・君が代」に関する意見書 ■

 卒業式シーズンを前に「日の丸・君が代」の強制に反対する意見書を提案、可決さ せることができました。
 今回可決した主な意見書は次のとおりです。
○学校行事での「日の丸・君が代」に関する意見書
 (賛成12、反対10、退席1)
○言論の自由を迫害する議会報告ビラ配布に対する逮捕・弾圧に強く抗議する意見書
 (賛成16、反対5、退席2)
○NHK番組の政府・与党の介入の真相解明を求める意見書
 (賛成13、反対4、退席6)

○東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合に情報公開条例の制定を求める意見書
 (賛成12反対11)
 *青梅市民から三多摩各市に提出されていた陳情の採択によるもの。
   東久留米市についで2市目です。
 
 
 2005.2.26 ・2005年度予算に「開発予算削除の組み替え動議」を提出
        ・住民基本台帳 小金井でも悪徳業者が大量閲覧!
     メールニュースより 

■「開発予算削除の組み替え動議」を提出

 3月に市議選があるために1か月繰り上げての第1回定例議会も大詰めです。
 24日の予算特別委員会最終日に、2005年度予算案に対して6会派(9人)で 「組み替え動議」を出しました。
 内容は@武蔵小金井駅南口再開発事業の負担金等を削除し、再検討するための「まち づくり協議会」を設置、A東小金井駅北口区画整理事業の拙速な区画整理審議会経費 等を削除するものです。
 共産党(3人)からも、さまざまな支出増などを含む組み替え動議が出されました。
 共産党には「7会派共同提案」と呼びかけたのですが断られた経過があります。
 本会議ではぜひ一本化した「修正案」にまとめて可決させたいと思っています。


■ 住民基本台帳 小金井でも悪徳商法業者が大量閲覧?!

 NPO法人の情報公開クリアリングハウスが大量閲覧実態調査を行い、その概要を発表しました。
 このなかで、東京都が昨年11月に若者を狙った悪徳商法で行政処分をした会社が、 この閲覧制度で得た個人情報を悪用していたことがわかりました。 *詳しくは こちらをご覧ください。
 この調査には、わたしも協力して小金井のデータを調査・提供したのしたのですが、 なんと!この悪徳商法の関連業者が小金井でも頻繁に閲覧し個人情報を入手していた こともわかりました。

 この閲覧制度による個人情報の流出・悪用への対策は12月議会でもこの予算委員会 でも求めましたが、市は「三多摩の他の自治体の対策の様子を見てから判断」という 消極的な姿勢でした。
 この調査結果を受けて、予算委員会最終日に再度指摘したところ、「早急に対応した い」とちょっと進んだ答弁に変わりました。
 小金井市民の個人情報を守るのは小金井市です。ホントに早急な対応が必要です。
 
 2005.2.13 市長の「100年の街づくり」のまやかし 

  昨年に続く2回目の日曜議会で、20人が一般質問を行い、70人の方に傍聴に来ていただきました。

 わたしは「小金井100年の街づくり」とはなにかと、武蔵小金井駅南口再開発事業を「小金井100年の街づくり」とうたって進めようとしている稲葉市長の考えを問いました。
 市長は100年先はあえて考えないで、聞こえのよいスローガンとして使っているだけだということがよく分かりました。

 まず、前もって100年先の小金井を予測するために参考としたデータの提出を求めましたが、一切ないということでした。

 そして、国連や国立機関による100年間の予測(世界人口は1.5倍、日本は半減、小金井は6〜7割に。地球温暖化の影響により真夏日が倍増。化石燃料の使用限界は30〜40年など)を示して「世界の人口バランスが変わり、食糧事情やエネルギー供給のあり方も大きく変わる。産業革命以降の200年、特に日本では高度経済成長・バブルと続いたこの50〜60年の化石燃料の消費を前提とした経済成長の時代はもう終わり、これからは新しい100年になる。市長の考えは?」と質問したのですが、答弁は「100年先より10年後、30年後の小金井を考えている」そしていつもの「環境に配慮した再開発をします」の繰り返しでした。

 日曜議会に先立って行った一般質問では、地球温暖化防止計画の策定時期のめども立っていないということがわかりました。三多摩26市中17市が策定済、来年度までに4市が策定予定というのに…。
 京都議定書がやっと発効しようといういま、「施政方針」から地球環境−温暖化問題への言及をはずし、超高層ビル街の再開発を「100年の街づくり」とうたう稲葉市長の見識、政治姿勢がはっきりしてきたともいえます。
 
 2005.2.5 2月議会が始まりました  メールニュースより 

  3/27(日)に市議会議員選挙があるために、一カ月繰り上げた第1回定例議会が2/3から始まっています。大事な来年度予算の審議もあり、日曜議会も開きます。
 いまの議会構成での最後の議会です。ご注目ください!
 
<一般質問> 今回は日曜議会と2回に分けて行います。

■その@ 2/10(木)11:20頃から■□■

1.地球温暖化防止計画について
@ 環境施策の緊急性に対応するため、人員増など環境政策課の強化を
A 自然エネルギーの導入をすすめよう
  1)公共施設への設置。特に新設、改修に際しては何らかの設備を導入し、市民への啓発を図るべきではないか
  2)市民への補助制度の創設を
B 廃食油の回収によるバイオディーゼル燃料の導入を検討しないか

2.市民参加条例の施行から10か月
@ 成果と課題について
A 市民参加推進会議の委員構成について


■そのA 2/13(日)16:40〜17:00■□■

「小金井100年の街づくり」とはなにか
@ 武蔵小金井駅南口再開発事業を「小金井100年の街づくり」とうたって進めようとしているが、100年後の小金井をどう予測しているのか。
  1)人口
  2)行政単位
  3)気候
  4)エネルギー
  5)世界情勢
A 低層低エネルギーの環境共生時代のモデルとなるような街こそが、100年後の人々に歓迎されるのであり、まちの象徴となる駅前に税金を投入して進める事業としてふさわしいのではないか。
  
 
 2005.1.25 二枚橋合解散後の「ごみ」は国分寺市と共同処理? メールニュースより

 本日緊急の幹事長会議があり、稲葉市長から、昨年5月に国分寺市に可燃ごみの共同 処理を申し入れていたことが報告されました。
 申し入れ内容は次の通りです。

・二枚橋解散後、国分寺市の焼却場の稼働期限の2016年頃まで、国分寺市の焼却 場で共同処理
・2014年から2016年の間に新焼却場を建設
・新焼却場の建設場所は二枚橋跡地を含め小金井市が確保
・二枚橋跡地問題は、二枚橋衛生組合構成の調布市、府中市と3市で協議

 申し入れにある新焼却場の建設予定の2014年までにちょうど10年あります。 それまでに、どれだけごみ減量が図れるのかが問題です。
 焼却炉の規模を維持するために減量を押さえるようなことがあっては本末転倒です。
 私は徹底的に減量したうえで、さらに他の焼却場での共同処理をお願いし、新たな焼 却場はつくらないことを提案しています。


 ■□■□■ カフェ“ぼちぼち”にどうぞ ■□■□■

今度の日曜日、30日は1日だけのカフェ“ぼちぼち”です。
2:00〜7:00小金井公会堂にいらしてください。

今回は私の学生時代からの友人の吉本有里さんのコンサートもあります。
詳しくは↓をご覧ください。
http://www.ne.jp/asahi/siminjiti/koganei/7.htm

 
 
 2005.1.18 ・再開発「事業認可」されましたが
・子どもの権利条例〜「ライツ・フロム・ザ・ハート」上映会     メールニュースより

■ 再開発「事業認可」されましたが ■□■□■

12日に武蔵小金井駅南口再開発事業の事業認可が国土交通省から降りました。
市長は、これで事業が進むかのように宣伝していますが、残念ながらそう簡単ではありません。
これから地域の権利者の方の財産を算定し、再開発ビルの床に置き換える作業が始まるのですが、これにはいろんな思惑も絡みますし、何年もかかる可能性があります。

事業認可が下りたから…とあきらめず、「いまの計画の撤回」「新たなまちづくりへの見直し」を訴えます。

それに、今回の事業認可は「第1地区」のみです。市長案ではまだ南半分の「第2地区」もあり、こちらにも連雀通り沿い、つまり国分寺崖線のすぐ上に超高層ビルをもう一つ建てようという計画です。こちらもきっぱり撤回させましょう。


■ 子どもの権利条例〜「ライツ・フロム・ザ・ハート」上映会 ■□■□■

小金井市では、いま、子どもの権利条例を策定中です。
市民参加の策定委員会には「権利」という表現に強い抵抗を示している方もいて 先週土曜の委員会でも、そのあたりの攻防がありました。
次回の策定委員会は
2/19(土)18:00〜市役所第2庁舎801会議室です。

子どもの権利条例をテーマにした映画会がありますのでご案内します。

=============================
「ライツ・フロム・ザ・ハート」上映会
=============================
この映画はカナダ国立映画制作庁(NFBC)が世界各地の優れた個人アニメーション作家に製作を依頼した短編アニメーション集です。“話を聞いてもらう権利”“知る権利”“差別をされない権利”など、国連の子どもの権利条約をそれぞれの作品のテーマとしています。
切り紙や人形、水彩画、クレヨンなど様々な手法を使い、セリフがなく、音と映像で観せる個人製作の魅力溢れる映像作品です。ぜひ子どもとともに楽しんでください。

 ◆上映日:1月22日(土)
 ◆場所:小金井市公民館本館4F視聴覚室(福祉会館内)
 ◆時間:第一部1:30〜「ライツ・フロム・ザ・ハート」Part1
      第二部3:00〜「ライツ・フロム・ザ・ハート」Part2
 ◆保育:100円(1/20までに問い合わせ先にお申し込みください)

●こどもの城スタッフ、昼間行雄氏による解説あり
●第二部上映後、小金井のこどもの権利条例策定状況報告とフリートーク
●映画鑑賞は無料です。
●参加の際は資料(300円)をお求めください。

主催:グループ地球儀
協賛:つくろう!子どもの権利条例の会/ONE'S EYES FILM
協力;こどもの城
後援:小金井市教育委員会
問い合わせ:片山(ONE'S EYES FILM)tel/fax : 042-387-7035
e-mail : yousou@bd5.so-net.ne.jp

 
 
 2005.1.10 超高層マンションの影響で浸水しても、受忍?!<  

  9日(日)のTBSテレビの「噂の!東京マガジン」の「噂の現場」コーナーで興味深い特集をしていました。
   http://www.tbs.co.jp/uwasa/20050109/genba.html

 昨年10月の台風の後、築40年のビルで地下2階が水没するほどの謎の浸水事件が起きたのですが、これがすぐ近くに建った超高層(41F)マンションの影響ではないかというものです。マンションの地下2階駐車場工事によって、その一帯の地下水の水位が上がり、そこに大雨が降ったため、の浸水と推測されるのですが、これを実証するのはかなり困難です。
 マンション業者からの回答は 「区が定めた治水対策に則り、雨水流出抑制施設を設置している」 「水流変化については資料的根拠がない」 「仮に根拠があったとしても土地利用に伴い誰しもが受忍すべき事柄」とのこと。
 ひどい話しです。
 このマンション業者は小金井の南口再開発と同じ都市機構(元都市基盤整備公団)です。
 
 2005.1.9 市長の予算流用裁判 最高裁に上告します  

 市長の議会の意思に反する予算流用を問う裁判の東京高裁の判断は「市長の予算流用は違法」としながら「損害賠償は棄却」というものでした。この判決が12/21ですから最高裁への上告期限は1/4でした。年末年始にかかり、原告市議11人それぞれに相談・検討する時間がとれないことから、昨年中にとりあえず上告手続きを行い、場合によっては取り下げることも含めて、あらためて原告会議を持つこととしていましたが、1/7の会議で正式に上告を決定しました。

 最高裁では、まず、この上告の「受理・不受理」を決めます。この決定は早く出るようです。受理すると書面審査に入り、
@高裁の判決が正しいとして上告を棄却する
A高裁での審査に不十分な点があるため、高裁に差し戻す
B最高裁として、さらに審査をするために口頭弁論などの法廷を開く
という3つの可能性があります。Bの場合は高裁判決を覆す場合が多いとのことです。

 上告の理由はあらためてアップしますが、「違法行為」による支出であっても対価物があれば損害賠償は必要ないという高裁判決では、法律違反行為もやり得ということになり住民訴訟もできなくなってしまいます。「議会の意思に反する市長の予算流用は違法」であることは確認されたのですから、今後、全国各地の自治体で同様のことが起きないためにも「違法な支出」は返還(弁償)させるのが当然です。
 
 
 ★ 2004年12月までのレポート